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ゲストハウスを開業するまで vol.12

前回は外壁修繕について書きました。

今回は下屋根の修繕について書きます。

下屋根は正面のちょっと出っ張った部分にありまして、過去の工事が甘かったのか、先端と根元部分が腐っていたり、シロアリの被害にあっていたので全面的に交換することにしました。
ただ、全然知識もないので、地元のお友達で大工仕事もできる人に全面的に協力してもらいやることにしました。

一部を解体するとこんな感じです。一見大丈夫そうなのですが、中は意外とボロボロでした。あとの写真でわかります。

金属の屋根をはがしていきます。黒いのはルーフィング、防水シートです。

ルーフィングをはがしていくと、現れました。
完全に腐っています。

拡大してみるとこんな感じです。

ハロー、シロアリ。見事に食われてます。
屋根の中心部分は写真を見てもらうと大丈夫なのがよくわかると思いますが、端っこの部分はやっぱりダメですね。
水が回ってしまって、腐ってます。

一見するとそこまで傷んでないように見えるのですが。

屋根の先端で一段下がって、茶色くなっているところがあります。
実はここは屋根の下にさらに屋根を延長で造作していて、元の屋根との隙間から雨が入っていたようで傷んでいました。垂木を見ると先端が腐っているのがわかります。
本来であれば、屋根の基礎からやり変えた方がいいのですが、その予算はないので、全体を覆えるように上の屋根を延長する方法を採用しました。
元の垂木を見ると先端が腐っているのがわかります。元の垂木を見ると先端が腐っているのがわかります。
ということで野地板を外して、垂木を延長していきます。

延長部分に野地板を張り直して、基礎の完成。

ルーフィングを貼っていきます。ナナオってかわいい名前。

それで屋根を貼っていきます。今回はコロニアルというのを使います。
使った理由としては①瓦に比べて安い、②施工しやすい

ただ、欠点もありまして、割れやすいんです。
下地がキチッとしていれば乗っても割れることはないのですが、ここの場合は少し歪んでいるので、コロニアル同士に隙間が出来てしまいました。
その浮いているところに体重をかけると割れてしまうので、その点は要注意です。実際、後日3、4枚割れてしまいました。
(しかも割ったのは私ではなく、おそらく業者さんなのですが、割ってないフリをされてしまったので真相は闇の中です。)

鼻隠しで古い屋根を覆っています。


軒先やケラバに水切りなんかも設置して、際から水が入らないようにコーキングもしていきます。

ということで、完成です。

正面から見ると、屋根の右側が少し歪んでいるのがわかります。
これは元の屋根の基礎が歪んでいたのが原因で、後から地元の大工さんに歪まない方法もあると言われたのですが、その辺はDIYの醍醐味ということで、あえての歪みが手作り感があって、いいと思っています。

何年後かに余裕が出来たら、下屋根は丸ごと変えたいと思いますが、当分はこのままでいきます。
実はこの建物で一番傷んでいたのが、外壁とこの下屋根だったので、早々に二つの問題が解決出来たのは精神的に楽になりました。

ということで、今回はここまで。
次回は雨どいの設置について書きます。


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