マガジンのカバー画像

視覚に囁く『小ご絵』

1,288
いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

逃げちゃう2月。

ここにきて、時間の流れが早くなった。 1年のうち、この時期の時間は密度が濃い。振り返れば…

大後悔の旅にならなきゃいいけど。

ルーティンな毎日に、いつもと違うことが起こると、少し億劫になる。 段取りを考え、固まりか…

空想旅行。

旅行に行けないことが、思い出アルバムを見返す機会を増やしている。 湯けむりの露天風呂に、…

意識の進化的脱皮。

世の中、否定に満ちている。 「これ買ってぇ〜」 親の袖引くすねかじりが駄々をこねると「だ…

自分を支え続けてくれるもの。

投げる紙テープは、絆の証。 離れても、決して切れることはないのだよと、青や黄色や白色のテ…

気持ちの新陳代謝を促すもの。

家で過ごす時間に映画を、という話をよく耳にする。 「もう観る作品がなくなっちゃった」とい…

人は誰もが虹色に輝ける。

「人って見かけによらない」ってよく耳にするけれど、口にする人はわかっちゃいない。人が見かけどおりにできてはいないことを。 じゃあ、見かけってなにさ。 結局はアナタが納得するためにアナタが勝手に決め込んだ他人像。 そんな思い込みに振りまわされる謂れはないぞ。 人ってそんなにシンプルにできてない。 見かけと違ってずっと入り組んでいて、フクザツ。 自分がそうだし、他人をよく観察してみるとよくわかる。 学業期間を終えて働き始めると、ショクギョウと見かけが結びつくことがある。よく

肩書きはゴーストライター。

その人になりきって書く。 このように表すと、まるで潮来だ。 でも、当たらずとも遠からず。…

「到着しましたよー」

詐欺メールが増えた昨今、思うこと。不勧善懲悪。

ここのところ、危ないメールが心なしか増えたように思う。 危ないメールとは、フィッシングだ…

迷い道。

専門ではない絵を描くのにも迷いがある。 未熟な者なりの悩み道だ。 迷いの末、落としどころ…

夏を想う。ちりん。

その階段は、夏の五日間だけ別の場所につながっていた。 魔界とか結界とか、そんなチンケなも…

時間に悔いを残さないために。

時間は物体だ。いつだって坂道を下り続けている。 心は抗い、上を向く。 目が捉えるものは、…

麗しき未来の文化遺産ホテルへ。

かつて領事館だった建物がホテルに生まれ変わると聞いて、ひと足早く泊まりに行った。 未来のホテルは、まだ改築仕様書すらできてはいない。 だけど足を運ぶと、そこにはボクよりミーコが早くいて、窓からずっと遠くへ手を振り続けていた。 ベルボーイは穏やかで、ボクとミーコ以外には色のない、細い線のような日だった。 未来を予見しているのとは違う。 いずれこうなるだろうという勝手な思い込みの連鎖ーー隣三軒両隣親戚一同友人知人と連なるつながりが手に手をとるように、物語をつないでいくだけなの