見出し画像

大人の島留学日記#53 「適度な脱力計画」

「まあちょっと力抜いて、、、」

今までに言われた言葉NO.1は「まあちょっと力抜いて、、、」岩見です。

私は、何事も力みがちというか、無駄にパワーで押し切ろうとするところがあります。
例えば、握力。高校の時、両手40kg越えの記録を出し、握力だけは女子の中で学年1位でした。
例えば、帰省した時に、母から「生きるエネルギーが強すぎて、近寄らないで欲しい」と言われたこともあります。ご愛嬌です
例えば、これ。つい先日、スイーツを乙女の如く楽しんでいたら木のスプーンをへし折りました。マジで最悪でした。

パワーをコントロールできない様はまるで、怪力しか能がないモンスターのようです。物理的な話は以上にあげた通りですが、気持ち的にも難を抱えています。真面目でせっかちで責任感が強いところが、私の”力み(りきみ)”を産んでいます。

ですが、海士町でお試し移住を始めるようになってから適度な力の抜き方を意識できるようになってきました。

この話は「田舎のスローライフが私を急かさなくなった」とかではなく、私は生まれてこの方22年間山陰地方を出てないので、元来、田舎産のせっかち怪力モンスターなわけです。

では、なぜ、私が海士町に来て適度な脱力ができるようになったのか、振り返りつつ書いていきたいと思います。

(考察1)すぐそばにある大自然

綺麗な自然の景色がすぐそばにあると、その雄大さに圧倒され「島前3島が火山噴火でできたクソデカいカルデラなことに比べたら私の時間やパワーなんてちっぽけだな〜〜〜〜」となって大体冷静になれます。
最近は、冬なので海はしけがちですが、海が凪(なぎ)ってる時なんかは、特に心が落ち着きますね。


(考察2)”ちょっとお話”が超大事な文化?
海士町でお試し移住を始めてから、一番驚いたのが業務時間中に一見無駄な時間と思われるようなおしゃべりタイムが多いことです。でも、今ではそれが一番大切なのだろうと思っています。数分間でもお話してお互いを知ること、お相手の話を聞こうとする姿勢が、良い関係性を築くきっかけになるんだろうなと思います。仕事をしていて感じているのは、用があれば少しでも顔を出して話をする時間をすごく大切にしていることです。

(数ヶ月前の仕事場の様子)

しかし、仕事を始めて最初の頃の私は、その「無駄話」と思われるくらいの話の長さに焦りを感じていました。業務を遂行することだけに意識が集中してしまい、無駄に焦ったりソワソワしたり、、、「誰のための仕事なのか」を忘れて、とにかく与えられたタスク(業務)をこなすことしか頭になかったなあと今振り返って思います。

おしゃべりタイムの必要性がわかってきてからは、以前よりも心にゆとりを持って、タスクに対する緊張感もゆるくなったような気がしています。

(結論)適度な脱力ができるようになったのは、自然の雄大さと人付き合い文化かもしれません

もっと、ゆとりを持って軽やかに生きたいものです。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?