見出し画像

物事の本質は進化した「カタチ」にある、丸山純子

ArtStickerから丸山純子さんの作品をコレクションさせていただきました。

レジ袋とワイヤーでつくられた作品ですが、「花畑」のように感じてしまいます。タイトルを見るとやっぱり「花畑」と書かれています。

まったく植物の要素がないのに「花畑」だと感じてしまうのは、それぞれの「カタチ」が花に似ているからなんですよね。

私たちは「カタチ」によって物事を分類(認識)しているんだなぁと感じたんです。

画像1

花っていっても、いろんな花があるはずなのに、ふわふわっとしたものが頭に、そこに棒が生えていると「花」っぽく見えるんですよね。

このあいまい認識がヒトの脳の宝なんですが、ほとんどの動物は「完全一致」でないと、同じ物だと認識しないと聞いたことがあります。

人間は、取っ手がついていようとなかろうと、素材が木だろうとグラスだろうと、「コップ」っぽいものは「コップ」と認識すると思うんですよね。それが初めて見るデザインであっても。

丸山さんの作品も、素材はまったく「花」じゃないのに「花」っぽく感じます。

そうすると、人間が物事を認識するのは、素材でも機能でもなくて「カタチ」なんだとと気づきます。

私の作品ですがこちら。パッと見て、「文字」が最初に目に入ると思うのですが、たぶん思うのは「葉っぱ」だと思うんですよね。

7.もぐもぐする葉っぱ

この作品を誰かに紹介するときはたぶん、「葉っぱ」見てきた。になると思うのです。

同じく植物系だと須田さんの作品もです。

パッと見て「植物」と思う。これは形から認識していることで、「光合成してそうー」とか思って「植物」と認識するわけではないです。

これは機能から考えるととても不思議な話で、たとえば「コップ」に植物を入れて「植木鉢」として使った場合は、「植木鉢」と認識すると思うんですね。ってことは、実際の分類は「機能」によってなされることになります。

3.すーすーする葉っぱ

植物の機能から考えると、機能を最大限生かすために進化してきたのが「カタチ」です。光合成をするぞ!という時に丸くて小さいとかは不利なんですよね。だから羽を広げるように光を浴びられるように伸びます。

ここから考えると、カタチは機能をより生かせるように進化していくようです。つまり、進化したカタチは、その物体の本質に近づくんじゃないかと思うんですね。

カタチが重要だとすると、本物の植物も「カタチ」が植物でなければ植物と認識されないのかもしれない。自分がつくりたい「遊びに行きたい病院」のカタチはなにか。癒しのカタチとはなにか。

しばらく模索してみたいと思ってますよ!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
気に入ったら「スキ」してくれるとうれしいですよ^^

その他のアート関連情報はこちらから

▼現代アーティストになりたい人のための~初心者の第一歩から海外展開まで役立ち記事まとめ
https://mijin-co.me/art_article_matome/
noteのマガジンフォローのほうが情報がやや新しいです。

▼Oumaのこれまでの活動経過はこちらから
https://oumavet.com

▼OumaのArtStickerはこちら

▼Ouma作品はギャラリータグボートさんで購入できます。
https://ec.tagboat.com/eccube_jp/html/products/list.php?author_id=100354&tngs_flg=0

▼アートを始めて7年間~海外展開してから今日までの思考回路
https://note.com/ouma/n/ncd24504b920a




この記事が参加している募集

私のイチオシ

ここまで読んでくださってありがとうございます! スキしたりフォローしたり、シェアしてくれることが、とてもとても励みになっています!