マガジンのカバー画像

視覚に囁く『小ご絵』

1,314
いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
運営しているクリエイター

#イラストレーション

「柿食へば」で一句。

さ、本日の焦点笑点は、福島県は会津からの中継でございます。高村光太郎の『智恵子抄』がよく…

縁の下の力持ち。

自分のために頑張ると時にくじけてしまうけど、好きな人のためならば踏んばれる!

百聞・百見でもかなわない?

『百聞は一見にしかず』 よく耳にする諺だけど、最近、肩身を狭くしてるんじゃないの? 写メ…

人・こころ。

人は支え合って人になる。 頼って安堵、頼られて成長のスパイラル。 人のつながりってあたた…

サイがウマ。

塞翁が馬。 歩いていて突然サイの頭が現れ、「おっ」と驚いたら後ろ姿がウマだった、という意…

狐火。

 京浜東北線王子駅からほど近いご近所の名所。  王子稲荷神社  ここは歌川広重『王子装束…

厳冬の『因幡の白兎』

童話をめくれば、何度読んでも結果は同じ。 現実とは違う。 現実は突発的で、想定外で、意外で、試練的。 そんなキビシイ現実を空想世界に突きつけたら? たとえば『因幡の白兎』。 白兎が渡るはずの海が厳冬に凍ってしまったら? 白兎は喜ぶかもしれないが、ワニザメは困る。氷に阻まれて出番をなくしてしまう。 「かくなるうえは、陸上でも活動できるワニに大変身!」ワニザメ。 となるのも、突破的で、想定外で、意外で、白兎にとって試練的、と思いきや、白兎は涼しい顔で氷上を滑り抜けていく

アリババのネコババから始まった。

『アリババと40人の盗賊』のストーリーを覚えておいでだろうか。 盗賊が隠した財宝の一部を…

時を駆ける小人。

終わってしまった時間に苦さを残すことがある。 もし時間を戻すことができたなら、ベターな選…

長寿の護符

3匹寄らば文殊の知恵。 これでやっと「亀」の字、完成。 「亀文字作るのもひと苦労」亀。 …

『冬が来る前に』

リスが巣ごもり前の冬支度。 で、人さまの“季節感”は? 季節の冬は先だというのに、世界は…

白日のもとに消えたアラビアン・ナイト。

インドのお医者さんが、アラジンの魔法のランプに騙された。 「富と健康をもたらすコレは、あ…

ブレーメンの音楽隊。

楽器を遊びたくなることってある。 もちろん、流麗に演奏するじぶん、が目標だ。 そういえば…

ハッピー・ハロウィン。

東京飯倉片町交差点、夜10時。 仕事帰りに信号待ちをしていたら「かっこいいですね!」の声。左に停まった車が冷え込んだ夜に窓を開け、助手席に座る女性から声をかけられた。 オレ?  そう、あなたと目が語っていた。 「あ、ありがとう」答えたのはいいが、かっこいいのはオートバイのほう。どう見てもラフすぎるおっさんがかっこいいはずがない。 などと考えてたら、すかさず運転席の若者「ハッピー・ハロウィン!」。 「あ」あまりに突然のことだったから、「はっぴ、はろいん」と平仮名ことばで