シェア
横断旗
2022年6月16日 01:21
祖母が亡くなった。祖母が床に臥せてから、ずうっと暗い気持ちが続いていた。思い返せば呆気なく、あっという間に逝ってしまった。だけど祖母は、もうこれ以上苦しまなくて済む。そんな風に思わなければ、納得できなかった。身近な人の死を経験するのは初めてで、家族内でも考え方や受け止め方で、何度も口論になった。みんな不安で、余裕がなかった。「幸せだったのかな」「もっと生きたかったんじゃないかな