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精神的な幸福度ワースト2位な日本の子どもたち



こんにちは。ouimama助産師です。

これまで産科で働く中で自然からどんどん遠のき、過度な医療が介入することにより子どもたちにどんな影響があるかという視点を持ちながら、働いてきました。この14年の間にも無痛分娩、生殖医療と目まぐるしい進歩を遂げる産科領域。
確かに救える生命は増えたし、医療の幅が広がることでこれまで出来なかったことができるようになった。それが本当に子どもたちの幸福度や社会全体の喜びになっているのか、医療の在り方はこの方向性でいいのか…このテーマから考えたいと思います。
わたしたち大人が向き合うべき課題とは一体…

新生児・乳児死亡率が低い日本

日本は世界最高水準の医療体制を誇り、新生児・乳児死亡率も低く、たくさんの生命が救われている現状があります。
SNSでもわたしは自然を残したい気持ちを持つ助産師ですから、そのことを投稿すると、他の国では救えない生命が救えているのだから日本の医療や予防接種に感謝をし、それを大切にしなければならないと批判されることもあります。
もちろん医療が充実したことで救えた生命があることは否定しません。
(予防接種については疑問が残りますが…)

精神的な幸福度ワースト2位 自殺率の高さが深刻

少し前に行われたユニセフの調査では日本の子どもたちは身体は健康なのに精神的な幸福度がワースト2位という結果だったそうです。
そして日本の子どもたちの自殺率は他の国と比較しても高い状況です。
なんと日本の小中高生は1週間で約10人自殺しているという事実があるのです。しかもその背景は6割は不明とも 言われています。10~19歳の死因において 自殺が1位になっているのは日本だけ。
医療でどれだけ生命を救ったとしても自ら命を絶ちたいと思い悩み、実際に行動に移す子どもたちがいる。
行動にまでは移していないが思い悩みんでいる数を含めるともっと多い…
未来を担う大切な子どもたちが 自ら命を絶つほどの現状に みなさまはどう思いますか?
日本の子どもたちは 身体は健康に見えて精神は健康ではない。それが実際のデータに現れているような気がします。

医療がどれだけ進歩しても救われない生命

医療が進歩したことで救える生命がある。救えた症例にフォーカスすればそれは事実としてあります。でも失ったものも多いのではないでしょうか。医療が充実すればいい、そんな簡単な話ではないのではと思います。
それは今の子どもたちの幸福度の低さや自殺率がそのことを教えてくれています。
決して心が豊かではないのです。発達障害や自己免疫系、アレルギーなど小児を取り巻く疾患は増え、不登校の数は増え、自殺者も増える。
親は共働きを強いられ時間に追われ育児をする。
この社会の仕組みがそうである限り、負のループ。
そして大人は便利さや効率を求めた育児を行い、子どもが自身で獲得するべき能力を奪ってしまっているのではないでしょうか。
何でも経験し自己で解決する力を身につけるべきなのに。
それは心身共にですから、例えば風邪に罹患して、身体の免疫を獲得する過程においてもそうです。
医療の在り方もそうですが、社会も含めて早急に向き合うべき課題ではないでしょうか。不妊治療に補助金出すとか、おかしいと思いませんか?少子高齢化だから?今ある尊い生命すら守れていないことはどうするのでしょうか。

わたしたち大人の問題点

ちなみに日本人という括りにおいても 先進諸国の中でも最低ランクに 。「客観的」には健康に見えるのに 「主観的」には幸福度が低い。大人もそうらしいです。(そりゃ子どももそうなるか…)
自分の人生を自ら自由に選択できている人が少ないのではと思います。
ouimamaがいつも大切にしている「主体性」 。
これまでもそれから今も、誰かがいうから、政府がいうから、大体がそうだから、それが常識だからという価値観に縛られている。だから世界で1番コロナワクチンを接種し、メディアを信頼し、自分がした選択なのに誰かのせいにして不満を抱えている…そういう国民性なのではとわたしは思います。
自分の人生を自ら選択するということは、誰かが言うから、みんなしているからといった価値観を捨てなければいけません。スマートフォンやメディアに溢れる情報を入れるだけ入れ、その一部を切り取りすぐにそこに答えを求める。
そういった大人の生き方が子どもたちの未来への希望になっているか。
産科や小児科領域においても過度な介入が続くことで、子どもの自己肯定感の低下や心身ともに問題を解決するための経験も奪われ解決する力が育まれないなどの問題が起こり、幸福度が低い結果になったと思います。

産科や小児科領域の自然を残したい理由

助産師として生命をただこの世に産み出す、 というだけでなく 人生を慈しみ豊かに生きる子どもが増えなければ、 医療の水準がどんなに高くても たくさんの生命が救えても意味がない。現代の問題は、進歩しすぎたことで起きていることを考えると、やはりこんな時こそ自然に耳を傾け、子どもたちの心も本当に満たされるような社会全体を作っていく必要があるように思いました。わたしがそのために出来ることは妊娠や出産の本来の喜びを取り戻し、自然を最大限、活かし育児に繋げること。子どもたちから送られるサインを見落とさないように大人が協力し合えたらいいなと思います。

今日もご覧いただきありがとうございました。


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