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20/7/8 横浜F・マリノス VS 湘南ベルマーレ (プレビュー)

富居の牙城を崩そうという事で本日の一曲はTommy February6 - Cant take my eyes off of youでいきましょう!!
因みに原曲は1967年に発表されたFrankie Valli であります。

再開一発目となったレッズ戦は0-0とドロー発進。
色々な方のレビューは #トリコロール集合知 で沢山見れると思います。(てかこれ書き終わったら皆様の読ませて頂きます。)
課題ありなのは勿論ですが、お気楽野郎なので個人的にはこれから期待出来るとこも沢山あったなーと感じました。
let's過密日程という訳で早速湘南ベルマーレのプレビューいきましょう♫

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目次

1.湘南のこと、知ってる?

2.やさしさとは

3.釣り堀

4.ごめんねスズーキー

5.僕がいかなきゃ誰がいくんだ?

6.冬一のメソッド

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1.湘南のこと、知ってる?

前節ベガルタ戦は開始早々の失点し、それからも攻守共に精彩を欠き0-1で敗戦。
浮島監督も浮かない表情をしておりました。
(ここで笑わないと後もう笑うとこないよ。)

このネタ分かる方絶対昭和。

因みに昨季、浮島監督初陣がマリノス戦でした。
レビューで振り返ると可変式4-4-2で来てたんですね。もうすっかり忘れていました。
この可能性も頭の片隅に置いても面白いかもしれまへん。

さて、湘南は3-5-2。
ターンオーバーが予想されスタメンを当てるのも難しいですね。
しょうがないけど考えてみましょう。

ベガルタ戦、55分に替わった鈴木とタリクは出場するかもしれない。

ベガルタ戦での2トップのヒートマップ。
石原は右寄り高い位置を取り、タリクは上下左右に幅広く動いてファーストターゲットとしても顔を出していた。
石原は先発じゃないとしたらマリノス対策として196cmの指宿先発も充分に考えられる。

問題は3CB。
昨季から中央と右はほぼ固定でやっていた中で坂、岡本、石原がベガルタ戦で3人とも10キロ超えで休ませたいとこ。
と言えども3CBは湘南にとって替えづらいのが現状。

さて湘南と言えばハードワークしながらのショートカウンターのイメージが強いチームだが、浮島監督はポゼッションして最終ラインからビルドアップしていくスタイルにも取り組んでいる。
そこは頭に入れておきたい。

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2.やさしさとは

マリノスのスタメンも予想してみよう。

(夜verにしてみたww)
後半17分に替わった渓太は先発でも良いかもしれません。でなければ杉本か。
RSBは松原負傷で前が入るのか?
一番気になるポジションである。

それとも殆ど変更なしか。

どちらのチームも再開2銭目、一番予想が難しい。

さて、レッズ戦後のマリノスの選手、ボスのコメントを読んでみるとやはりリズムとテンポを重要視している。
また仲川含めトップの選手はフィニッシュの質やパスかシュートかの選択についても言及していた。


大幅にメンバーが変わればより早く自分達のリズムとテンポで出来るか鍵にもなってくる。
特に試合立ち上がりでビルドアップで度々引っかかるとリズムに乗りにくくなるだろう。

湘南の基本は5-3-2ブロック。
3人の中盤が横にスライドするが間に合わない時などはWBが前に出て、最終ラインがスライドし4バックにもなる。

ハイプレス時も前5人に加えボールサイドのWBが積極的に前に出て相手SBに対応する時もある。

ガンバ、レッズ戦と見てきてGK梶川がボール持った時にハイプレスが来る事が想定される。

また流れの中からのビルドアップでマリノスSBが湘南SHまたはWBに引っ掛かる事も避けたいだろう。

もし湘南が立ち上がりから積極的ハイプレス掛けてくるなら、まずはマリノス2CB脇に一人選手が降りて来る形で様子を見ながらゾーン1での安定を図り、ボール保持率を上げ主導権を握りたい。

昨季の対戦時にもあったSH山田直輝が周りとの連携と合わず不用意に前に出てくる場面が出てくれば、その中盤のギャップを狙っていけるだろうし中盤のスライドを難しくさせる事も出来る。

その中で和田が出場すれば彼に大変期待したい。
彼の気の利いた優しい位置取り、視野の広さでチームに安定をもたらしてくれるはずだ。
普段出場してない選手が沢山居たり、畠中がもし出なければより重要となる。

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3.釣り堀

ベガルタ戦でも頻繁にあったが、3CBのそれぞれサイドは自分達の前方の相手選手にボールが渡ると前に出て対応するが、中盤のスライドが追い付かずサンド出来なくなると後手を踏むシーンが度々見れた。

ここにマルコスがちょっかい掛けてCBを釣り出し、その空いた裏のスーペスを使ってフィニッシュまでもっていきたい。

もしナベコウが出場するなら喜田がレッズ戦で見せた最終ラインの空いたスペースへの侵入を期待したいし、それが難しいならボール保持者のサポートになる位置で次の攻撃の準備に入るという使い分けも必要になってくるだろう。

また前述した湘南WBが前に出て最終ラインがスライドして4バックになった時の脇にいるWGへの対角線フィードの有効性はベガルタも示した。通った場合はWGの素早い仕掛けを見たい。

テルも研究されてきて対峙する相手SBは間合いを適切に取りディレイさせる術を得てきている。しかしテルがここからもうひとランク上の選手になる為に有難い試練ですよ。

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4.ごめんねスズーキー

これもベガルタ戦、開幕のレッズ戦で垣間見れたシーン。
WBとCBの間に侵入した選手に受け渡しが度々曖昧になっていた。
チャンネル攻略は意図的に狙いたいし
3.で前述したのと合わせて積極的にこのスペースにマリノス前線のダイアゴナルな動きによる侵入は効果的だろう。

ターンオーバーに加え梅崎も負傷離脱中で駒不足は否めないが、セオリー通り3人の中盤を頻繁にスライドさせ疲弊すると2シャドー毎交代はあるだろう。
レッズの様に試合終盤、湘南に5-3ブロックをボックス内で作られるとニッチーもサッチーもいかなくなるので当たり前だが早目に先制、節目となる60分当たりでの交代の後で点に結び付けたいっすね。

レッズ戦で課題となったアタッキングサードからの崩し。
クロスは今まで以上きマイナスのクロスの本数を増やしていく事も必要になっていくと個人的には感じている。
ヒロさんがレッズ戦でのレビューでクロス集計された図を頂きましたので紹介します。
まさにこの試合のクロスの内容を証明しております。(ヒロさんありがとうございます!)


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5.僕がいかなきゃ誰がいくんだ?

さて湘南のボール保持も見ていこう。
最終ラインからの展開には両WBが高い位置を取る。
前述した通りショートパスを繋いでビルドアップしていく姿勢を積極的に見せている。
ただベガルタ戦で3CBに3トップがハイプレス、サポートに降りてくる中盤の選手にもマーク付かれると手詰まりになり、この面において課題を多く残した。
マリノスも3トップが積極的にプレスを掛けていくだろう。

それよりも厄介なのはレッズもマリノス相手に執拗にやってきた「SB脇への対角線ロングフィード」だろう。
ベガルタ戦後の福田選手のコメントは興味深くマリノス戦では現実的な選択肢を想定して臨む気もしている。

(福田選手コメント)

3バックから高い位置を取りWBへのロングフィードは湘南の大きな武器でもある。
レッズ戦では計79本のロングボールに対し3バックから41本記録し、中央に位置する坂は10/18と精度の高さも見せている。
坂はディフェンス面でも外せない選手だがこの試合出場するだろうか?

(SofaScore参照)

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6.冬一のメソッド

RWBはレッズ戦では石原、ベガルタ戦は岡本だった。石原はレッズ戦でドリブル回数全選手トップの6回を記録し果敢な一対一の仕掛けが印象的だった。

ただベガルタ戦で岡本はRWBで、石原はCBとLWBでフル出場。
岡本は走行距離11.5km、スプリント回数17回で石原は11.2km、22回とかなりのハードワークをしており両者共この試合に出場するか疑問視される為RWBに誰が起用されるか大きな鍵となる。

LWBは湘南のキーとなる選手である鈴木が出場すればかなり厄介だ。
レッズ戦では10本のクロスのうち3本成功させ2アシスト。
彼の非常に高い精度を持つ左足からのアーリークロスには要注意で遠目からも積極的にクロスを上げてくる。

対峙するマリノスSBが一対一で負けない事、精度の高いクロスを上げさせない事が求められる。

更に湘南はWBだけで無く3CBも参加して上がりを見せてくる。

ベガルタ戦の3CBの左に入った大岩のヒートマップ。積極的に高い位置を取っているのが分かる。
サイド2人掛かりで攻撃される回数はなるべく減らしたいしそれによりWGがプレスバックせざる得なくなるのは正直マリノスとしては嫌である。

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ざっとプレビューしてきましたが、この試合は今までは出場する機会の少なかった選手がスタメンから起用される可能性もある。
ほら!水曜に新しいニューヒーローが誕生する光景がそこに見えるではないか!!

<この試合のポイント>
*わー坊の優しい位置取りで試合の安定を。
*CB近くのハーフスペースに立っていたずらを。
*前線なダイアゴナルな動きを精力的に。
*ベルマーレ3バックにプレスを掛けて対角線ロングフィードの精度を落とせ。
*ベルマーレWB vs マリノスSB



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