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食の力でみんなを笑顔にしたい【わたし、島で働く。】

#離島にもっと若者の還流を

こんにちは!企画連載「わたし、島で働く。」をお届けします。
今回は、10月-12月に島体験生として、地産地商課で働かれていた加藤涼音さんにお話を伺いました!

お話を聞いた人:加藤涼音さん
22歳(取材当時)。岐阜県出身。 2021年10月より島体験に参画。


”食”を仕事にしたい


ー地産地商課で働かれていましたが、具体的な仕事内容を教えてください。

しゃん山」という地域で採れた食材を販売するお店で働いていました。
しゃん山では、接客やレジ打ち、商品開発、しゃん山で販売するスイートポテトと大福を作っていました。


ーなぜ地産地商課で働きたいと思いましたか?

もともと食を扱う仕事に携わりたかったです。事業所を選択する段階で、ホテルEntôのダイニングと、地産地商課の「しゃん山」での勤務の両方に魅力を感じていました。

ですが、商品開発に携わってみたい!というかねてからの思いと、島に訪れる観光客の方々よりも、島に住む地域のみなさんとたくさん関わりたい想いから、地産地商課で勤務することになりました。

将来、自分のカフェをオープンしたい!という夢にも近づけたような気がします。


喜ぶ顔が見たくて 


ー「しゃん山」で働くうえでのモチベーションや、働くうえで嬉しかったことはありますか?

モチベーションは「人」でした。
相手をサポートすることが好きで、相手の力になれたときに「ありがとう」と伝えてくださることがすごくモチベーションになっていました。

また、いつも来てくださるお客様の名前や、よく買われる野菜を覚えて、来店された際に接客させていただくと、とても喜んでいただけことがあり、お客様と会話することが楽しみでもありました。

自分の作った大福やスイートポテトなどを、お客様が購入する姿を目の前で見ることができ、「美味しかった!」という声や、「やっと大福を買えてうれしい!」と声をかけてくださったことがうれしかったです。

そういった瞬間を目の当たりにしたことが特別で、今までにない経験でした。



アイディアを形に


ーぽてっと(大福)は加藤さんが商品化されたんですよね?どのような経緯で商品化されましたか?

「しゃん山」で販売しているかんぺ(島の干し芋)は製造の過程で端切れが出るのですが、その端切れを利用して何か商品開発ができないかという想いがありました。

まずは自分でかんぺの切れ端を使ってみようと、「崎みかんジャム」から着想を得て、自宅で芋ペーストを作ってみました。この芋ペーストを商品化してみたい!と、上司の方に相談し、本格的に商品化することになりました。

商品化に向けて案を話し合う中で、芋ペーストとして販売するよりも、芋ペーストを使ったスイーツを販売する方が良いのではないかと意見をいただき、大福として販売することになりました。

試作の段階から、シェアメイトには何度も試食をしてもらっていたのに、実際に大福が販売され始めてからも、何回も大福を買いに足を運んでくれたことが本当にうれしかったです。

シェアメイトと職場の方々にたくさん協力していただき、何度も背中を押してくださったからこそ、商品化することができました。

「しゃん山」で売られているぽてっと(大福)


ー関心のある商品開発に携わってみていかがでしたか?

難しかったです。人によって味の好みが違うので、その点を考慮して、商品として多くの人に受け入れられるように、10回以上試作を繰り返しました。

作るからには中途半端にならないように、美味しいものを作りたい。
妥協せずに島体験生としてしっかり責任を持ちながら作ることができたと思います。

ですが、商品開発が難航してしまうことも多々ありました。「私がこう言うと相手はどう思うんだろうか。」と、人に対する見られ方を気にしてしまい、コミュニケーションの取り方に悩むこともありましたが、

同じ職場で働いていた島体験生の小國瑞奈さんの助けもあって乗り越えることができました。小國さんは、自分とは対照的に積極的に行動できる方で、互いの弱点を補い合える存在でした。

商品開発の業務を通して、弱点があってもお互いに補いあえばいいと思えるようになりました。

右前:加藤さん

今、この瞬間が幸せ


ー今回のインターンシップを通して、仕事を始める前と、今とで自分自身に何か変化はありましたか?

今回のインターンシップに参画する前は、インターンシップの次にある就職活動を見据えてインターンシップを考えていました。就職活動の場で語れる経験であるかどうかが行動の基準だったように思います。就職が決まった友達が周りにも増えていきていたので、心のどこかで就職というものを意識していました。

今は、今後就職活動をするか、しないかまだ分からないけど、この経験が役に立つかどうかは重要ではなくなりました。自分が楽しいかどうか、自分の行動が周りの人のためになるかどうかを大切にしていきたいです。


おわりに

今回は、地産地商課で働く加藤涼音さんにお話を伺いました。お話を通して加藤さんの、自分の「やりたい」を形にして、地域の方々と関わっていく姿勢がとても印象的でした。また加藤さんが一生懸命、商品開発に取り組んでいる姿から周りの方の応援をもらることにつながったんだと思いました。

加藤さんは現在、3ヶ月の島体験を修了し次のステップへ進んでいます。島体験での経験を活かしてこれからも頑張ってほしいです。
加藤さん、貴重なお時間と素敵なお話をありがとうございました!

(インタビュー:清瀬 文:石川)

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