2020年下半期振り返り

仕事とプライベートの振り返り2020年下半期編。

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7月 フォントサイズ標準化祭り 連休

▼仕事
リリース済みアプリのフォントサイズが激小さい件の改修。
標準が10px、最大が14pxとかだった。今考えるとだいぶしんどいサイズ。

AppleのHuman Interface Guidelinesに則って

Label 18px
Button 20px
Minimum 16px

に変更。
当時デザイナーさんが不在だったので、社内で意見集めたり(案の定とっ散らかった)Webデザイナーさんに助けを求めたり、どうにか形にするための基準を決めて、実装していった。

ここでこだわったのは、全画面一気に標準化対応すること。
一部ずつ更新していっても特に問題ないだろうの意見もあったけど、
それだとサービス(アプリ)全体の世界観が一気に崩れるんですよね。

ディズニーランドとかも新しい地区増やす時は周りの世界観に合わせて防音の壁(?)に絵を書いたり、アトラクションを運休にして途中工程を見せないようにしたり。

「リアルとネットは違うだろう」と言われるかもしれないけど、工事途中感は出したくなかった。
特にフォントサイズが小さくて見づらいというマイナスを0にする過程においては小出しにしてもユーザーにワクワクは届けられないと感じたのもこだわった理由の1つ。

毎日開発していて何も意識しないでいると、現状を当たり前に感じてしまうけど、ユーザー視点に立つと他のアプリという"比較対象"があったり、「もっとこう...使いやすいといいんだけど」みたいな"小さな不満のもと"になったり。
そういう感情を引き起こす要因は後々大きな代償になると思って、結構工数とって対応したけど、今考えても対応して正解だったなと思う。

▼プライベート
バンド活動を再開。
大学の代が被っていない後輩がいてくれたんだけど、社会人1年目で転勤が決まり脱退。現役の子も脱退。
門出を祝いつつ、必死こいて働きながらも音楽をやる決断してる自分相当変態だなと再自覚。笑
新たなメンバーを迎えてスタジオ練習に入った。コロナさん怖すぎて、現役時代頑なに買わなかったのに、気づいたらサクッとマイクをお買い上げしてた。笑

あと連休に京都奈良大阪へ繰り出して美味しいもの大量に摂取して太った。
春日大社の御蓋山浮雲峰遥拝所でお参りしてヒュン体験をした。一瞬。
いつもこの体験をした場所の名前を忘れてしまうから健忘録。もう一度訪れたい場所。

8月 プロジェクト×プロジェクト 夏休み

▼仕事
フォントサイズ標準化まつりは引き続き対応しつつ、次のプロジェクトしながらOJTやってた。そんで毎週リリースもやってた。化け物か。あと中長期計画立てたり予算考えたり。よく生きてたな。。

プロジェクトはユーザビリティを良くすることを指標に、なんかいろいろをする。

・エンプティステートの表示
・カラーコードを正しく(画面によって違うことに気づいた)
・画面表示パフォーマンス改善
・機能追加
・エンハンス

とかやった。
わりかし当たり前なことが当たり前に提供できていない状態だったので、注目機能を用意!というよりは、今後の機能拡大に向けて見える部分の最適化を進めていった。

この時OJTの内容がより具体化してて、ユーザー目線での改善をやったり、提案してもらっていた。
自分が切ったチケットを新卒が対応してくれて、良い改善だと別のメンバーから褒めてもらえたのが間接的に嬉しかった思い出。

いつになっても原動力は「良い改善」で、0→1じゃなくてマイナス→整数なんだなと実感。
7月からだけどプロジェクトの効果やらがでて売り上げ右肩上がりに転じてホッとしつつも、偶然の産物の可能性もあってヒヤヒヤしてた。
社内で褒める流れが出るとすごく緊張して、そんなうまくいくわけないと思ってしまう...天邪鬼だなあ。気を緩めずずっとユーザーファーストを考え続けられるのはいいことなのかもしれない。

▼プライベート
夏休みあったけど篭ってた。
別日で長野へ行って自然と空気の素晴らしさに感動。
免許持ってないけどとりあえずいつか引っ越すという野望ができた。

9月 開発メンバージョイン・プロジェクト遂行 長野

▼仕事
新卒が正式にアプリ開発メンバーとしてジョイン。
嬉しくも余裕がない日々でお仕事お願いできない状態だったので申し訳なさ爆発していた。
基本リモートでやりとりしていて、温度感とか不安感とかが全く測れない状態なのがもどかしい日々。

とりあえず後から知るとしんどいリリースまわりを引き継ぎ。軽いタスクからお願いしつつもなんか気になる!があれば随時声をあげてもらう体制に。
もともと少ない人数(ていうか社内は1人)でやってたのもあって、ユーザーとかプロジェクト、売り上げを優先しまくった結果開発まわりの最適化や自動化、ドキュメント化が進んでいなかったなと反省。

プロジェクトはまた別なやつで、1つの行動にフォーカスして改善を実施。
短いスパンでいろんなプロジェクトをやっているけど、今考えると「〇〇改善月間」みたいなのをひたすら回してるような状態だな、と。
月初:開発
月半ば:テスト
月末:申請と次プロジェクト
みたいなサイクルで、検証期間が明確に設けられてなかったり、落ち着く時がなかったりでちょっとずつ疲労が溜まってた感。

▼プライベート
早くも2回目の長野。
もはや住みたくなっていてリゾートマンション的なとこに歩きで外観を見にいく。田舎の山やばみ感を全身で受け止める。
さすがに無免許長野は無理やろと思いつつ、住んでから半年だが圧倒的部屋の狭さに明確な不満を覚え早くも引越し先を探し出す。
ほぼ家のことしか考えてないな??

10月 プロジェクトリリース・バージョンアップ 6年

▼仕事
9月からのプロジェクトをリリース。
の前にiOS14対応が急遽入ってちょっとバタバタ。合わせてパッケージ周りの更新もしないとで更にワタワタ。
アプリだと申請からリリースまでのブランクと、アップデート必須機能とライフサイクルの設計次第では穴ができてしまい古いバージョンのアプリを使われ続けることがあり(うちは穴があった)そこはWebとの大きな違いだなぁと再実感。
あとはOSのアップデート周期と内容をちゃんと追ってないとリリース間際で爆死するのも痛感してちゃんと追っていこうと思った。

なんとか生き抜いたのは、9月にデザイナーさんがジョインしてアプリの定例に入ってプロトとかデザインとかやってくれたから。
見よう見まねXDからちゃんとメンテされるようになったのはでかい。
あとデザインのパターンをいくつか出してもらえたりしたのもだいぶ大きかった、世界観広がった感じ。

▼プライベート
私生活では交際6年を迎え(!!)お祝いディズニーした。
社会情勢的に出歩くの良くない時期ではあって、どうするか結構悩んだ。
あんまりアトラクションは乗らず、雰囲気を楽しみながらゆるゆる歩いて座ってを繰り返していた思い出。
にしてもあっという間の6年。


あと足繁く通ってた地元のカレー屋さんが無期限休業してしまい、ゲキ狭い家に住んでいる唯一のメリットを失う。
ここまじで美味しくて、週1必ずテイクアウトしていた。(お店では食べたことがない)
カレーが食べられないならこんな狭く家賃高いところにいる理由はないぞ!ってことで本格的に引越しを決意。
ほんとは都心で会社通いやすいを体験したかったが、この時点で出社日数1日とかで恩恵全く受けられず。

11月 BIGプロジェクト始動 誕生日

▼仕事
アプリを大幅リニューアルしてからずーっとやりたかったことに着手。
やりたかったけど実現方法にめちゃくちゃ悩んでいて、いろんな人に壁打ちしたり壁打ちしたり長く使われていたりイケてるサービスの調査を長らく水面下でやってた。
で、8月ごろに実現方法の形が見えていよいよ実装に踏み込んだ時。
良いか悪いかは別として、アプリをメインでやってる人がいなかったり、Webが主体だったりがあるから、全く違う業界✖️やりたいことの相性が良いなと思ってて。
一般的な物差しややり方とは外れるかもしれないけど、ある意味で新しい機能の良さに繋がってるのかなと思う。

ここで言いたいのは「斬新さで注目を集める」ではなく。
ユーザー体験的に「心地よい、ワクワク」を追求した先に、全く別の業界で取り入れていたやり方を選択したという結果。
ここはユーザーにどんな感情でサービスに触れて欲しいか?が重要だと思っている。
善やプラスの感情で触れてほしいことは間違い無いのだが(マイナス感情を持ちながらサービスに触れて欲しい提供者はいないはず)、善やプラス感情にもたくさん種類があって

・嬉しい
・好き
・楽しい
・明るい
・気持ちいい
...

で、サービスはどんな感情で触れてもらう方向性にするの?的な。
明るいプラスと、穏やかなプラスはそれだけでも熱量や印象が異なるので、抽象的で分かりづらいんだけどこの辺明確にしているとブレづらいし、参考にするサービスに少し傾斜をつけられる印象。
あって当たり前で不便を感じづらい(ニーズに沿った)画面設計や機能にこだわった。
ここ検証できてないから実際どうなのか?は機能単位で知りたいなー。

▼プライベート
誕生日を迎え29歳に。
いよいよ20代ラストということで自分の人生について改めて考え始める。
まずイメチェンからでしょう!という良くわからん理由で手始めにロングでパーマだった髪をバッサリ切る。
染めに染めまくった髪たちとおさらばし、健康で綺麗な黒髪を手に入れたので満足。

12月 続プロジェクト 決意

▼仕事
BIGプロジェクト続きの対応。メンバーがコロナにかかって振ってた仕事一旦全部帰ってきたり割とてんやわんや。
あとは過去の埋もれバグ引き当てて障害発生からの修正対応など。
ちょっとこの頃から怠慢というか、甘さというかなんかそういうのが出てる気がする。

サービスとしては順調に右肩上がりで売り上げていて良い感じ。
更に伸ばすためにやってるプロジェクトなので気合い入りつつ、ビジネスロジックは結局自分がガッツリ手を入れることはなく、ニアショアの先輩におんぶにだっこだった。。
あと「こうしたい、こうした方がいい」に対してあんまり深く突っ込まれず通ってしまうことに対しての怖さが生まれたり。
ここら辺は別でも書きたいけど知識や経験が長い人が言ってることが正しく聞こえてしまう的な何かがありそう。

▼プライベート
自分の人生見つめ直す延長で仕事についても考える。
これまで自分の居場所(会社)以外のことについて、消費者目線・開発者視点でしか見たことなかったので軽い気持ちで転職サイトに登録。
めっちゃエージェントさんから連絡きてビビり倒す。
自己分析を繰り返して、「新しい環境でステップアップしたい」の気持ちに気づく。
転職活動を開始。仕事して経歴書やら作って面接しての大変さを初めて知る。

「なんでこのタイミングでやろうと思ったんだ自分...!」ってちょっとなった。笑
でもいつかは...とか言ってたら一生そんな時こないから、一歩踏み出したのは大きいんじゃないかっていうところ。

2020年あいうえお作文

あ...新しい自分こんにちは
い...生き方とか考えた
う...生みの苦しみ
え...炎上なし(多分)
お...大人の階段をまた1つ登った

うまいことまとまったんか???
ひたすら長野に通ってプロジェクト回していた1年でした。
2021年も良い年にしよう(したい)

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