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横断旗
2022年6月16日 01:21
祖母が亡くなった。祖母が床に臥せてから、ずうっと暗い気持ちが続いていた。思い返せば呆気なく、あっという間に逝ってしまった。だけど祖母は、もうこれ以上苦しまなくて済む。そんな風に思わなければ、納得できなかった。身近な人の死を経験するのは初めてで、家族内でも考え方や受け止め方で、何度も口論になった。みんな不安で、余裕がなかった。「幸せだったのかな」「もっと生きたかったんじゃないかな
2022年5月14日 01:08
「もう人生終わりがいいのに、まだ続くのがつらい」という思考に囚われていたら、私じゃなくて祖母の生命が危うくなってしまった。今月頭から体調を崩した祖母は、みるみるうちに弱っていった。遠方に住んでいるため、テレビ電話で時々様子は見るものの、最後に会ったのは2年半前だった。その頃はまだピンピンしていて、ちょっとやそっとじゃ倒れないように見えた。祖母はあまりお喋りな方ではなかったし、表情も豊かでは