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Webtoon作品の絵は雰囲気抽象が意外とある

ひきつづき、世界的に市場が伸びていると言われているWebtoon作品について研究中なんですが、、

横読みマンガとの違いとして、説明的なテキストが意外と多いということ(これによって展開がめちゃくちゃ加速している)のほか、雰囲気を伝える抽象イラストが多いなーっていうのを感じています。

登場人物のショックな気持ちを暗い背景で表していたり、喜びを花で表していたりとかです。花をしょってるところは横読みの少女マンガとかにもよくありましたが、色が入る分、華やかに感じます。

気持ちを抽象的に表すっていうのは、なんだか印象派絵画みたいでおもしろいですね。

あと、横読みだと意外とフォントを変えることで登場人物の気持ちの変化を出すことがありますが、縦読みでフォントが変わってることってあんまりないんですよね。このへんはもしかしたら、多言語対応するためなのかもしれませんが…

あと縦画面にしか画面を使えないせいか、俯瞰して遠くに人がいる、みたいな絵はあんまりない気がしますね。こういう構図はたぶん、横に幅広い絵のほうが引きになるので、縦画面で横に俯瞰した絵があってもあんまり迫力ある感じに見えないからかもしれない。

それにしても、目元が少し光ってたり、遠くのキャラが微妙にぼかし入ってたり、カラーの入り方もかなりリッチなんですよね。縦読みは最初は苦手でしたが、丁寧に見ていくとやっぱり丁寧につくられているなぁと驚かされることも多いのでした。

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