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甘くなければ火を通せばいいじゃない:洋梨のグラタン

ぶどうが終わりに近付き、洋梨が出回り始めましたね。

大学生の頃、新宿高野の試食イベントでラ・フランスを食べてから洋梨が大好きになりました。和梨とは異なるとろりとした濃厚な甘さと香り、独特な食感に魅了されてしまいました。
1番好きなのはル・レクチエと言う品種ですが、ル・レクチエが出回るのはもう少し先でしょうか?義父宅からお裾分けにもらうのが毎年の楽しみです。

とは言え、ル・レクチエはそんなに頻繁には買えないのでスーパーの店頭に手頃な洋梨を見つけては買ってくるのですが、時々甘さが少なくガシガシした食感のものがあり、そのまま食べてもあまり美味しくありません…

もちろん、まだ食べ頃には早そうだと思い1週間ほど常温で追熟していたのですが感触や香りにあまり変化が無かったので、カットしてみました。
残念ながら甘さも食感も生食にむいていないようだったので加熱して食べることに。

洋梨以外の桃やりんごなどの他の果物でも、追熟しても適度な柔らかさにならない場合ってかりますよね。
そんな時はちょっと一手間かけて美味しいデザートにしてしまいましょう。
今回は洋梨のグラタンをご紹介致します。

では、早速作ってみましょう。

【材料】(3〜4人分)
・洋梨 … 1個
・砂糖 … 大さじ3〜4
[カスタードクリーム]
・卵黄 … 2個
・牛乳 … 200ml
・薄力粉 … 大さじ2
・砂糖 … 大さじ2
・(あれば)バニラエッセンスまたはバニラビーンズ … 少々

【作り方】
1、洋梨は皮をむいて種を除き食べやすい大きさの1cm厚さにカットします。

2、カスタードクリームを作ります。大きめの耐熱容器に卵黄、砂糖を入れて泡立て器でよくすり混ぜます。※写真は耐熱容器ではありません。

3、よく混ぜた卵黄に薄力粉を2回に分けて加え、都度よく混ぜ合わせ、粉気が無くなったら少しずつ牛乳を加えてのばし、バニラエッセンスまたは鞘から取り出したバニラビーンズを加えます。

4、耐熱容器にラップをかけて1分〜1分30秒加熱し、取り出して泡立て器でムラがなくなるまで混ぜ合わせ、ちょうど良いとろみがつくまで加熱→混ぜるを繰り返します。

5、洋梨を1人分ずつ耐熱皿に並べて、レンジで2分加熱し、洋梨のまわりに4のカスタードクリームを流し、砂糖大さじ1を表面に満遍なくふりかけます。

6、表面をバーナーで炙るか、グリルやオーブンで焼き、焦げ目がついたら出来上がりです。

【ポイント】
・オーブンで焼く場合は洋梨をレンジ加熱しなくてもOKです。
・バーナーとグリルの場合は先に加熱しておく方がしっかり火が通ります。
・カスタードクリームはレンジで作るとダマがなく失敗せず作れます。卵黄1個分につき、牛乳100ml、砂糖、薄力粉またはコーンスターチを大さじ1ずつと覚えておくとすぐに作れて便利です。
・他の果物で作る場合も同様に作れます。

果物がちょっと生食に向かないなと思ったら、我慢して食べたり捨てたりせず、一手間加えて美味しく召し上がって下さいね。

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!