月を観る
インド占星術を活用する上で大切な10天体12星座、
今回はインド占星術における「月」のイメージを掴んでいただけるよう、その性質や意味を解説していきます💫
【月/MOON/chandra】
心の安定をあらわす月。
イメージは「心配りのお母さん」です🧑🏻
●支配星座:蟹座
蟹座を支配する惑星なので、月と蟹座の性質は共通点が多くなります。
●人物像:母や妻(女性的)
太陽に対するものなので、母や妻にあたります。細やかな気遣いや女性的意味合いから、身体部位は胃や胸や子宮です。
●弱い吉星
満月に近づく光の強い月は吉星的性質が強く、新月に近づく光の弱い月は凶星的性質が強くなります。太陽との位置関係によって、良くも悪くもなるのが特徴です。
●水のエネルギー
月と同じく姿形が柔軟に変わる水のエネルギーを持ちます。
●調和したカパ
アーユルヴェーダの体質で言うと、カパ(水)を調整するような働きをします。
●性質
人の気持ちを汲み取る繊細さを持つため感受性や共感力が高いです。内気で慎重、従順で家庭的。心の繋がりを重視するためコミュニティを大切にします。
●注意すべきところ
心配性やヒステリーといった精神不安定性を持ちます。また気分屋です。排他的な面や依存にも注意が必要です。
●興味を持ちやすい分野
衣食住/炊事や家事/造園/農業/水産物/動植物を育てること/おもちゃ/子育て/幼稚園/小学校/看護/助産師/セラピー/カウンセリング/大衆相手/政治/経営/家/不動産/宿/旅行関係など
▼インド占星術における月の意味▼
あなたのホロスコープで月はどこに位置しているでしょうか?
インド占星術では、月は「内面や感情表現」を意味します。
月が位置しているところの星座の特徴や、一緒に位置している惑星の特徴が、内面の傾向性や感情表現の仕方をあらわします。
心という、ある種、別人格のあなたを月によって知ることができるんです。
溜め込みやすい、
抑制しやすい、
おしゃべりが大好き、
0か100かで判断する、etc...
心の傾向を知ることでケア方法がわかります。そうやって心の安定をはかることで、「安心」の中で社会生活(太陽)を送ることができるんですね。
陰を整えるから陽が活躍するという、
普遍の法則を教えてくれるかのような月です。
どうやったら心の安定を築けるの?
心が満たされるにはどうすればいいの?
と疑問が浮かんだ時は迷わず月の位置をチェックしてみてください。
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以上が月の性質や意味となります🌙
鑑定ではこの月がどのハウスに在住しているか、また他の天体とどう関係し合うかをみて人生を読み解いていきます。
わからないところはすっ飛ばして、
"月ってこんな奴なんだな"
ってことがなんとなく理解できればOKです🙌
ワードに囚われず、その奥の月のエネルギーやイメージを捉えてくださいね。