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読書日記|阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし

 何か月も待ちに待った姉妹のエッセイを読むことが出来ました。本を読みながら、まるで姉妹と一緒に阿佐ヶ谷に居住しているような感覚に・・・。あまりにも図書館の予約があり過ぎて、なかなか読めず阿佐ヶ谷姉妹情報をやたら検索してみたりと。随分待たされました。

 とはいえようやく楽しみにしていたエッセイが読めて本当に嬉しい。本の中では、江里子さんと美穂さんが交互に書いています。個人的には江里子お姉さまのページが、ツボでした。日常の暮らしをコミカルに描かれていて癒される。あるあるネタが満載。ときにしんみりする話もあってバランスも良い。ただしお二人のテレビでの芸風は、シュールな所もありますよね。

 お二人の地元の人達との交流なんかも随所にちりばめられてあって、少し泣けるんです。これからも阿佐ヶ谷姉妹にはご当地感とガールネクストドア感を漂わせながら地道に活動して行って欲しいです。

 気の合う二人が、のんびり仕事もプライベートもつかず離れずまったり暮らしていく。そんな生き方が多くの人に共感されているんじゃないかと思います。ある意味完成形ですよね?こういう生き方って。人生の早い時点でそんな相手に出会えるって、ものすごく幸せな事なんじゃないかなぁ

 この本凄く売れているみたいなので、多分続編も出ると思います。お二人は売れっ子だから、執筆にそんな時間が取れないかもしれないけれども。阿佐ヶ谷姉妹のいちファンとしては、気長に待ちます。光浦さんと大久保さんの往復書簡も確かこんなテイストだったと思います。この本ハマった人は、オアシズの往復書簡も是非読んでみて下さい。

 話は変わりますが阿佐ヶ谷姉妹がお好きな方って、若干美穂さん気質を持った方が多いような気がします。江里子さん的なお姉さんが欲しい。そういう気持ちが根底にあるのかもしれません。そして日本人は姉妹ものに弱いですね。こまどり姉妹や叶姉妹そして阿佐ヶ谷姉妹。定期的に姉妹を欲している気がします。

 追記 本の中でささやかな贅沢をしたり、たまに小競り合いをしながらも仲良く暮らしていく姉妹の様子そのものが、疲れた現代人にもじんわり沁みるんじゃないかと思います。



 

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