ツンデレのハンバーグ

ホルスタインの活造り

月の輪熊の丸焼き

世界一大きな梅干し

度数99%の甘酒

殺鼠剤入りの大トロ

150円の親子丼

生きている牛を見ても美味そうだなあとは思わない。
熱々のステーキは美味そうだと思う。
何処が境界線なのか。

サバンナで肉食動物が草食動物を狩って喰らう姿は命を食している残酷な神々しさを感じる。しかし肉を食っている君の姿は単に生々しいだけ。命ではなく栄養を摂取しているだけだから。

命を忌避しているように思う。切れば痛いし血も流れる。そんな身体そのものを鬱陶しく思うのかもしれない。
大袈裟に言えば命を繋ぐことを負担に感じ始めたのではないか。また、食われてしまう動物も食われるのが嫌になったのではないか。