見出し画像

お通し、つきだし問題

先日、地元のお客さん(年配)に「つきだしは出さないのか」って若干不満げに言われました。

注文前に出る軽いおつまみ・料理を、関東では「お通し」関西では「つきだし」と言うそうです。ここでは関西スタイルでいきます。

オープン当初はミックスナッツや簡単な料理を出していたのですが、すぐにやめました。
理由はいくつかあって

①一杯サラッと飲んで帰る人が結構いて、チャージをとるのが申し訳ない。
②まるまる残す人がいる。(もったいない)
③海外の人が来るので、チャージのことを説明するのが面倒くさい。
④私自身、つきだしは必要ない。

→そもそもなにかつまむものが欲しい人はメニューから頼むから、つきだしはなし。それに伴ってチャージも廃止。と決めました。
経営的に考えれば、売り上げが下がりますが、私のお店のスタイルには合わないと思ってやめました。
食べたいものを食べて、飲みたいものを飲む。
それでいいじゃないかって結論です。

結果、特に大きな変化も起きなかったのですが、ある特定の方が来た時だけ言われるようになりました。
それで、その人が来た時だけ出すようにしていたのですが、残すんです。
だから、もったいないから、今回は言われたら出そうと思って、出さないでいたら言われちゃいました。

年配の方は、出てきて当然って方が多くて、若い人は出てこなくても何も言わない(何を考えているか不明)。

お店としてはつきだしを無料で出すことはしないので、出すのであれば必然的にチャージ料がかかります。だから結論は「つきだしは出さない」です。
年配の人からしたら、不自然で不親切かもしれませんが、出すメリットと出さないメリットを考えると、出さないメリットの方が圧倒的にあります。

また特定の人だけ出すことも考えたのですが、それだと話がややこしくなるのでやりません。

気軽に来てほしいので、とりあえずチャージはとりません。
それで文句が出たとしても、その時は笑顔でじゃあ何か出しますねって対応すればいいだけ。
ある一つのクレームのために、全体を犠牲にしてしまうのはよくないので、自分の頭でちゃんと考えて、お店としてどうしたいかを判断する。

それに合わない人が生まれてしまうのはしょうがないので、対応できることはしつつも、無理なことは断ることも大事だなぁと改めて思いました。


読んでいただきありがとうございます。 みなさまからのサポートは子育てに使わせていただきます。