【散文詩】駝鳥並みの馬鹿

小さな不和が木っ端を微塵に撒き散らす

歪む認知がかろうじて支える自我

隙間を埋める手練手管を盗み出して

できないことをやりたくないと言い換える

弁明という名の言い訳

言葉は伝達手段ではなくて祈り

自分を守るための祈り

大切な人を呪うための祈り

裏切りと嘘言と健忘を指で刺す