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深澤直人さんの展示に行ったよ

「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展」へ行ってきました。

深澤直人さんといえばプロダクトデザイナー界でもかなりの有名人です。
おそらく名前は知らない方でも製品に触れたことはあるのではと思います。
auのインフォバーを新聞広告でみたときはなんてかっこいいんだ!!ケータイ欲しい!!と感動したのを強く覚えています。(買ってもらえなかったので余計)

深澤さんのデザインに対する考え方や姿勢などは、今著作を読んでいるので後日まとめたいと思います。ので単純に展覧会の感想を書きます!

まず若い外国人の鑑賞者が多くいたことに驚きました。世界的なデザイナーなのだと改めて実感。
展示に関しては、深澤さんの作品は生活にものすごくふつうに、かつその場の雰囲気を良くしてくれるものが多いので、気持ち良いなーこんな生活したいなーと単純に思いました。突飛でない、華美でない、普通のもの。でもせっかく買うからなんか良い感じの。というものを生活用品に求める人多いと思います。でも普通に良いものって、なかなかないんですよね。そういうニーズにちゃんと答えてくれるデザインが多いです。
(この考え方は水野学さんのTHEシリーズに通じるところがある気がします。)


パナソニックのドライヤーもなんとなく一番マシ(本当にすいません。。でもドライヤーってあんまり可愛くない。。)と思ってたらこれも深澤さんなのですね。納得!

あと、一番衝撃的だったのが、キャプションです。

バリ島のウブドにいった時に、アンティークショップに置いてあった椅子がなんかアジアのビューティーだなあと思ったからこのベンチをデザインした。
ルーブル美術館に置かれていると聞いて、
「ああそんな感じだ」とイメージが一致した。
曲げた太いパイプが好きなんだ。
それに合わせて
座をデザインしたといってもいい。
先に脚の形が思いついた。
脚の先を丸めた。
座の下の曲げたパイプの部分が
少し見えた方がいいと思った。

めちゃくちゃ感覚的や〜〜〜・・・

なんとなく深澤さんはものすごく理路整然とデザインについて説明している
イメージがあったので頭をぶん殴られたようにびっくりしました。
こんなにもふわっとしているのか、と。
それでも良い!と思わせるのは言葉の説得力で後付けするのではなく、製品のもつ説得力で勝負しているからかなと思いました。

深澤さんの考えかたやアプローチは非常に興味深かったので、本読んで考えを深められればと思います。私もやりたいな〜と思ってる俳句のことが書いてあってテンションあげて読んでます!俳句やりたい!

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