転職活動失敗記
自分の中で、手に入らなかったものを酸っぱい葡萄だと思おうとする気持ちがあり、そうは絶対になりたくないので、恥ずかしいポエムとして投稿することで、自らへの戒めとします。
ややスピリチュアルかつ自虐的だけど、何か本当に反省すべき大きな失敗をした時に、ただ許されるのでなく敢えて痛みを伴うことで体に刻み付けるのって大事な気がするんだよな。そういうプロセスを経たものほど一生忘れない暗黙知として血肉になっている感覚がある。
— wptp (@wptp) December 29, 2020
全然知らないけどかっこいい人のツイートを引用します。そういうことです。
明日は朝8時にわけわからんところに訪問しないといけないので、眠剤と安定剤はもうこの冒頭の段階で入れました、1時間一本勝負です。最近上司に怒られている、雑でもいいから〆切に間に合わせろ、ということの練習のためにも、絶対書き切ります。
去年の秋頃から、大体6ヶ月かけて、外資のめちゃくちゃ働く代わりにめちゃくちゃ良くなれるよ（本当か？）系の業界を受けてました。正直、めちゃくちゃ恥ずかしいけど、中学校3年生の頃からの憧れの一つでした。
小学校の頃とかは、色々あって、普通学級に通えなくて、特別支援学級や、小児精神病棟を行ったり来たりさせられる日々でした。この話は本題では無いので省きますが、要するに
「俺は本当はやれるんだ、お前らが俺を理解できないのが悪い、絶対に俺が有能だとわからせてやる、成果を出して人間全員ぶっ殺して絶対に分からせてやる！！！！！」
という気持ちをだけを支えに生きる人間が爆誕したわけです。
これまためちゃくちゃ色々あって、なんか奇跡的に中学校からは普通学級に戻させて頂きました。中学校もいろんな事があったんですが、今回の転職活動失敗記という事で言いたいのは、高校受験って、自分にとって初めて人生を自分で選べる機会で、その機会が存在するんだ、選んでいいんだ、という事、その事実が自分にとってめちゃくちゃに嬉しかったんですね。
その喜びが突き進むあまり、高校受験の事は全国の高校の偏差値をほぼ暗記するくらいまでオタクしきり、高校受験は逆算すると大学受験のためなので大学受験に関してもオタクしきり、大学受験は逆算すると新卒就活のチケットを手に入れるため（”学校で先生の授業を聞く”ということが生来の特性上できない自分にとっては）なんだと思って新卒就活や転職活動についてもオタクしきり、つまりは、中3の頃から「ぼくの考えた最強のキャリアせんりゃく」があったわけです。
それは大体以下の感じでした。
大学受験は就職活動でどこにも足切りされなくて2教科で受けられる慶応の文系のどっか行く。高校～大学でやりたいことが見つかったらそれやる。やりたいことみつから無かったらとりあえず最強になるため外資の一番むずかしい一軍の会社どっか行って修行する。ダメだったとしても日系のそこそこのとことか潜りこんで3年で再チャレンジする。
みたいな。
まぁ、今となっては見込み甘々だったなと思うけど、意外と目標高く、かつ柔軟性もあって、悪くは無かったんじゃないかなとは思っています。
今回、稚拙な割には、自分の中では困ったときには意外と心の方針にしていた、12年間頼っていた「ぼくの考えた最強のキャリアせんりゃく」が、
ダメだったとしても日系のそこそこのとことか潜りこんで3年で再チャレンジする。
という所で破綻したんですね。
破綻したんですよ。
最初は思ったよりも冷静でしたが、予想通り、落ちたことが全部分かった後、半日くらいは大丈夫なんですよ。その日の夜くらいですかね、やっぱり、涙が止まらなくなってくるんですよ。「俺は、落ちたんだな」って。「色々脱線しながらも、なんとか、同年代の中では、ギリギリ秀才の一群にいられてるんじゃないかな」って思ってたんですけど、全部、思い込みだったんだな、俺は、無能だったんだって。
「俺は本当はやれるんだ、お前らが俺を理解できないのが悪い、絶対に俺が有能だとわからせてやる、成果を出して人間全員ぶっ殺して絶対に分からせてやる！！！！！」
という気持ちをだけを支えに生きる人間が爆誕していたわけですが、もう、すごいですよね、「私は有能では無かった（少なくともこの方向性においては）」と突きつけられるわけです。
当たり前ですが、こんな人間って、地上に存在しているわけじゃないですよね。美しくないですから。上位互換が存在しているなら、下位互換っていれませんよね？俺ブラッド・ヴォルス必要なところで、ランプの魔精・ラジーんをデッキに入れるやつは信用しないよ？
つまり、俺は早く存在を抹消した方が良いわけです。さぁ...分かってます、これは急性鬱です（勝手に名付けてます）。とりあえず、流石に、流石に今日は、もう、無理なので、全部忘れられる料の眠剤と安定剤を酒で流し込みました。
処方量でちゃんと服薬しているときの薬効が
雪でかじかんだ手をお湯に入れた時に、指先からじんわりと温かい感覚が戻ってくる感じが、胸の奥の方にあるいつも生ゴミが詰まって取れない生ゴミが腐ったヘドロの様な感情が溜まっている所を洗浄してくれて、存在しない理想の実家の何にも心配なことがない夏休みのある日みたいなさわやかな感情にさせてくれる
みたいな物だとしたら、全部忘れられる料の眠剤と安定剤を酒で流し込むというのは大体、上記を10倍くらいに加速させたものとなり
「『全身が光の渦に包まれ、自分は、白くて温かい虹色の世界の住人で、世界と自分は一つ。自分と外界を遮る皮膚に意識を向けて、その皮膚は外界とつながっていて、その皮膚と外界を遮っている感覚を外界に溶け出させて行くことで、世界と一つになり、宇宙からの波動を受信できるようになった😂😂😂😂😂」みたいな事を、泣きながら酒グビグビの見ながら「世界と一つになったよぉ😍😍😍😍😍」って友達にLINE電話しちゃう❤❤❤❤❤（その際の記憶は全部無い）
くらいの薬効になります。
ちなみに、翌日はちゃんとすごくて
部屋に、記憶がない料理・食べ物の痕跡、普段は起こり得ない部屋中の現象（ルーターのLANケーブルが抜いてある、ガスの火がつきっぱなしetc）、見覚えの無いLINE通話の痕跡、記憶が無いTweet、ツイキャス、重力が8倍になって筋肉が0.2倍になったみたいにバカみたいにだるい体、鳴り響く心配や叱責のLINE・メール・電話、全てのことに記憶が無い。あと30分で朝のmtgが始まる。頭は勿論回らない。目を開けるか、音を聞くか、記憶するか、思考するか、どれか一つに集中してもまともに出来ない。ギブアップして体調不良で休みますと言う、申し訳ない、何をやっているんだ俺は、デパスのODの反動でめちゃくちゃに苛まれる、自分は死んだほうが良い、生きていると迷惑だ、今すぐ死の...いや、デパスだ、デパスを、今すぐにデパスを飲まないと行けない。さがす、のむ、楽になる、楽になる、楽になる、でも、どんどん胸中にザラザラとした苦い感触が粉を振りかけられるように溜まっていく。まずは。とりあえず冷静になる。自分は、また、何も制御できなくなるまで、自分を破滅させたんだ、そして、俺はこれを毎日やりたいと、もう、シラフには戻りたくないと、強く強く強く思い始めている。これは、すぐに取り返しがつかないことになる。最後の力を振り絞って、この無限ループから抜け出せなければ、俺は、もう、明らかにあんなに出るのに苦労した、本当に、本当に嫌だった、精神病院へ逆戻りだ。これは、本当に...本当に...ヤバい。まずは、まずは、まずは冷静になるために、もう一デパスだ。ごくん。まずは、とりあえず冷静になる。自分は、また、何も...以下ループ
って感じになります。ODは止めましょう。良くないです。
みたいな事してたら、俺に一番やさしい人が流れを無理やり止めてくれて、車に放り込まれて、海まで連れ出しててってくれて、他愛も無い話しをしながら、海でめっちゃぼーっとしながら、めちゃくちゃ泣いてました。
これとこれ聞いてめっちゃ泣いてた。
翌日も休んで、次の日は頑張ったら働けたから、次の日も大丈夫かなって思ったら、やっぱり全然動けなくなってて、でも、この日は、作業自体は簡単なんだけど絶対に処理しないといけない経理関係の書類があって、仕方が無いから、コンサータを飲んで無理やり身体を動かしたら、動けたのはいいですけど、本当に、切れたら、心も身体も、終わっちゃって、身体は、声がでないし、泣いてないのに涙が止まらない、心は切れ味が良い氷にように冷たいナイフによってしっかりとしっかりスライスされていく、と身体はインフルエンザみたいに熱くて、手足に力も入らない、なんとかかかってきた電話には出れたが、声が出ない、もう、もうだめだ、何もかもだめだ、忘れないと、一旦緊急なんで全部忘れないと、って感じで、また眠剤と安定剤をザラザラと流し込んでしまうですね。その後に記憶は無いのですが、
知らない間に友達が助けに来てくれて、記憶は無いんだけど、うまく吐かせてくれて、タコスを口につっこんでくれて（めちゃくちゃうまかった）、翌日友達2グループが集まってパーティーをやる予定だったのですが、色々予定調整が大変だった事を全部ほどいたりしてくれて、目が冷めたときには紹介したかった友人達が自分の紹介がなくてもなんとか仲良さそうに話しててくれている。よかったぁ...うれしい。申し訳ないし、しにたい。しにたいなぁ...でもまぁ、流石にみんながいて苛まれてばっかでも申し訳ないから、とりあえずビールを呑もう。ビールは、存外、心配事を泡に包んで胃にストンと落として腸まで忘れさせるために念入りに高速で連れて行ってくれたようにうまかった。
冒頭のやつですね。（ちょっと違うときのかも）
ビールが存外美味しくて、そのまま、辛かったんだー、と話して、ちょっと疲れたら、ソファーで休んだりして、美味しいものを食べながら、適当に酔っ払って、他愛もない話や、慰めてくれる話を聞いていたら、なんとか回復してきました。でももっと気持ちよくなりたかったけど、酒飲んでたから眠剤と安定剤は取り上げられた（皆様本当にありがとうございます。）
まぁ、なんとかその後数日休んで、適切に服薬しながら、皆様に心配され（本当にありがとうございます申し訳有りません）じわじわと回復してきて、ある程度冷静にようやく自分の失敗と見つめ会えるようになってきました。
とりあえず、よくわかんないんですけど、認知が歪んでて、自分の長期戦略は
根性で頑張れば、自分で何でも完璧に（Ex,営業も経理もコンサルもITも経営者でも何でもやれるから）やれるはずだから、まずは根性を強い会社で鍛えて、より強い根性が必要な経営者を目指し、その後全ての仕事を今まで鍛え上げた根性で全てなんとか頑張っていこう
という気が狂った長期戦略があったんですが、とりあえずこれが破滅したことが分かりました。
何でもは、やれないんですね。少なくとも自分は。完璧に何でもやれる人間ってのは、こんなところで躓かない。こんなところで躓いたということは、自分は完璧に何でもやれる人間では無い＝トップエリートではないんだ、という事に気が付きました。
認めるのは悲しかったですけど、なんだか落ち着く様な所に戻ってきた様な気持ちもあります。そういえば「子供の頃からはどちらかと言えばどうせもうこんな人生なんだから、成り上がるとしても変則ルートしか無いはずだ」って意識で生きていたはずなのに、いつの間にか、多分、就活・転職活動の時は更に自意識が肥大し「俺は最強だから王道ルートだって攻略できるはず。王道ルートを攻略してから変則ルートに行けば一番最速でクリアできるな」って思ってたんですね。まぁ、振り返るとイキりすぎではありますね。まだまだ言いたいともあるんですが、も寝ないと明日ヤバいので、結論として無理やり纏めると、学びはもう一度変則ルートに戻ろう、答えが無い道からまた登ろう。
ここからは得意のけものみちだ。頑張るぞ。
てな感じです。
もう終わらないとヤバい。でもちゃんと終わらせました。偉い。
思ったよりスピードが出なかったのと、思ったより眠くなってないのが反省です。