見出し画像

*自然な流れ

麻美と呼ばれたときのことを繰り返し思い出す
いつの間にか顔がにやけてくる

仕事が手につかない、こんな感覚久しぶりだった

Nのほうをちらりと見上げると
部下の誰かと話しているか
電話で身振り手振りで話しているかの
大抵はどちらかだった

けれどそれ以外の時は
そう、そうじゃない時は
いつも私を見てた

Nとの関係が
ただの部下と上司でなくなるのは
そう遠くはないと思った

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?