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未来をつくるママ友同士の本音と現実 

オトナになってからどれくらい新しい友達ができた?
ママの世界ではいわゆる「ママ友」というのがある

出産と育児休暇を終えたら仕事に復帰しようと思っていた私は
ママ友というやつは作らないんだろうなって思っていた
けれど、結局は慣らし保育の期間中に、仕事をスパッとやめてしまった
そしてママ業界にしっかりと足を踏み入れた私
今では「ママ友」というのはとても大きな存在だ

本やドラマや映画、メディアの影響もあり「ママ友」というと
比較しあって妬んだり、子どものことでトラブルがあったり
なんだかドロドロしているようなイメージがあるかもしれない
でも、私はそういうことで苦しんだことはない気がする
なぜなら、この人とは合わないな、面倒くさそうだなと思えば離れるし
または表面上うまく、薄っぺらくつきあうようにしている
だから結局は自分と話が合う人達で集まるから本当に平和
ママのコミュニティを優先しなければと、無理をして付き合うことは
全くしていないし、信頼しているから誰にも言えない噂話も話せる
まさに「王様の耳はロバの耳」のように、ここだけは自由に話せる
なんでも話せる、それ以上は外に漏れることはないという関係
ただ、これが崩れたら大変だ
お互い墓までもっていくぜ!と思っていることばかり話しているが
何かのトラブルで関係が崩れてしまったとしたら…
これまでの話が外に漏れたらもう生きていけぬ
でもそんな格好悪いことはしない、少なくとも私は。
そもそもお墓までなんて言っておいて、実はすぐ忘れていたりするんだけど

友達は人数より質

ママ友に限らず、オトナになればなるほど
友達というのは人数の多さより質だと思う
だからママ友も、自分が信頼して話せる、聞ける、そんな関係がいい 
そして、そんな仲間がいてくれなければ
ママ業、母業、妻業というのは、マジでやってられない

だけど、このママ友っていうのは、何があっても駆けつけるわ!っていう
親友とも違うんだよね
基本的にはお互いみんなそれぞれ家庭が優先だし
お互いの存在を利用しあうこともほとんど無い
ビジネスで利用してこようとするのはもちろんNGだし
有名人だからとか、旦那の肩書を頼ってくるとかそんなのは絶対にダメ
それから自分がママ友に対して何か提供することがあっても
その分の対価をしっかりいただこうとするのは、あまりお勧めしない
もちろん、対価というものはちゃんともらうべきだし
対価に見合ったお返しは、しっかりとするものだと私は思っているが
”ママ友同士”に関しては、何かいただこうなんて思わないほうがいい
一気に良い関係が崩れてしまうからだ
だから私は自分で何かお役に立てることなら見返りを求めず提供している
それができないのなら、自分の専門的な仕事や得意なことは
見せずに、知らせないほうがいいんじゃないかと思う
これまでも見返りを求めて一気に関係性を崩している人を何人も見てきた
例えば、自宅でサロンを始めたタイミングでお茶に誘い宣伝する…とか
得意なことでセミナーやるから友達誘って来て…とか
あと、本人は純粋に良かれと思って勧めてくる
怪しいネットワークビジネスなどは
本当に海の波のようにサーーーッと引いていく
そしてあっという間に、「あの人には気をつけろ!」の号令がかかる 

ママ友と良い関係を築くためのコツ

ママ友と楽しく付き合うためには、とにもかくにも「共感」
「だよねー」「わかる~」「え~」
という3大相槌を繰り返しながらお互いの話を聞いていく
この「共感」というのは噓ではない、本当にそう思っているのだ
そして結局は決して結論は出ないとわかっていながらも
それぞれの話を共感の相槌と共に聞いてもらうのだ
話している方は別にご立派なご意見を頂戴したいわけではない
世間一般的な正論、常識は、まったく求めていない
そんなものはいりません
何を求めているかといえばこの3部構成
①身の回りで起きたことを聞いてほしい
②それについてどう感じたか伝えたい
③②について、ただただ共感してほしい
これだけでいいのだ
だから
”何か良いことを言ってあげようママ”や
いちいちポジティブに変換する”大きなお世話ママ”や
人生の先輩を気取るように諭す”マウンティングママ”がいれば
次回からはもうその集まりにはお声はかからない
だってそんな人と話していても面白くないうえに
話した側の自己肯定感を下げまくる存在になるからだ

世間の常識なんてわかってるわよ

ではそんな自己中心的な結論の出ない話をしていていいのか…と
思う人もいるかもしれない
特に生産性重視の人達から見たら無駄で非効率な時間だと思うかもしれない

もちろんママ達はいいオトナだから
本当はどう考えればいいかなんていう正論や常識なんてわかっている
そんなバカじゃないのよ
でも、ママ業をしていると「親としてこれはしてはダメ」とか
「子どもや家族のことを優先しなきゃ」などという
世の中の正解や正しい考え方に対して
心の本音が悲鳴をあげてしまう時があるの 

だからこそ仲間が必要なのだ
この本音を認めてくれて、受け止めてくれる仲間が

私の人生この先は、もう何もない人生なのではないかという
孤独と絶望から目を背けてくれる大切な居場所が必要なのだ

今はママとかパパとか分ける時代じゃない
だけど、はっきり言ってまだまだママが世の中に出にくい社会
女性だけに子育てや介護、家庭の事情がのしかかっている社会
きれいな言葉で理想を並べてもまだまだそれが現実よ
でも未来をつくっている子どもを育てているということは
この世の未来はママにかかっているとも言える
未来はママが作れてしまうのだよ

ママなんて社会と繋がっていない?世間を知らないだと?
ママをバカにしてはいけない

さあママ友たち
今日も仲間に心の奥の本音を吐き出して
そして家に帰り笑顔で家族の帰りを迎えよう



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