【短編小説🍠】ポスト芋団子🍠🍡

物語からの解放

何者？

だが、その根を問うものはいない？

そこに触れてはならないのだ

ソフィストは頭が良い

構造主義はまともだ

科学も万能ではない

宗教も解釈図式を与えてくれるわけではない

無駄にネットでつながれる

インフルエンサーっていうのがいるらしい

混乱する

頭の中が騒がしい

カリスマっぽい人たちが
物語を与えてくれるかもしれない
救世主っぽい人が意味を与えてくれるかもしれない

格好よさげなアーティストか
コメンテーターか
ユーチューバーか
芸能人というやつか、、、

しかし

貴方は知っている

どうせそれも確かなものではないことを
わかってしまっている

でも
何かにすがらなければならない
一時的にでも安定した足場がなければならない
、、、

そうやって乗り換えていく

目的地すらも忘れてしまう

それに疲れれば
乗り換えるのも
嫌になるかもしれない

それが確かなものであると信じるために
必死に景色を維持するために
雲の動きさえ止めようとするかもしれない

目をつむりあの景色を心の中で思い浮かべるかもしれない

自己同一性
私らしさ
自分

これは死守しなければならない

でも
もう疲れたんだ

人間は
鏡を見た時から
病気にかかっていたんだ

悲劇の始まりだ

もう疲れたんだ、、、

歩いていても
足に力が入らない
ふらふらと

ああ
体から力が抜ける

視界もぼやけてきた

本当に力が入らない

目の前が霞んでいる

でも
どうでも良いんだ、、、

ん？

何か光が見える、、、

おっと、、、

なんだ？
この黄色い団子🍡は

芋団子🍠🍡というのか、、、

今日の、、、
最後の晩餐か

悪くない

こんな根暗な私には
合わないが、、、

悪くない

１６０円か
ちょうどぴったり
ポケットに入っている、、、

ではいただくとしよう

パクっ

( ,,`･ω･´)ﾝﾝﾝ？

わっしょい！🍠!(^^)!

生命力を感じるぜ～！😎

底から沸き上がって来る

腹の底からわっしょいしている🍠

なんだこの震えは？
この躍動は？

根からやってくる！

１６音が奏でる美しき旋律！

見えはしない
しかし感じるのだ！

蒸し芋は不可視🍠　YOH！♫

フォー！！！✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

みなぎる力！

腸が悦んでいる！🍠

何やねんこの終わり方！

感謝、甘藷、わっしょい🍠