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OWL magazine 旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポーターは紛れもなく「主役」です。OWL m… もっと読む
スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費す… もっと詳しく
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2020年1月の記事一覧

フクロウのふりかえり 2020年1月

OWL magazine 2020年1月のまとめ記事をお届けします。この記事の文章は全て無料でご覧になれますが、文中でご紹介している記事には有料記事があります。月額700円で15〜20記事が読み放題となりますので、よろしければこの機会に定期購読をお申し込みくださいませ。 はじめに皆さま、遅まきながら明けましておめでとうございます!!編集長の澤野雅之でございます。2020年もOWL magazineをどうぞよろしくお願いいたします。 今年は何といってもオリンピックイヤー!皆

涙のファーストクラス 2018年ロシアW杯

「旅とサッカーを紡ぐwebマガジン」OWL magazineが始まり、そろそろ1年が経とうとしています。 ところで、旅の乗り物といったら、やはり飛行機ですよね。 僕は人生で一度だけ、ファーストクラスに乗ったことがあります。でも今回は自慢話ではありません。みんなが大好きな不幸の話です。どのように不幸だったのかは読んでいただければわかるかと思います。 ・最悪なタイミングでのファーストクラスそれは2018年7月2日、フランクフルトから成田までのフライトでした。 航空会社はルフ

妄想FC東京プレーオフと、セミ公式飲み会「おいでよ!フクロウの森」

昨日、ACLプレーオフにFC東京が出場したのだが、現在通っている教習所の予定がその日だけ19時10分までだったので、泣く泣く参加を諦めた。他の曜日なら行けたのに……。 今年のFC東京には期待しているのでどうしても見たかったのだが、見れなかった。それは仕方がない。仕事の方が優先だからだ。ただ、大切なのはこれからどうするかだ。 ぼくはこの試合についてのレビューを書くことにした。対戦相手は……どこかの外国だ。スタメンは……、現段階ではわからない。 というわけで、この公式の結果

タイで勝ちタイ、願い叶わず。かわりにムエタイとタイ観光を堪能してきた話。

AFC U-23アジア選手権、日本代表vsシリア代表。 まさかの敗戦。 ハンマーで頭を殴られる感覚というのはこんな感じのことを言うのでしょうか。ショックすぎて終わった後は、言葉になりませんでした。 初戦のサウジアラビア戦と同じような失点による逆転負け。 一瞬デジャブかと思いました。 現実は、デジャブではなく、2回同じような展開で負けただけです。 アジアの戦いで同じようなことがあるなんて、今でも信じられません。 初戦のサウジアラビアは、W杯にも出場している西アジアの強

新しい地図 2019年FC今治観戦記(前編)

旅の魅力とは何でしょう。 多くの人が旅に求めるのは、「未知なる経験との出会い」だと思います。 しかし、一度行ってしまうとそこは「未知なる場所」ではなくなってしまいます。旅を繰り返していると、地図上の未知なる場所はどんどん塗りつぶされていきます。 ・僕が旅してきた地図僕はJリーグの柏レイソルを応援して、サッカーを見る旅を続けてきました。 柏は去年、3回目となるJ2のシーズンを過ごしました。今回も1年で昇格出来ました。……蘇我方面などから石が飛んできてる気がしますが、気に

新企画「ターミナル駅」についてみんなで書いてみよう!

OWL magazine新企画! みんなでオムニバス形式の記事を書いてみようということになりました。今回の参加者私中村慎太郎と、円子文佳、そして屋下えまで、テーマは「身近なターミナル駅」です。 今後は、月額500円の格安コミュニティOWL's Forestのメンバーからも執筆者を募集しようと思っています。今回は一人あたり2000字程度を書いていますが、テーマに応じて1000字くらいでも参加できるようにしようと思います。 テーマの候補はいくらでもあります。思いつくままに列

なぜ日本を舞台にした「フットボールのある風景」を撮影するのか?〜2020年を迎えるにあたっての所感その弐

 2020年代という新しいディケイドを迎えるにあたり、前回は2010年、2000年、そして1990年における自分自身の「旅とフットボール」を振り返ってみた。それでは2020年の私は、どのような「旅とフットボール」の物語を紡いでいくのであろうか。今回はそのあたりの話をすることにしたい。その上で、どうしても触れておきたいのが、現在進めている出版企画についてである。  これまで22年のキャリアで10冊の単著を上梓している私だが、今年は2つの出版企画を同時に進めている。そのうちのひ

アジアでの「プロサッカー選手」という職業を捨てた日本人GKがヨーロッパの地でスタートラインに立った話。

OWL magazineをご覧の皆様こんにちは。ジブラルタル🇬🇮という国でサッカーをしております。冨澤拓海です。 初回の投稿から時間が空いてしまいましたが日本から遥か彼方のヨーロッパにて今日もサッカーボールに食らいついています。今日は2019年12月の「僕にとっての開幕戦」の話です。ところどころ熱くなってしまいそうですが最後までご覧いただけますと幸いです。 12/7僕はようやくGibraltar National Leagueのピッチに立った。 シーズン開幕から4ヶ月以

だからアウェイはやめられない? ヨコハマ・フットボール映画祭 『ZG80』レビュー

ZG80 -だからアウェイはやめられない- 分裂前夜のユーゴスラビア。フィチョはディナモ・ザグレブのコアサポ軍団BBBとベオグラードへのアウェイ遠征に。 待ち受けるレッドスターサポーターの包囲網を突破して、フィチョとBBBは無事にザグレブに帰還できるのか? まだまだ”無邪気”な時代のオイタが盛りだくさんのアクションコメディ。 監督:イゴール・セレギ 出演:レネ・ビトラヤツ、マティヤ・カチャン、マルコ・ヤンケティッチ  クロアチアとセルビア。サッカー界では有名な、世界

新国立競技場のネガティブな評判に物申す!ー天皇杯決勝を振り返ってー

6年ぶりに戻ってきました、元日の国立競技場。 天皇杯決勝、ヴィッセル神戸対鹿島アントラーズ。 久しぶりの国立競技場での開催です。 スポーツイベントでのこけら落としとなります。 FJまりこ、Football Junkieを名乗っておいて、 行かないわけにはいかないでしょう。 1月も中旬に差し掛かって、1月1日の話題。今更感があるかもしれません。 しかし、私にはどうしても言いたいことがあります。 「新国立競技場、評判ほど悪くありません!」 確かに、座席の間隔は狭いです。

「審判批評」石井紘人さんをJサポが突撃取材 ①審判との“正しい”付き合い方

浦和レッズサポーターのほりけんです。OWL magazine読者の皆さま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。昨年11月の怒涛のACL決勝特集から少し間が空いてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。 さて、2020年はオリンピックイヤーですが、Jリーグ的にはVAR導入初年度でもあります。そこで今年は、「審判」をテーマに取材・執筆されているジャーナリスト石井紘人さんのインタビューから始めたいと思います。 全2回にわたってお届けしますが、今回は、ワンランク上の

東京オリンピック座談会 「オリンピックとはスポーツを〇〇する機会である」

明けましておめでとうございます!今回はOWL magazineメンバーで、東京オリンピックについて思うことを話し合っていきます。地味にハイコンテクストで面白いと評判(当社比)の座談会、一体どのような展開になってしまうのか? ・オリンピックは世界最高峰の戦いなのか? 中村:今年は東京オリンピックですね!OWLもオリンピックに向けて、何かやっていきたいと考えています。とりあえず皆さん、チケット取りましたか? 澤野:私は、サッカーだけ当たりました。 中村:おめでとうございます

2010年、2000年、1990年。それぞれの旅とフットボール〜2020年を迎えるにあたっての所感その壱

 2020年になった。今月は同業者の多くが、タイで開催されているAFC U-23選手権を取材中。私はいろいろ事情と思惑があり、元日に新国立で行われた天皇杯決勝を取材して以降は、ずっと東京にとどまっている。そんなわけで今月は、リアルタイムでの「旅とフットボール」のお話はお休み。その代わり私の昔話に、しばしお付き合いいただければと思う。  西暦の末尾が「9」から「ゼロ」に切り替わる瞬間というのは、改元とはまた違ったワクワク感がある。昨年までが2010年代、そして今年から2020

OWL座談会「浦和先輩、鹿島先輩、FC東京はACLで勝てますか?今年の松本山雅はどうなる?など」(有料記事)

OWL magazineの忘年会。 一次会は、予算を節約した影響で麦とホップがピッチャーで大量に出てくるという展開に。 泥酔した一行は二次会会場に向かい、せっかく集まったんだから座談会をしようと言い始めました。 言い出しっぺは主筆中村だと言われています。 しかし、私は……、二次会に行ったことを……、あんまり覚えていなくて……。 みんな次から次へと麦とホップを注いでくれるので、一次会ですっかり出来上がってしまいました。記憶がない状態での中村の司会っぷりにもご注目下さい。