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山に登り始めて大嫌いだった夏が好きになった

9月の下旬にもかかわらず猛暑日が続いています。
異常です。

いつからか夏が嫌いと思うようになっていました。
暑くてジメジメして汗が止まらないし日焼けするし。

6月〜9月はエアコンつけっぱなし。弱冷房車には絶対に乗らない。ノースリーブの服しか着ない。ガツンとみかんやガリガリ君を毎日のように食べる。口を開けば暑い!夏嫌い!といっていた私が今年は夏を心待ちにし、満喫し、夏との別れを惜しんでいます。

夏の高山は楽しい

大嫌いだった夏が好きになったのは標高の高い山に行けるからです。

日本アルプスなど標高3000m前後の山は6月まで残雪期。雪山装備を使わず山を歩けるのは7−8月、9月はもう景色が秋めいてきます。10月になると天候に大きく左右され、温かい日差しのもと紅葉を楽しめる日もあれば雪が積もることも。

私は冬山をやっていないので7−9月の高山を楽しめる時期は貴重です。

やっぱり高山の景色や登頂の達成感は格別だし、下界が40度近い日でも涼しい世界にいるという優越感もあります。(大抵の場合、高山であっても行動中は日差しにやられて汗ダラダラなのですが・・)

7月でも雪渓が残っている
9月中旬はもう秋っぽい

夏山の楽しみができて夏の自分の行動と気持ちにも変化がありました。

行動面での変化

今までの夏は仕事のお昼休みも目の前のコンビニにすら行きたくないと思い、お弁当を持参するか通勤途中のコンビニ(駅構内)で買っておくことを徹底していました。それが今では暑熱順化するぞと意気込んでわざわざ少し離れた飲食店やコンビニまで歩いています。

また、夏のランニングが山での熱中症対策や秋以降に走れる体をつくると考え、日が沈んでからランニングをするようになりました。夏の高山は日差しが強く、日中の行動中は熱中症のリスクもかなり高いです。心拍数がすぐに上がってしまうので長い距離は走れませんが、習慣化すると意外と慣れてきます。

以前は真夏に走っている人を見て自分とは違う人種だと思っていましたが、今は自分がそちら側の人間になっていしまいました。

夏のランニング後のガリガリ君は最高


メンタル面での変化 

夏なんかなくてもいいのにと本気で思っていました。

でも今は、山に行って避暑ができると思うと毎日の暑さもそれほど気にならなくなりました。その気持ちを保つために毎週のように山の予定を入れています。

暑いと文句を言ってもこれからも夏が暑く長くなり続けることは間違いないし、だったらその夏を楽しめることに感謝しようと180度考えが変わりました。

ただし、夏は台風で計画が乱れることも多く、天気予報と睨めっこしながら心穏やかでない日も多くありました。台風で山行がキャンセルになった時のメンタル回復方法はまだまだ修行が必要かもしれません。

快晴だったのに一瞬で霧に包まれる。山の天気は難しい


最後に

9月下旬に差し掛かっても真夏のような暑さが続いています。

日常の中では早く涼しくなってほしいと思うけれど、来年の夏はどの山に行こうかなと今から山行計画をストックする日々。身体が足りません。

来年の夏が楽しみだな。

赤岳から横岳へ向けて歩く

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