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ショートケーキの歴史

ショートケーキの生みの親でもある
不二家創業者  藤井 林右衛門
コロンバン創業者 門倉 国輝

日本独自のショートケーキはすぐに国民的ケーキになったわけではありません。

⚫︎冷蔵ケースがない?

当時、まだお店に冷蔵ショーケースがあるのが珍しかった時代。
品質保存に適したバタークリームのケーキの方が主流でした。
ショートケーキに使われている生クリームは冷蔵が必須。

しかし、昭和30年代に入り、冷蔵技術の進歩と高度経済成長とともに冷蔵庫が一般家庭に普及されるようになると状況は一変し、
一気にショートケーキは国民的ケーキになったのです。

⚫︎ショートーケーキのイチゴ

不二家では販売当初から
イチゴだけでなく、フルーツとスポンジ生地、クリームを使っているものを「ショートケーキ」と呼んでいたそうです。

販売当初からクリームをフルーツの果汁やチョコで味付けをしたり、さまざまなアレンジがされていたそうです。

一方、コロンバンの門倉は、
「当時のイチゴは今よりも酸味が強め。それが甘いスポンジ生地と生クリームにマッチしていたからショートケーキにはイチゴが使われていた」と言っています。

夏場のイチゴが取れない時期には
マスカットや桃の缶詰などでも代用されていたそうです。

また、白いクリームに赤色のイチゴ。
日本国旗の日の丸に象徴される色づかいで馴染みやすかったという説や、
紅白の色合いから、誕生日のおめでたい日、クリスマスにもぴったりだったのかもしれません。



※bitesjapansquadの投稿:kanade_mt

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