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実績を解除していく

人生って「どれだけ実績解除できるか」なのかな、と最近気付いて、なんかそこから少し楽になってきた。ような気がする。

要するに「人生って色んな経験した方が面白いんじゃない?」というだけの超平凡な気付きだけど、経験って言い方だと堅苦しくてちょっとテンションが下がるっていうか。その手のあらゆる名言は、これまで全然刺さって来なかった。

「実績解除」とはゲームのメインクエストのように大筋には関係ないものの、自己満足で埋めたくなるやり込み要素みたいなやつ。

例)初めて釣りをした
  累計10,000コインゲット
  敵を100体倒した など

実績を解除することが目的になると、とりあえず「〇〇をした」という事実だけが大切になるから、やった結果が悪くたって、それはそれで良しとできる。
何でもかんでもやる前から否定して踏み出せない自分には、かなり革命的な発見だった。

25年生きてきて、人生をゲームみたいに捉えるって話はちょっと、結構痛いか。


今日は「下着屋で採寸とフィッティングをしてもらう」という実績を解除してきた。急カーブでしょうもなさが増したけど、そういうしょうもない実績をコツコツ埋めていきたいっていう話だから、こういうので良い。


これまで下着になんのこだわりも無く、自分のサイズもちゃんと理解していなかった。
友人の結婚式に出席するため、ドレス用の下着が必要だったから、そうもいかなくなったのだった。

まず下着屋さんの採寸って、上半身丸裸にされるのかと身構えていたけど、普通にタンクトップの上からでいけた。

よく聞く「採寸してもらったら自分が思っていたサイズより上だった」が本当にあった。カップ数のアルファベットで抱くイメージがなんの参考にもならないという気付き。

いくつか試着させてもらって、フィッティングチェックなるものもして頂いて、胸の位置を正しく下着に入れられる、という実績もついでに解除。全く恥ずかしくなくて逆にびっくりした。向こうも仕事だし、こっちも必要なものを買いに来ているだけだし、そりゃそうか。

今まで下着屋さんにビビっていたけど、一つも怖いことなかった~と分かったのと、自分のサイズが理解できたから、なんか人生のレベルが上がった感じがした。

ちまちま実績解除したい。「友人の結婚式に出席する」という実績を解除できる予定が近付く。実績解除だから。出席することが大事だから。そう思うと少しは楽しみに思える。人とご飯を食べるのが苦手だから、本当にそれで少しでも気が楽になれば良いと思っている。ぜんぶ自己暗示みたいなもの。

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