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成長の原動力は"違い"を知ることでした【わたし、島で働く。】

企画連載「わたし、島で働く。」をお届けします。

今回は、10月-12月に島体験生として、海士町役場人づくり特命担当で働かれていた足立清美さんにお話を伺いました!

お話を聞いた人:足立清美(あだち きよみ)さん
22歳(取材当時)。
東京都出身。2021年度10月より島体験に参画。

仕事内容

・インスタグラムの更新
・大人の島留学・島体験研修の準備、ミーティングへの参加
・空き家清掃
・島の中の事業所(ホテルEntó)の支援
・広報用の写真撮影


人づくり課で働く

ーなぜ、人づくり課での勤務を選ばれましたか?

大人の島留学を知った時に面白い取り組みだなと思い、その取り組み自体に興味を持っていたので、人づくり課を希望しました。

また、私は生まれてから今まで東京でしか暮らしたことがなかったので、自分が住む東京と海士町の違いを直に見てみたいと思っていました。

人づくり課であれば、様々な現場に出向いて東京と海士町の違いを感じたり、そこで実際に手を動かしてみることによって現場の状況と課題を認識したり、島内の事業所を見て回ることによって色々な人の考えや気持ちを知ることができるのではないかと思いました。

実際に働いてみて、東京と海士町の違いを広い視野でみることができたので、人づくり課を選んでよかったです。

人づくり課で働かれていました


ー仕事をするうえで嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

嬉しかったことは、自分が行った仕事で人が喜んでくれたことです。

地域の方々に島体験生について知ってもらうために、島体験生のポスターを作りました。

同期の子から、そのポスターをきっかけに、地域の方々と話が盛り上がったと聞いた時は嬉しかったです。
地域の方々ひとりひとりの心に届くような仕事ができたのではないかとも感じましたし、そう実感できる瞬間が、仕事のやりがいにもなっていました。

ポスターを見る地域の方々

東京から海士町へ

ーなぜ、島に来ようと思いましたか?

東京以外で暮らしてみたいという思いがありました。

自分にとっては、東京での暮らしが「あたりまえ」だったので、東京に来た人たちが東京での暮らしで感じる"驚き"を自分は感じることができなかったんです。

そういった"違い"との遭遇が同年代に比べて少ないんじゃないかと思っていて、自分の視野の狭さを感じていました。
だから、地元から離れて暮らして、自分以外の「あたりまえ」を知りたかったです。

また、コロナ禍も島体験を決断する大きな要因だったと思います。

コロナが流行する前は忙しくも、充実した日々を送っていましたが、コロナの流行によって予定が埋まらなくなり、時間がたくさんできました。

自由な時間が増えたことによって、かねてから思っていた「地方で暮らしてみたい」という思いがより一層強くなったと思います。

空き家清掃も行っていました


ー実際に島に来てみて驚いたことはありましたか?

たくさんありました!

まず、来て最初は牛が身近な場所にいることに対して驚きました。

それと、私はよく散歩をするのですが、その時の周りの反応が違うことに驚きました。

東京では散歩していても誰も気にも留めないけど、海士町では、夜道を散歩していると、車で通りかかった人に、「大丈夫?!」であったり、「足ないの?家まで送ってくよ!」と声をかけてもらうことが多くありました。

たくさん「あたりまえの違い」を感じ、それによってたくさんの驚きがありました。

道沿いに牛がいます

島での生活のその先に

ー島に来る前と後で何かで変化したことはありますか?

自分を好きになれたことだと思います。

島にくる前は、心のどこかで、自分を好きなことは恥ずかしいことであるように感じていました。ですが、島に来てからは、自分の人生なんだから自分を大事にしようと、心の底から思えるようになりました。
海士町の環境がそのことに気づかせてくれたと思います。

仕事の面でも、その考えは活きていて、自分と向き合うことは、他人や地域と向き合うことに繋がるんだと感じられるようになりました。

島体験の3か月を通して、自分を見つめ直すことができるようになったと思います。


ー今後どうしたい、どうなりたいというのはありますか?

この島には、多種多様な経験を持つ方々がたくさん集まってきていると思います。

島の中でたくさんの人と交流して、お話をして、たくさんの価値観に触れることができましたし、そういう経験を通して自分もこうなりたいと思える人に多く出会いました。

自分も誰かに、「面白い人生を送っているな」と感じてもらえるような人生を歩みたいです。

最終的には、「今まで何やってたの?」と聞かれた時に「話が長くなるけど大丈夫?」、「職業は何?」と聞かれた時に「なんだろう?」って言える人になりたいです!

面白い人生を歩みたい!

おわりに

今回は、海士町役場人づくり特命担当で働く足立清美さんにお話を伺いました。

地元から離れて暮らすことによって、自分以外の「あたりまえ」を知りたいと話していた足立さんが、暮らしで東京との違いを感じ、人と出会うことで様々な考え方を知っていったことが印象的でした。

足立さんの人生において、この島体験は有意義なものであればなと思います。

足立さん、貴重なお時間と素敵なお話をありがとうございました!

(インタビュー:清瀬 文:石川)


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