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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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#柏レイソル

1年で行けるアウェイが1ヶ所だとしたら【OWLオムニバス】

こんにちは、あしかです。 Jリーグ2021年シーズンも大詰めを迎えています。 優勝、ACL出場枠、昇格、残留争いもここから熾烈を極めて私たちサポーターも一喜一憂する週末を過ごすことになると思います。 いずれにしても結果は必ずついてくるものです。しかし、愛するクラブや選手たちを応援する気持ちに変わりはないですよね! さて、今月のOWL magazineのオムニバス記事企画のご案内です。 この企画では、OWL magazineに寄稿しているメンバーだけでなく、読者を中心

ウィズ・コロナを想いつつ「誰もいないスタジアム」をめぐる旅〜大宮➢柏➢千葉篇

「誰もいないスタジアム」というアイデアは、どこから生まれてきたのか? そんな疑問を何人かの方からいただいた。今回はまず、その話からスタートすることにしたい。  今から21年前の1999年の3月24日、NATO軍がユーゴスラビアを空爆したその日、私はロンドンからベオグラードに飛ぶ予定だった。当然、飛行機は欠航。取材を予定していた、ベオグラードでのユーゴ対クロアチアも延期となった。仕方がないので、スコットランド対ボスニア・ヘルツェゴビナに切り替えるべくグラスゴーに飛んだのだが、

野津田山 死の彷徨 2019アウェイ町田

野津田(のづた)山は、東京都と神奈川県の境界部に位置する山であり、日本百名山の一つ。 FC町田ゼルビアのホームスタジアムがあり、サッカー観戦のため登山を試みたサポによる遭難事故が後を絶たない。 山頂のスタジアムは「天空の城」とも呼ばれている。野津田山の八合目以上は、とある王族の末裔が所有している。そのため山頂部の県境が確定しておらず、東京都と神奈川県のどちらに属するのか議論が紛糾する。 (民明書房刊 『町田は東京か神奈川か』より抜粋) もし面白かったら、SNSで拡散にご協力

暗黒の国境!千葉県サッカー界の休戦ラインに幻の店は実在した!!2019千葉ダービー

八千代とは 千葉県サッカー界に関わる人々が 神聖にして侵すべからずとして 畏れ敬う国境の地である 千葉県サッカー界に存在する、国境の街・八千代。謎に包まれたこの地域に、確かに国境の壁は実在した。 全てが謎に包まれたスポーツ用品店。そこで人知れず売られているユニホームとは、果たして如何なるものなのか? 10月20日。我々OWL magazine取材班は、千葉県サッカー界に存在する謎を解き明かすべく、緊急取材を行った。 国境の街・八千代。そこには我々の想像を絶する多くの謎

国境の長いトンネルを越えると、夢がかなう国だった 千葉ダービーに向けて

最果ての地。旅行先としては憧れの一つです。 日本国内では、宗谷岬や与那国島などが最果ての地ですね。交通は不便な場所ですが、何となく目指したくなります。 一方これらの場所は、日本からすれば最果ての地ですが、その先には別の国があります。そこは国境の街でもあるのです。 話はぐっとローカルになるのですが、僕はサッカーで柏レイソルというチームを応援しています。再来週Jリーグで、ジェフユナイテッド千葉vs柏レイソルの試合があります。いわゆる千葉ダービーです。そこで柏と千葉の国境とは

なぜ人は、鈍行電車の旅に憧れてしまうのだろう?

例えば、あなたが東京から名古屋に向かう旅行をするとします。 その場合、交通手段には何を選ぶでしょう? 普通の人でお金に余裕があれば新幹線、しかも「のぞみ」で行くでしょう。何かと忙しい世の中、目的地に早く着くに越したことはありません。 しかし世の中には「鈍行電車の旅」に憧れる幻想があります。僕も正直、その幻想は持っています。では、それはなぜでしょう? この文章はそういった問いから、脳に刺激を与える読み物を目指していきます。 この記事は、旅とサッカーを彩るWEB雑誌OWL

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柏サポの僕が松本から福岡に行くために川崎フロンターレを応援した件

風の強い日でした。昨日アルウィン行きのバスに乗ったターミナルから、今日は信州まつもと空港行きのバスに乗りました。松本発福岡行きのFDA205便は14:30出発予定です。 そして柏レイソルサポの僕ですが、なぜか松本空港で川崎フロンターレを応援することになりました。なんでや! ・松本に行った理由6/15(土)はなぜか、J1松本-仙台の試合を見に、松本に行きました。 そして、6/16(日)は福岡で、J2福岡-柏の試合を見てきました。 松本から福岡へ。東京在住の僕がなぜこのよう

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居酒屋サッカー論 ~試合に負けた後こそ、絶対に負けられない戦いがある~

「とにかく勝てない柏」 待っているのは最高の週末じゃなかったのか。わざわざ愛媛まで来てこれかよ……。 サッカーのアウェイ旅に行っても、試合結果が良いとは限りません。だからこそ、試合以外の部分については、自分が楽しめるようコントロールすることが必要です。 そう、居酒屋での注文ひとつとっても、しっかりした準備とゲームプランを用意しましょう。試合に負けた後にこそ、絶対に負けられない戦いがあるのです。 ・旅における食事の重要性今更ですが僕は旅において、食事を非常に重要なものと

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できる監督はボールを拾わない~柏サポに聞く「いい監督」とネルシーニョ

こんにちは。OWL magazineメンバーの辻井亮輔です。 以前、メンバーの中村慎太郎にOWLの動画配信についてインタビューをしました。 チャンネル登録を是非よろしくお願いします。 今回の記事でも、あるOWL magazineのメンバーにインタビューをしてきました。 そのメンバーとは、円子文佳(まるこ ふみよし)です。 OWL magazineを追っていると、ほぼ毎週火曜日に欠かさず平均6000字程度の記事を執筆しているメンバーがいることが分かります。それが円子で

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リゾートと冒険、どちらを求めるか ~「旅」と「旅行」の違い~ 2019アウェイ琉球

この日の北口駐車場は「ここはベトナムか?」というぐらい、車が雑然と停められカオス状態でした。試合後、脱出に手間取ったら帰りのフライトに間に合わなくなるかもしれません。 試合終了のホイッスルとともにゲートを飛び出し、車にダッシュします。どうやら一番乗りで駐車場を出られたようです。まだざわつくスタジアムを尻目に、道路に出て安堵のため息。そしてこんなことを考えます。 「フフフ……この風、この肌触りこそ『旅』よ!」 以前、「旅と出張の違い」について書いたことがありました。 新

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サッカーに心を揺さぶられることは、人生にとってプラスなのだろうか 2019アウェイ京都 観光編

サッカーファンのみなさん、こんにちは! あなたの応援してるチーム、勝ててますか? 週末にやってくる試合が苦しくはないですか? 人生、何事も思い通りにはならないものです。サッカーの勝敗ともなるとなおさらです。 そんな悩みに対して答えてくれる、ありがたい「教え」について、京都のお寺で聞いてきました。 この記事は、旅とサッカーを彩るWEB雑誌OWL magazineのコンテンツです。もし面白かったら、SNSで拡散にご協力いただけるとうれしいです。より多くの人が読んでくれることが

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東京サッカーに存在する『領土問題』『歴史認識』 2019アウェイ東京V

「歴史は勝者が作る」という言葉があります。 世間的には勝者の記憶しか残らないですし、また勝者の行ったことは「勝ったから」という理由で正当化されます。しかし、真実はいつも一つとは限りません。敗者の立場から見た歴史というものもあるはずです。 そして、日本サッカーにおいて東京ヴェルディというクラブは、まさに「敗者の歴史」を体現しています。 この記事は、旅とサッカーを彩るWEB雑誌OWL magazineのコンテンツです。もし面白かったら、SNSで拡散にご協力いただけるとうれし

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「夏休みに自転車で日本一周」みたいな話に旅の本質がある 2019アウェイ金沢 移動編

旅の達成感の一つに、自分だけが思いついた移動プランがバシッとハマった時の「してやったり感」があると思います。この現象に名前を付けたいのですが、何かいいアイデアはないでしょうか? ----------------------------- 柏レイソルサポーター2年目(通算15年目)、円子文佳です。 『OWL magazine』のプロジェクトオーナーもしています。 柏はここまで、勝ち点的には想定よりちょっと低いのですが、それでもネルシーニョを全面支持しています。よろしくお願いし

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サッカー観戦が「業務」になっている人に~旅と出張はどう違うのか~ 2019アウェイ新潟

柏レイソルのJ2第3節は、アルビレックス新潟との対戦でした。この日はアウェイでの試合だったのですが、僕は日帰りで新潟に行ってきました。 今日(4月17日)の時点では、リーグ戦はもう第9節まで消化していて、けっこう昔の話ですね。新潟戦がいつだったか日程を調べてみたら、3月9日でした。ふと日の長さを感じます。 この日帰り遠征ですが、全く「旅」っぽくなかった、まるで「出張」みたいだったな、というものでした。さて、みなさんに質問があります。 旅と出張の違いとは何でしょう? この

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