頭痛撃退

【まとめ】頭痛を撃退するベストプラクティス!薬・運動・サプリ・心理学さまざまな観点から総まとめ!

ハイライト
・運動は意外と片頭痛に効果アリ。やり方に気をつけよう!
・薬はイブプロフェンが攻守ともに最良!?
・サプリやアロマに頼るべき?
・心理学も有効な可能性アリ!

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国民の1/4が悩まされている頭痛の恐ろしさ。

頭痛には、”片頭痛”・”緊張型頭痛”・”群発頭痛”という3大慢性頭痛があります。この3つをあわせると、3500万人ものヒトが頭痛に悩まされています。

片頭痛は世界的にも多くの人が悩まされる疾患です。世界で3番目に多くみられる疾患ともいわれています。

ズキズキしたり、脈打つような痛みが出てきます。しばしば吐き気と光・音・ニオイに対して敏感になったり、症状を悪化させる特徴を持ちます。

痛みと強い吐き気により、片頭痛が出ている場合90%のヒトは正常に仕事をすることができないといわれています。それも当然。症状が4~72時間と非常に長く続く場合があるので、それだけ長い間痛みにさらされていたら、耐えるのがとても難しいのは無理もありません。

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頭痛を頻繁に経験する人は脳血管の病気にかかる確率が42%も高くなり、それに乗じて脳卒中となる確率は26%増加するといわれています。頭痛が出ないようにすることができれば、これらの病気が発症するのを防ぐことができるかもしれません。

今回は、薬・運動・心理学・サプリなど、さまざまな観点から頭痛への対処法を、根拠に基づいて紹介していきます。

とりあえず頭痛がある人はこのページだけ読んどけば大丈夫ですよ!


頭痛は運動で悪化する。のウソとホントとは!?

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結論からお伝えすると、有酸素運動には頭痛を改善する効果があることがわかっています。

一方で、運動したときに頭が痛くなった経験、頭痛もちなら誰もがあることだと思います。その矛盾はナゼなのか?しっかり根拠に基づいて紹介していきます。


■頭痛が運動で悪化する原因

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頭痛を専門とするバーンスタイン博士によると、「頭痛は脳の状態が変化したときに起こる」とされています。

つまり、”体温の急激な変化”、”ジャンプによる心拍数の変化”、”ジムや屋外の明るいライト”などが頭痛を悪化させる要因ということです。

さらに、運動中にほとんどの人は水分補給が不十分であることを原因の一つに挙げています。脱水状態は強い頭痛を引き起こすため、しっかりと水分補給をする必要があります。

これらの原因を考えると、水泳(体温の急激な変化)やインターバルトレーニング(休息→強度運動の繰り返し)など変化を伴う運動は、頭痛の解消という点からいうと、避けるべき運動といえます。

逆に、一定リズムの運動を続ける場合は、頭痛を減らす効果があります。


■頭痛に効果がある運動とは?

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2019年にThe Journal of Headache and Pain誌に掲載された研究は、過去の片頭痛研究の中から質の高いものを集め、357人のデータを抽出したものです。

これらを分析すると、運動は片頭痛に効果があることがわかりました。

頭痛に効果がある運動
1. ウォーキング
2. ジョギング
3. サイクリング
*週に2~3回くらい実施。

これらの運動を行うと、運動後の痛みの強さが最大54%減少し、発作時間も20~27%減少したことが報告されています。

運動の量が増えるほど、片頭痛が出る日数が少なくなっていくといわれているため、できる人は量を増やしてもよいかもしれません。

しっかり水分を取って、一定のリズムで運動を行うことで、片頭痛をずいぶん楽にしてくれる可能性があります。ヨガなんかもオススメですよ!薬による方法と比較して、副作用などが非常に少ない方法なのでまずは試してみてくださいね♬

*注意点
首の痛みからくる片頭痛の場合、運動誘発性片頭痛という特別な型の可能性があるため、一定のリズムで行った運動により痛みが悪化する場合はいったん中止して、ほかの方法を試すことを勧めます。


頭痛のクスリはどれを選ぶべきか?

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2016年に行われた研究があります。これが頭痛薬の比較研究としては一番規模の大きいものだと思われるので、この研究から市販で買える一般薬と、病院でもらえる処方薬に分けて話を進めていきます。


■市販でも買えるOTC薬はどれを選べばいい?

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