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CX DIVE 2019 サイト制作をひっそりと振り返る

この記事は PLAID Advent Calendar 13日目の記事です。

2019年10月25日、最先端のCX(顧客体験)を学び、体験できるカンファレンス『CX DIVE 2019 AKI』が開催されました。私はイベントサイトの制作を担当しているのですが、本年は4月17日にも開催されたので制作も2回目になります。開催から2ヶ月が経ち、Advent Calendar でのリクエストもあったので振り返ってみようと思います。しがない制作者の、ごくごく私的な独り言です。


取り組んだ2つのこと

ペーパーレス

CX DIVE では受付時、パンフレットやカタログなど重く荷物になるような紙モノをお渡しすることをしていません。これは企画オーナーの経験に基づく判断なのですが、一方で、イベント参加中には誰もが行うタイムテーブルやセッション概要の確認ができなくなるため、モバイル/デスクトップでの閲覧性や利便性の向上に注意しています。

1. モバイルでも複数会場のセッションを見比べることができる
2. タイムテーブル↔︎セッション概要↔︎登壇者概要がシームレスに確認できる
3. デスクトップでブックマークしたタイムテーブルをQRコードでモバイルに移行できる


世界観の強化

今年に改訂された新ロゴに込められたメッセージの通り、CX DIVEは、恐れずに言葉を選ぶなら、お利口なビジネス・カンファレンスとは異なります。

「CX DIVE」の新ロゴマーク。1つの”円”に見えますが、実は大きさの異なる2つの”円”がズレながら重なり合っています。これはCXについて深く考えるために集まった登壇者・参加者双方の真剣さと緊張感、対話による新たな可能性の拡がりを表現しています。相反する赤と青は混ざり合い、うねり、バランスを常に変化させていきます。この色彩には、生活者を取り巻く環境が目まぐるしく変わり、行く末を予測することが難しい今の世界において、人の感情の多様性や流動性、「変わり続けること」をポジティブに捉えたいというメッセージが込められています。

熱気や狂気、没入、うねり。イベントのコンセプトがWebという接点でも損なわれないようトライしました。

1. Three.js によるロゴ・アニメーション
2. ローディング・アニメーション
3. 画一的でないレイアウト


取り組みたい10のこと

このように2つのトライを行った一方で、パフォーマンスとの塩梅が問題として残り続けました。短期間+リソースは己のみという条件下でリリースが最優先事項のため、課題は山積していきます。

構成/デザイン

・イベントの概念レイヤーだけでなく、自身が参加するイメージがより湧きやすい構成
・タイムテーブルの更なる改善
・セッションや登壇者情報のマスターデータの、デザインデータ/フロントエンド同期によるオペレーション簡略化


フロントエンド・パフォーマンス

・HTTP/2
・PWA
・Workboxの細かなハンドリング
・Component Dynamic Import
・Lazy Load
・CSS再設計によるレンダリング(レイアウトツリー構築)効率化
・クエリ文字列パラメータによるモダール・ウィンドウ表示(→拡散の利便性向上


と、ここまで読んでくださった読者のみなさまは筆者に突っ込みたさ満載だと思うのですが、トライしたことよりも圧倒的に課題の方が多い。その上、課題は山積みであるにも関わらずWebサイトはひとつのタッチポイントに過ぎません。次回からは会場のグラフィックやサイネージに関してもディレクションすることでWebと会場との認知を収束し、ブランド・エクイティの強化に繋げられたらと考えています。

時間も人手も有限で、事業に貢献しなければという焦りや不甲斐なさとの戦いは続きますが、それでもなお、作ったものの先に喜びや驚きや怒りや哀しみを感じる人がいることを忘れずに真摯に取り組んでいく所存です。

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デザイナー / デジタルマーケティング施策の戦略理解から制作まで一貫して行います。19年1月よりPLAIDにてブランディング&マーケティング担当。個人事業としてブランド及びデザイン・コンサルティングとデジタルクリエイティブ制作を行なっています。
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