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【落語好きの諸般の事情】#10 2005年以降の「落語映画」問題・増補改訂版

2005年のドラマ『タイガー&ドラゴン』以降に集中的に製作された落語関連映画の数々を、#07でタイトルだけ列挙して紹介した。その後、Twitterで「この時期の落語映画にはこういうのもある」と教えて頂いたのをキッカケに改めて調べ直したところ、ドキュメンタリー映画やテレビ映像の再編集版映画など10本以上もの「落語映画」が欠落していたことが判明したので、今回は#07の補填版とさせていただく。
★印が新たに追加した「落語映画」。カッコ内年月は最初の上映時のもの。

・『寝ずの番』(2006年4月、中島らも原作、津川雅彦監督)
・『しゃべれども しゃべれども』(2007年5月)
・『やじきた道中 てれすこ』(2007年7月、古典落語ネタ多し)
・『歓喜の歌』(2008年2月、立川志の輔の新作落語が原作)
・『落語娘』(2008年8月)
・『シネマ歌舞伎 文七元結』(2008年10月、歌舞伎舞台を映像化、山田洋次監督)
・『ドキュメンタリー映画 小三治』(2009年2月)
・『アニと僕の夫婦喧嘩』(2009年4月)
★『あなたのためならどこまでも』(2009年9月、桂あやめ監督による自主映画)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人』(2010年12月)
・『落語物語』(2011年3月、林家しん平監督)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 弐』(2011年5月)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 参』(2011年11月)
・『月光ノ仮面』(2012年1月、板尾創路監督・主演)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 四』(2012年6月)
★『映画館落語 かもめ亭(第一弾)』(2012年6月)
★『映画館落語 かもめ亭(第二弾)』(2012年10月)
★『映画 立川談志』(2012年12月、ドキュメンタリー)
・『らくごえいが』(2012年12月、オムニバス)
・『TOKYOてやんでぃ』(2013年2月、うわの空・藤志郎一座の舞台が原作)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 五』(2013年5月)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 六』(2013年11月)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 七』(2014年6月)
・『もういちど』(2014年8月、林家たい平師による企画)
・『トワイライト ささらさや』(2014年11月)
★『シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 八』(2015年4月)
・『の・ようなもの のようなもの』(2015年10月、『の・ようなもの』続編)
★『涙の数だけ笑おうよ -林家かん平奮闘記-』(2016年9月、ドキュメンタリー)
★『人情噺の福団治』(2016年11月、ドキュメンタリー)
・『ねぼけ』(2016年12月、製作は2015年)

2010~15年の『シネマ落語』は、TBS「落語研究会」の映像を3本ないし4本そのまま流す企画。銀座の東劇でやっていて、平日昼でも多くの来場者を集め、映画情報サイトが当時こぞって記事にしていた。
2012年の『かもめ亭』は、林家たい平師がエグゼクティブプロデューサーとナビゲーターを務めたシネマ落語。こちらは桂歌丸・三遊亭小遊三・三遊亭円楽・春風亭昇太各師ほかの出演による撮りおろし高座。全国のワーナー・マイカル・シネマズでパブリックビューイング的に上映されたもの。
あ、桂あやめ監督の『あなたのためならどこまでも』を入れたら、立川志らく監督の映画も入れなきゃいけなかったかな。でも同じ自主制作でも志らく監督は2005年以前から映画製作を続けておられたから、ここでは外そう。あと、山村浩二監督の短編アニメ映画『頭山』(2003年アカデミー賞短編アニメ部門ノミネート)も思い出したけど、初公開が2002年10月だったのでこちらも除外。
まだ「こんなのがあるよ」という方、よろしければコメント欄にご一報ください。

さて、ここから先は今回のオマケです。
過去に拙サイト「落語別館」の日記やブログで書いた、東京時代に足を運んだ寄席と落語会の観覧記。それにちらっと説明を加えてのリサイクル公開(一部本邦初公開もアリ)。第10回は、私の落語観覧史上最も贅沢だった落語会の思い出について。

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