平成思考を教えてくれた後輩

私は昭和46年生まれの47歳なのに同じ昭和世代とよくトラブルを起こし、家族や周囲の人たちを困らせている。

何故か平成生まれの子とウマが合い、話が進むことがある。

というよりは前職で同じ班で仕事をした昭和63年生まれのゆとり世代の後輩男子とトラブルなくやっていけたのが一因だろう。

新人で正社員入社した彼は鹿児島県鹿屋市出身で三人兄弟の長男で地元の工業高校を卒業後、上京した。

見た目は大人しく、受け身形であり、自分ひとりで悩みを抱えている感じだ。

元管理職からすればそれに対して評価しておらず、昭和の根性論で片付けいる様子だが、表面上では先輩達に歩み寄っているものの訛りがひどくてからかわれたことが原因で苦痛を受け、出勤後にトイレの個室で30分間こもっており、その事で陰口を言われても上司達に注意指導されなかったこと自体が不思議だった。

私同様、彼がしていた仕事は不都合があっても助けを求めることができなかった環境が原因でパソコンのキーボードをパンチングしたり、独り言や喫煙する行為も見られた。

又、入社してから長年、後輩に当たる社員が異動して来るまで下っ端の役目をしてきたが、彼を見る度に実母のジム帰りの始末を丸投げされてやっていることを思い出してしまう。

強いて言えば私が過去に受けたいじめや虐待、経験が投影してしまう。

その姿を見るとフラッシュバックすると同時に顔を伏せてしまい。実母にされると自分でやってほしいと何度も嘆願しているぐらいストレスを受けている。

それが原因で対立することが多く、私の方が我慢する羽目になってしまい、死を考えることがよくある。

両親が同業者であったことから不都合なことは隠蔽し、本体とお偉いさんに対してはベコペコして、立場の弱い社員や下請けに横柄な態度で接したり、丸投げする行為をすることを知っており、気か休まるはずの実家でも同様なことが起きてるので独り暮らしをしたいと思うことが多々ある。

その思いは他の若手社員も同様に感じており、最悪、前職の裏サイトでも訴えているぐらいブラックな職場だと謳っているぐらいなのは当然だろう。

前職は官公庁を天下りや定年退職された社員が半数以上在籍しており、就業時間の半分はお茶のみ話をして終業チャイムが鳴るとさっさと帰る行為に辟易する若手社員の声を聞いたことから世代間の考え方の相違で苦しんでいるんだといっても可笑しくない。

昭和世代の要領の悪いやり方を受け継げなければならない私が職場でしていることを見た彼にそんなことをしなくても良いよと何度も声を掛けられたことがあったことから、普段の家事で手抜きをしたらダメ出しされて泣きたくなる気分になってしまい、世代間の考え方の食い違いだから致し方のないことだと心療内科の主治医に指摘された。

弱者に当たる平成世代は昭和世代の欠点を熟知しており、彼らなりにスマートなやり方を模索して行動していることを対して認めており、見習わなくてはいけないと感じている。

彼も私同様引きこもり体質であり、あら部分共通点があることから17歳離れた姉のように慕っていたと告白され、両親に紹介しても可笑しくないと思ったことも。

雇い止めを通告された時に抗議してくれたり、未経験の仕事をカバーしてくれた彼に心より感謝してます。

現在は別の部署に異動し、会えなくなってしまったけど、今よりもっと厳しい環境で活躍している話を実父の親友から聞き、不本意な退職をした私が情けなくなるほど頑張っているなと感心している。

私は仕事を離れてもそんなあなたのことが大好きだよ‼

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。