無人化の未来の話
人生100年時代。日本は人口が減り続けている。人が減り続け、ビジネスはどんな方向に向かうのだろう。
去年、アメリカで「Amazon Go」という無人コンビニがオープンした。
セルフレジなどはなく、専用アプリのQRコードをかざして入店。あとは商品を持って店を出るだけという。
店内に張り巡らされたカメラと棚のセンサーでAI処理しどの商品を持って出たかわかるという。そしてAmazonアカウントから自動決済。
中国には移動式無人コンビニが存在する。
入店方法はAmazonと同じQRコードだ。
あとは商品のバーコードをスマホアプリで読み取るだけだという。こちらもかなり手軽である。
実は日本にも無人コンビニは存在していて、少しずつ各社の実験も進行している。清掃や補充、レジの使用方法の質問という問題を克服していけば家の近くのコンビニが無人化される日も近いかもしれない。
宅配はドローンに変わり、移動手段の運転もしない。機械にできる仕事をさせることでそれ以外の仕事に人は没頭できる。仕事を失う人が増えるというが、機械に仕事をさせるインフラや機械を生産する産業、制御、あらゆる新しい分野の仕事も増える。
治安が悪い国には自動販売機がない。理由は簡単。
治安が悪い場所では自動販売機が「むき出しの金庫」に見えるらしい。
自動販売機がない国に比べてそういった意味では日本は早くに無人化に成功している。
無人化や自動化に伴い、危険な問題がある。
人力以外では多くのものにコンピュータが導入され、徐々にそれら全てにインターネットが繋がり始めている。
コンピュータで制御されており、インターネットにつながっていることでサイバー攻撃を受け全てが遠隔操作や誤作動を引き起こされる可能性があるのだ。
セキュリティ対策はIT業界の発展に寄り添い、共に進化していかなければいざというときに対応ができない。イノベーションの前に備えが必要だ。
自動運転が開始されたが、ハッキングされ死亡事故が多発しては元も子もない。
これは自動車が発明され、それまでなかった自動車での交通事故による死亡事故が生まれたという話とは少し違う。
コンピュータの安全性能が全てだ。
飛行機もコンピュータで動いていて、誤作動が起きれば落ちるように機械に身を委ねている以上は、その意識を持って乗らなければならないのだ。
自動化無人化は確実にやってくる
そして新たな技術に触れる興奮は間違いなくある。漠然と便利になる世の中を体験するだけではなく、本質と危険を把握、想像して未来を歩もう。
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