『The First SLAM DUNK』を観て
観たいな〜と思いつつ、「原作読んでからしよう」とうかうかしてたら公開終了。…とがっかりしてたところ、近くの映画館でアンコール公演が決まり駆け込んだ。
今回の映画は、原作では脇役であったであろう宮城リョータが主役。幼少期に父と、同じくバスケをしていた兄を立て続けに亡くし、周囲や自身の「兄の代わりになる」という期待の大きさを背負い切れずやさぐれる。
それでも、高校進学後も先輩に反抗しつつも、バスケは続けていた。
リョータは練習後に絡まれた先輩から目をつけられ呼び出された時、震える手をポケットに隠した。兄からもらった「キツくても…心臓バクバクしても…めいいっぱい平気なフリをする」という言葉を胸に殴り返す。それはバスケの相手でも。
山王という大きすぎる壁を前に怯えるリョータの手に、彩子からNO.1ガードという文字を書かれた。今度はポケットに隠さず、じっと手のひらを見つめてめいいっぱい平気なフリをする。
「めいいっぱい平気なフリをする。」
とてもかっこいいじゃないか。
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