子供がたった14日で野菜を2.2倍食べるようになってくれる方法!【野菜嫌い克服】『156人で証明された』
今回は、156人の子供と親たちの奮闘の結果生まれた研究を紹介!
子どもがイヤイヤ野菜を食べている状態から、『野菜を好きになってもらう所』までフォローした素晴らしい研究ですよ(^^♪
子どもの野菜嫌いは親にとっても大問題!
ちょっとクックパッドを調べただけでも、全国のママ、パパの苦労が垣間見えますねぇ、、、
サラダとか絶対無理!!って子、めちゃめちゃ多いですよね(´;ω;`)
食べてくれないと子供の健康だってもちろん心配です。あんまり太りすぎたって困っちゃいますし。
追い打ちをかけるように、親や親戚、おせっかいなママ友に、
『甘やかしすぎ』『子供がつらい思いする』とか言われたり。こっちの努力がなかなか分かってもらえないような発言があったりすると泣きたくなっちゃいますよね。
もちろん、野菜は絶対食べなきゃいけない物ではありません。他にも栄養を補う方法はあります。
ただ、やっぱり食べてくれた方が嬉しいし、なにより安心しますよね!
子供の野菜嫌いを克服して、もっともっと元気にすこやかに育ってもらうために、わたしの大好きな、食と行動の心理学の第一人者『Leigh Gibson』博士の研究チームによる研究をご紹介します!!
まずは、効果を詳しくご紹介!
①156人の子供たち自身に野菜のなかから嫌いなものを選んでもらいました。
(ピーマン、セロリ、トマト、きゅうり、ニンジンから
にこちゃん、普通、悲しい顔を選んでもらった。)
② 2週間あることをしました。
③ ①で選んだ野菜を食べる量が2.2倍になりました。
野菜の印象を平均すると、50%嫌い → 50%好きになりました。
最後がちょっとわかりにくいですが、野菜嫌い→野菜好きに変わったと思ってもらってOKです♪
ちなみに、5日かけてリーフレットを渡して説明を丁寧に行ったグループでは、野菜を食べる量が増えることも、野菜が好きになることもありませんでした。
・156人の子供に対して、
・研究室の中ではなく
・実際に家の中で
・パパやママの手を借りて行った
この研究がすごいのはここ!!
つまり自分でもマネできる可能性が高いということ!!
さぁ、読み進めてください♪
子どもが野菜を食べるようになり、野菜嫌いも克服できる方法とは!?
方法は3ステップです。
①:14日間連続で克服したい野菜を与えるようにします。
(力技ですが、メインはここじゃありません。)
②:言葉を選んで声をかけてあげます。
A.ちょっとでいいから試してみて!
B.ママも食べたよ!〇〇くんもできる??
C.たべなきゃいけないわけじゃないよ、ちょっと試してみて!
*この3つが基本の声掛けですが、食べた後に絶対にご褒美をあげちゃダメということが超重要!!!
③:野菜日記を作ります。
できるだけカラフルな日記を作ってあげます。
少しでも食べられたら、『すき』『良い』を示したシールを張ってあげます。
この3ステップで、先ほど書いた効果が得られます。
つまり野菜を食べる量が2.2倍になるというわけです!!
難しいのは②ですが、とにかく少しでもいいから試すように促すこと。義務感を取っ払ってあげること。そして、試してみたらそんなに嫌がるほどでもないということを自分で理解してもらうことが重要です。
野菜は確かにお菓子やジュースに比べたら、おいしくないかもしれないけど、頭ぶつけたり、転んだり、病気にかかるよりだいぶマシだって大人ならわかりますよね。これを身をもって体感してもらうんです。
なんでこの方法で効果が出るの??
最初はめっちゃ楽しかったゲームも、14日間ずーっとやってたら普通は飽きますよね。友達と遊ぶのだって、14日ずーっと一緒にいたら、少し一人になったり、違う友達と一緒に遊びたくなったりしますよね?
それと同じで、人間の脳は繰り返しの刺激にめちゃくちゃ飽きやすいようにできています。
『嫌いな食べ物にも飽きる』
この方法の1番の基本はこれです。
14回も食べさせるのは大変ですが、子供たちが馴染みのない食べ物に十分慣れて好きになる為には10~15回必要と言われています。最初の何回かは残しちゃうことも多いと思いますが、くじけず頑張りましょう!!
最初の数回は、全部食べさせなくてOKですからね~!無理やり感は少しでも減らしていきましょう^^
②の声掛けは一番大切なところです。ご褒美=報酬を与えずにやるというのが一番のポイントです。報酬を与えると、義務感を感じてしまうようになり、野菜を好きになる可能性が低くなってしまいます。
『仕事感が増しちゃう』
というとわかりやすいですかね。仕事になると、好きだったはずのことも楽しめなくなる。それと同じです。
まずはチャレンジしてみてください!
とは、言いましたが・・・
絶対に野菜を食べないとダメってわけじゃないです!
確かにとんでもなく頑固で、絶対何やっても無理って時もあります。
でも大丈夫。小学、中学、高校になるにつれ好きな食べ物も変化していきます。
野菜ジュースやサプリメントも発達して、栄養的に絶対不足してしまうものという成分もないですから、安心してください。
少しずつ試していってくださいね!
↓オススメ記事↓ みていってくださーい!
引用
Wardle, Jane, et al. "Increasing children's acceptance of vegetables; a randomized trial of parent-led exposure." Appetite 40.2 (2003): 155-162.
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