三角ss2

アホが作ったイラストメイキング

人にイラストを教えたくて嘆いていたら「メイキングを作れば良いじゃない!」との啓示を受けたので作ってみた。

見せられたもんじゃない
先に謝っておくけれど、あまりにも説明が下手すぎてずっと泣いてる。
「奴は大変なものを盗んでいきました、あなたの時間です」レベルで
時間の無駄に思える…ということでマジで暇で死にそうな人だけ見てね。


下描き

下描きでは、「どんな雰囲気か」「何をイメージさせるイラストにするか」などをそれとなく決め、それに合う構図を練りながらモチーフやら全体の色味をふわっと想像しつつ殴り書きします。

今回は「水中、または無重力を感じるガロ」を一番に置いて
それが使えるシチュエーションをふわっと作る。ふわ~

「拒みきれない(手で全部を隠せない)・目が離せない(瞳の色を強調させる)・愛することができない(薬指を欠けさせる)」
こんな感じの言葉をイラストにしよう!きっとエモくなるさ。
深夜テンションで狂った私はポエミーに極まっていた。

正直に言うと…私にとっては構図決めがイラストで一番の山場なので、このメイキングはこれ以降ほとんどがおまけの雑談扱いになります。なんてこった…今既に雑談だったじゃないか。

この後の工程はもうその山場をいかに見栄えあるものにするかという
言わば”出来上がったケーキにホイップと苺を乗せる作業”のようなものなので「スゲー良い感じの絵が描けるようになりたい」なら、構図決めに力を入れた方が良いと思います。
装飾が可愛いとかかっこいいだけでも十分素敵だけれど、”土台が美味い”ともっと嬉しいよねっていう…

いや、そんなのどうでもいいかもしれない。技術面を見たくてみんなここを見てるもんな…要望があったら書こうかな…

話が逸れたので次に行きます。

線画

わお!なんて薄いんだ…眠さと格闘しつつ書いたの?存在感が死んでいる。そしてこの線画は後にもっと薄くする。

使っているペンは、デフォルトでペンパレット上部に鎮座している親の顔より見た丸ペン。線画は基本ちょっと改造したGペンとデフォルトの丸ペンしか使わないです。宝の持ち腐れか?

個人的に塗り用の線画で重要なことは特にないです。強いて言えば線はむやみに切らないこと。ぶつ切りの線はものによっては相当目立つので…
線画が綺麗だと絵もさぞ見栄えが良くなるんだろうと思いがちだけれど、
塗る技術がないと塗りで線画を殺す私みたいになるから気を付けて。
線が全てじゃないんだ…塗りもちゃんと勉強しよう。
私はアニメ塗りが特に苦手…線から灰へ、灰から土へ。安らかに眠れ

図1について
今回の塗り方(厚塗りっぽい何か)において線画はそんなに綺麗に描けたところで意味はあまりないことを察してもらうために目を描いてみました。
瞳のところとかもはや線がない。塗りでどうとでもなるってことがよくわかる。

あっ線は重要じゃないと言っているけれど今回の塗り方だけの話です。
アニメ塗りや単色塗り、トーンで塗る時は線画ありきだし、一本線の伸びやかな線というのはあって困ることはない、良い武器になるでしょう。何より描いていて気持ちが良い…
それにテイストによって180度意見が変わるから一概にこれ!という正解はないです。この塗り方に関しては特に綺麗である必要はないですがね!!ヘヘ

図2について
筆圧が死んでるみたいな線を描きがちな人はそれでも全然良いと思う。何塗りでも大体栄える。塗りで9割補える。でも単色塗りだけはテイストによって物足りない仕上がりになるかもしれない。
カートゥーン調とかは特に。あれは線が8割の世界だ…

漫画とかは線画が主役なので「モノクロだと物足りない感じになる」「描き込んでも見栄えがしなくて泣いてる」などでお困りの方は線の強弱をつけることで少し強い漫画が出来ると思う。
線が交差する箇所も良いし、外側の線だけ濃くすると人物のシルエットが前に出てきて迫力が増す。あぁシルエットの話もいつかしたい。
手前に来るもの(今回は腕ですね)の線は濃く、後ろの方に置くもの(後ろ毛など)は薄めに描くとメリハリがつきます。

ちなみにデッサン力があるとあらゆる問題が画力によって補われ、線ではないところでメリハリも付けられるので爆速で全てが解決する。現実は残酷だ。もう寝よう

下地

下地です。やったぜ。長い道のりを経て漸くクリスタの機能を紹介できる。
まぁこの機能は知ってる人も多いと思うけど一応。
バケツ塗りでバーっと塗ると線画の下が塗れてなくて気になる…でもペンで外側を囲んでからバケツをするのも時間がかかってしんどい…って人向け。

メニューの”選択範囲”→”クイックマスク”を選択すると
レイヤーパレットにピンクのアイコンが可愛いクイックマスクレイヤーたんが爆誕する。
このレイヤーを選択した状態では、ペンを使おうがバケツを使おうが何色で塗っても画面のような紅色で塗ったところが選択されている状態になる。
簡単に言うとあらゆる描写ツールが選択ペンになるって感じ…?詳しくはリンク先で見て学んでほしい。知らないと損だ

これで塗りたい所”以外”を選択する。
バケツでバーっと塗って、細かい所はペンで。何色でも良いけれど透明色は消しゴムと同じ判定を喰らうから気を付けて。

下地以外の所を全部塗ったらクイックマスクをもう一度押して解除する。
すると塗った所が全て選択されている状態になるので

選択範囲を反転

下地レイヤーを作ってバケツでドン

勝った!!下地部完ッッ!!!

ちなみに何で下地なんて作るの?パーツごとにレイヤーを別けて塗れば必要ないのでは?と思う人もいるかもしれないのでそれも説明しておこう。
下地は作るよ~って人は【線画の色変更】のところまでスクロールしてね。

ではこちらをご覧ください。綺麗に塗っていますね。はみだしもない、塗るのはさぞ大変だっただろうね…よしよし偉いぞ。
では本来の姿を見てみましょう。

新種のウミウシかな?
とても汚い
何を考えてその某ヒーロー学校のエロポンデリング君みたいな髪型に塗ってしまったのか。というか私も今初めてこうなってるのを見ました…汚いな?

このウミウシを綺麗にまとめるのが下地の仕事です。
外側のはみ出しを気にしなくて良い便利な機能。
髪の毛とかエグそうでしょ?バケツで判定逃れした毛先をブラシでチマチマ…というのがなくなる、とっても頼りになる相棒だね。嬉しい…

具体的にどうやるのか?
クリスタにはなんと”クリッピング”という機能があるんです。凄い!
クリッピングとはなんぞや?という方向けに良さげなリンクを張っておいたので、みんなクリッピングしまくってレイヤーを赤い糸で紐づけまくろう。

でもクリッピングしすぎてレイヤーパレットの見た目がごちゃごちゃ…レイヤーパレットを永遠にスクロールしたくない時。
私がやっているのは”フォルダーを下地にクリッピングする方法”です。
多分やってる人多いと思うけどまた説明します。

まだ下地解説なのに2500字。バカなのだろうか

フォルダーを下地にクリッピング

ここに塗りやすそうなクレイ・フォーサイトがいますね。
他のにょた、耳、浴衣フォルダなどは全く関係ないラクガキなので気にしないで。

下地を作りました。さっきやったね

下地レイヤーの上に色分け用のフォルダーを作成
上の落とし穴みたいなアイコンが”クリッピング”です。
これを押すと選択しているレイヤーまたはフォルダーの左端に赤い線が出ます。Twitterのリプみたいだね は?

これは「下地に対して塗りフォルダーがクリッピングしてるよ」という状態です。つまりこのフォルダーの中では、なんのレイヤーを作ろうが絶対下地レイヤーで塗った所以外は塗れません。塗れないというか隠されてるって感じですね。クリッピングを外せば普通にはみ出ています

フォルダー内に好きなだけレイヤーを増やしてください
肌色・肌の影・髪・服・全体の影・ハイライト・装飾・装飾2…
外側のはみ出しに関しては一切気を使うことなくバンバン塗りましょう

塗った…
色を塗り終わって初めて自分の配色センスが死んでいたことを知るのってしんどいよね。この解説の説得力も同時に死んだので失うものはもうないです。

クリッピングを外すとこんな感じ

このやり方が良いのはフォルダー内でさらにクリッピングができるので
服の一部に装飾を施したいとか、影だけに三角を散りばめたい時にとても便利なんですね。あぁ解説が進むほどセンスが死んでいく。

ところでこれ全然初心者向けの解説じゃないけど良いんだろうか?良いよね
メイキングなんてそんなもんだ

線画の色変更

やったー!!塗りだ塗りだ塗りだ~~~~~!
と、その前に線画編で言っていた線画を薄くする作業です。早く塗ってくれ

右の黒いやつが線画編で見せた線です。
左が線画をグレーにして通常レイヤーから乗算レイヤーに変えたもの。
悲しくなるほど薄い 意味あるの? あります。

塗りにおいて何がしんどいのか。それは線画が浮くことです。
淡い色でまとめたいのに線画の主張が強すぎるなんてことがあると、
綺麗に描いた線が浮きに浮いて死ぬだけでなく、同時に霊圧がかき消される塗りも死にます。悲しいですね、わかります。一緒に解決しましょう

主線の色を塗りに馴染ませるには色トレスが一番良いです。
今回は色トレスの簡易版みたいなものですね。
主線の色をグレーに置き換えて乗算レイヤーにすると、グレーに下の色が重なる形になります。瞳以外は彩度が低めなので主線も色は入れません。

主線の色を置き換えるのってどうやるの?良いでしょう教えます

まず最初の黒い線画

上にある🔓▩マークの「透明ピクセルをロック」というアイコンをクリックすると、このレイヤーで描画されていない所が触れなくなります。
つまり、描画されている所は触り放題なので、好きに色を変えられる状態になりました。やっほい

ロックしたら塗りつぶしで良い感じのグレーを置きましょう。
好きな色でも全然良いですよ!私は青系が凄く好きです

線画編では瞳の主線に色がついていますが、これは塗り終わってから線の色を変えたので最初は全部グレーです。

アップするとわかるけど目の中砕けてるね。何でこうしたのかというと、私は瞳に入るバチっとしたハイライトを自然に入れることが苦手なので、基本的にそれの代わりになる表現を使うってだけです。
今回のテイスト的にも目のハイライトは合わなかったので砕きました。

では話を戻しましょう。
色トレスってなんぞや?という方へ。
またまた良い感じのサイトを貼っておくので、ぜひ見てくださいね。
それとプロメアはこの色トレスを地獄も泣いて逃げるほど細かくやっています。シーンごとに主線の色が違うらしいよ。エグイ

突然ですが私が一番見てほしいのはイラストの雰囲気と意味です。
「目が綺麗だな」「この手は何で欠けてるんだろう」「ガロは何を思ってるんだろう」などに目を向けてほしいのであって、イラストの線濃いな?と思ってほしいわけではない。「ん?何か違和感を感じるな…」と思われるのはできるかぎり避けたい。
そんなところに目を向けられた数秒後には、鯖もびっくりなほどイラストの鮮度が落ちてしまう。

視界に入れた5秒間が私のイラストの寿命
「うわ凄い!どんなシチュエーションなんだろう?」
これが私の理想。5秒でこの感情を出せなければただの後出しじゃんけんになるので、これのために違和感たらしめる線画の浮きは死活問題になります。
寿命中にその感情が出せて、かつ興味を持ってもらえたらこの後の感情はほぼスルメですね…噛んでみたら味がする…みたいな。
噛んでもらえたら描いた方としては感無量です。あ~早くこれになりたい…

Q:ネタ漫画は笑っちゃうほど線が浮いてるよね?
A:アホみたいに浮いてます。線と塗りがもう死ねるだけ死んでる。
しかし漫画はすぐ描き上げないと私が正気に戻ってしまうので、上記の理想論は全て海に撒いて忘れます。理想を抱いて溺死するわけにはいかない

塗り

やっっっと色・・・・・・・・・おつかれさまです!
そして序盤からうっすらお察ししているそこのあなた!大大大正解です!
はい!こちらただの落書きなので・・・なんと!
色分けしたレイヤーに直塗りしています!!わお~!!
え?上のグラデも?影も薄いライトも全部???YES!!全部一枚のレイヤーです!!

きっとみんなはこの塗りが一番気になっていたんだろう。可哀想に…
私はレイヤー管理がすこぶる雑なので、総レイヤー数が50を超えたことがありません。塗りが重なってなければ基本同じレイヤーにぶち込まれます。
一番多かった時はアニメ塗りで、背景の描き込みと人物の数が多かった時ですね。
今回は16レイヤーです。パーツごとに分けたので多いですね。

ということでどんな感じに塗ったのか?というのを塗りながら説明したいと思います。何となく塗っていたので仕上がりが違ったらごめんね

まずはブラシの紹介

こちらの「ザッサラ絵筆油彩風」を主役にして、Gペンとエアブラシとぼかしツールを交えて描き上げました。
といってもこのブラシについて詳しくは説明できません。
実はこのブラシを使ってみたくて絵を描いたんですよね…なので私もブラシを使うのは今回が初めてです。楽しい

よっしゃ~塗るぞ!まずはブラシの使い心地が良さそうな髪の毛から!
さっそく色分けの為に投げなわ塗りでババッと塗ります。
クリッピングは外側にはみ出ないだけなので、肌に面したところは綺麗に手作業で塗りましょう。

投げなわ塗り???また新機能かよ~!って人へ。
簡単に言うと囲って塗るだけのツールです。

直線とか長方形があるパレットの中に入ってます。
これで塗りたいところを囲うと

じゃ~ん!綺麗に塗れます
どうなってるのか動きを見たい人へ。
リンク張っときますので良かったらどうぞ!


次にグラデーションを作ります。
上は黄色、下は群青ですかね?
自然光は黄色系で影は青系が良いって聞いたことがあります。室内の光だとまた違うらしいですが…まぁいいか
使っているのはエアブラシのやわらかいやつです。

濃い影を塗ります。
ほぼ黒ですね、でも真っ黒は影に奥行が出にくいというか…単調になってしまうのであまり使ったことがないです。
やっとこさザッサラの出番ですね。楽しかったです

髪の毛は大きな毛束を縁取るようにふわっと影を乗せるとトゥルっとします。あとはへこんでそうなところや、影になってそうな所にザッサラと塗りましょう。
この時点では光源とかをあまり考えてはいなかった気がしますが、若干右上からくらいの設定です。光源も大事ですよ~仕上がりが段違いです。

うっすらハイライトを入れました。ライト苦手です…
テイストが薄く淡くなので、影を邪魔しないで主張しすぎない程度に置きました。黄色は派手過ぎるので水色で。

全体の色味を少し青くしましたね。わかりにくいけれど変わってます
毛先にも少しライトを入れたり影の微調整もしました。わからん

瞳の色です。やっとかい
プロメアではガロの眉毛って基本睫毛にくっついたまま離れないんですが、あれがとても好きです。眉毛が若干瞳にまで浸食してるところとかめちゃめちゃエモいですね。なので塗りも一緒にしました。

たしか紫に近い群青を上に乗せていた気がする。
これはあれですね、あの~反射光?あれです

下から上に軽いグラデを作りつつ水色を乗せています。
カラーサークル違うな?まあいいや
イメージしてるのは洞窟とかにある綺麗な湖です。砕いた瞳が水の反射模様みたいで良い味を出していますね。偶々です

最後に黄緑と白っぽい黄色を乗せて半分完成です。
瞳孔と白目は肌レイヤーでやります。

肌も彩度は低めです。めっちゃ濃い。
髪が思いのほかどっしりしてしまったので、この辺から薄く淡くではなくどっしり重めに雰囲気をシフトチェンジしていますね…髪を塗る時点で気づいてほしかった。
肌はもう少し黄色めが良いんですが、黄色は彩度が低いとくすみが目立つので、赤っぽい肌にすることで対応しています。

どっしり重めなので影もドンと乗せてます。切り替えが早い
影だけで結構違うのは光源を意識しているからなのです。そう、たしか意識していたはず…していた…はず……ウウッ!

赤茶くらいの色で主張が激しめですが、この後に柔らかくするので思いっきり濃く塗ります。

赤茶の上にくすんだ薄紅を置いています。瞳でやった反射光ですね。
反射光があると空間が広くなりますし、重めの塗りだと良い中和剤になるのでお勧めです。
単色でドバっと影を塗っている人は一度少し明るい色を置いてみてください。楽しいですよ

首の筋をぼかしました。
このぼかし方って色んな所で使えるのでぜひやってみてほしい。
またまた良い感じの記事を見つけたので良ければ。

いやーーーー!!!塗り工程端折りやがった!!面倒になってきてるじゃないか…!!だってもうここまで見る人絶対いないじゃん~ぐだぐだすぎる

肌にハイライトを入れていきます。お化粧と一緒で良いと思います。
・目の下にハイライト、鼻筋にハイライト頬も少し入れる。
・可愛くしたいなら目尻に赤だかオレンジだかを乗せる。
こんな感じで見栄えはばっちりです。

白目は青が薄っすら入ったほぼ白ってくらいのグレー
瞳孔は赤に瞳の反射光で使った紫を薄く被せて終わりです。
今回はひたすらに瞳の強調をしたかったので、白目の影は入れませんでした。

ひたすら同じ作業をパーツごとに塗る

もうここまで説明したら大体のパーツも同じ塗り方です。
完成は間近だ。あとは寝るだけだね なんだか眠いよパトラッシュ

塗りに

塗って

ラララのラ

出来た…
俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!
おれは人間を超越するッ!
ジョジョ おまえの血でだァ───ッ!!

そんなこんなで人物は完成です。あとは軽く加工して終わりだ…
加工は流石に別記事にします。あっという間に終わるから安心してね。

は~長かった。きっと雑談が無ければ2000字くらいで終わったんだろうに。
でも私が雑談好きなのでこれはこれで良いんだよ。どうせここも見てないだろうからピッピロピーとか言っても問題ないぜ。ピッピロピー

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
270

こちらでもピックアップされています

note編集部お気に入りマガジン
note編集部お気に入りマガジン
  • 17303本

様々なジャンルでnote編集部がおすすめしている記事をまとめていきます。

コメント (2)
ピッピロピーまで読みました。ありがとうございます。
ピッピロピー!素敵なメイキングありがとうございます!
まさに色彩のバランスがとれずに毎回困るので、調整もっと頑張ろうと思いました。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。