新しすぎるものを広めるためにはどうしたらいいのか? その考察

またもスタートはツイッター。前々からいくつか仮説を立てていたのですが、
【仮説1】
 イノベーターは新しければ買う。アーリーアダプターは利益が出れば買う。マジョリティは不利益が出れば買う

例えばスマートホン。自分は2010年当時「PCで無料で見れる天気予報が、携帯電話で見ると月額300円かかる」というのが非常に不満で、Android端末IS01が出た時に「これで出先でも無料でWEBが見れる! しかも画面がでかい!」という利益に釣られて買いました

実際にスマホの販売台数がガラケーを抜くのはその5年後で、この5年でなにが起きたかというと「スマホの利益に皆が気がついた」ではなく「持っていないと時代に乗り遅れる=不利益」になったから買われたという仮説を立てている

【仮説2】
 人(マジョリティ)は利益では動かない
 それと同時に20年くらい前のノーベル経済学賞の行動心理学からわかるのが、
【観察1】
 人は未来の利益不利益を過小評価する
というものです。

例えば有名なマシュマロ・テスト。「今マシュマロを食べるか、二時間後に2個食べるか」というのも、未来の利益を過小評価するあまり目の前のマシュマロ1個に手が出る。というものです。
他にも「暴飲暴食してたら死ぬよ」と未来の不利益(しかも死という最大限の不利益)を提示しても、その不利益を過小評価し現在の利益(暴飲暴食)を取ってしまう。つまり
【観察2】
 未来のあなたが楽するため、のこぎりの歯を研ぎましょう。と言っても未来の楽が過小評価されるので歯を研がない

ではどうしたら歯を研がせることができるのか?
【仮説2】
 未来を過小評価するなら、過小評価してもなお大きな利益を提示する
のはどうだろうかと?つまり
 あなたがのこぎりの歯を研ぐと、世界平和が訪れます
くらいにでかい利益を提示すると過小評価してもなお大きさを保てるのではないかと?
【仮説3】
 そういやばスティーブ・ジョブズも世界を変えるとかすげーでかい事(でかい利益)を提示してたのは、過小評価されてもなお大きさを保つためだったのでは?

自分は今まで「眼の前の利益を提示すれば、アーリーアダプター層はついてきてくれる」と思っていました。これからはそれと同時に、はるか彼方の超巨大利益を提示することで、減衰されても人に利益を感じてもらえるようやってみたいと思います

とりあえず、VRを被ると全世界の紛争が止まる、くらい言ってみようと思いました

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