マルシェ出店の講師をします。
イベント販売のパン屋というところから始めた「オオトパン 」。現在は週に1度の間借りパン屋と通信販売をメインにしています。
2014年から、東京吉祥寺でパンイチ!というイベントも自ら運営し、一定の周知をできてきた、ということもあり、このような講座の講師に抜擢された。
イベントでものを売る、日本では「マルシェ」という言葉がよく使われるが、それがどんな場所なのか、これから出店したいという人たちはどのようなことを考えて出店していけば良いのか、そんなことを参加者の人たちと考えたいと思っている。
私以外にも、長年、「酒蔵マーケット」などのイベントを企画運営してきた(そのサポート力と企画力と超越した個性はすごい!)遠藤陽子さん
遠藤さんが関わる、先日開催されたハナマルシェの様子↓
山梨の女性起業支援のキーパーソンと言っても過言ではない(私は初めて会った日にすでに夢を語っていた)NPO法人 bond placeの加藤香さん
女性起業支援セミナーの様子↓
このお二方がサポートメンバー。私はさておき、この二人のアドバイスがもらえるだけで、参加費無料とかお得すぎると思います。
申し込みはこちらから!
マルシェってなに?
で、自分でもイベントを企画したり出店したりする中で感じてきたことを話そうと思うのだけど、そもそも「マルシェ」という言葉、実はあんまり使うの好きじゃない。(マルシェやってる方、ごめんね)
なぜなら、〇〇マルシェ!って言葉多すぎ!私は天邪鬼だから、そういうのは避けて通りたいタイプなのだ。悪気はない。
そもそも、マルシェ(marché)はフランス語で「市場」という意味の言葉。農業大国のフランスでは市場で新鮮な果物や野菜が売られている光景が普通だと言う。でも日本のマルシェと言う言葉の意味はちょっと違うと思っている。
新鮮な野菜や果物が揃うマルシェももちろんあるが、その意味合いから少し離れて、
・手作りのもの
・小さなお店
・野外で行われる
と言った所に焦点が当てられることが多い。むしろ野菜や果物を求めて足を運ぶお客さんの方が少ないのではないだろうか?と思うこともある。なので、今回の講座のさす「マルシェ」と言うものはそのような「手作りの食品や雑貨など小さなお店などが集まる野外イベント」のことを言っている。この文章で言う「マルシェ」も同じ意味だ。
山梨は特に「マルシェ」が多い
山梨に移住してきて思ったことは、週末はあちらこちらでイベントをやっていて、それがどれも「マルシェ」であることが多い。気候の良い季節などいろんなところでイベントがある。大きい小さい、様々ですが、一種の流行りのようなものだろうか。自治体や大きな企業も何かにつけてマルシェをやりたがる。(このマルシェ乱立状態なのがいい状態なのかどうか、と言うのはまた別の機会に語るとして。。。)
そして、こんなにも農産物に恵まれている土地なのに、農産物を大々的に扱うマルシェは少ない。それはちょっともったいないところ。
女性の起業の場所がマルシェ?
これも最近の流れのような気がしている。
・女性のこだわりの手作り雑貨
・一点物のクラフトやアクセサリー
・手作りのお菓子
このような商材でプチ起業した女性が集まるのがマルシェ。店舗を構えていないから「ここでしか出会えない」ものに出会える。
もちろんこれ自体は悪いことではないが、出店の敷居が低いことで、実際の中身が驚くほどクオリティーが低い、と言うことも多々。趣味の延長で作ったものだから、と言う売り場のやる気も低い、みたいな光景は、お客さんも冷めてしまう。
どんなマルシェが人を惹きつけるんだろう?
これだけマルシェが乱立している中、やはり「どれも一緒」と思われたらお客さんはまずは来ない。
これは私の持論だが、自分がイベントをやってきて感じているのは、まずは
・魅力的な出店者
これがなくては人は集まらない。でも、これは「有名店」が集まれば良いと言う話ではい。さらに、もう一つ必要なのは
・行きたくなるテーマやコンセプト
これにマッチングする出店者さんが揃い、
・出店者さん自身がイベントを心待ちにして楽しもう!お客さんに会おう!と言うパッション
これがあるとほぼ、イベントは成功すると言える。
そしてもう一つ本当に必要なのは、
・なんの為にこのイベントをやるのかというミッション
はっきり言って、これはね自分でやってて思うけどとても難しい。「ミッション」を打ち出す。これは自分自身にとってもテーマ。
で、言葉で言うのは簡単だけどこれを実現させるのは労力のいること、主催者としては、まずは「ミッション」について深く考え、(やらないという選択肢も大いに含みながら)、それでも「やる!」となったら「パッション」を当日までにいかに大きくできるか、お客さんにどう伝えるか、そればかり考えている。講座ではここら辺もちょっと掘り下げて考えたいと思っている。
魅力的なお店が増えてほしい
今回、この講座の講師を引き受けた時に思ったのは、この講座を受けた人がこれをきっかけに自分自身の「お店」を真剣に考え、試行錯誤し、魅力的なお店になってほしいと言うこと。
そのお手伝いが少しでもできたら、嬉しいな。
もちろん私もまだまだ進化途中なので一緒に学びたいと思っている。セミナーってついつい参加したことで満足したりしてしまうんだけど、本当の勝負は一歩を踏み出してから、どう続けていくかだと思う。
今回の講座は2回受講すると実践編として、9/14開催の「こどもマルシェ」に出店ができます。出店する方には個別相談会もあります、超本気サポートつきの講座です!
出店をしない方でも、マルシェに将来的に出たい方やマルシェについて興味がある方も講座には参加できます。2回講義のうち、1日だけの参加も可能。ご参加お待ちしております!
申し込みはこちらから。
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