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2020年9月12日土曜日の雑感

休み。
家から一歩も出ず。

昨日だったか、なぜだかわからないけど、演劇に出ることになって、まったく内容も台詞も頭に入ってないまま、本番が始まって舞台に出るという、恐怖でしかない夢を見た。

役者さんはよく見る夢だそうだが、なんでそんな夢を俺が見ないといけないのか。

すごく目覚めが悪かった。

舞台役者さんという仕事は、絶対にやりたくない。
あんな怖い思い嫌だ。

そんな中、最近、仲良くしてもらってる友達の役者さんが出演している映像作品を観る機会が、立て続けにあった。

まずは、先日映画館で観た「人数の町」でもいい芝居をしていた川村紗也ちゃんが出ているドラマ「死亡フラグが立ちました!」。

紗也ちゃんは、「怪しい女」という役で出ている。

主にドランクドラゴンの塚地と絡む役なのだが、紗也ちゃん演じる怪しい女の狂気っぷりが最高なのである。

シュールな笑いとしてもしっかり成立している。

小劇場でいろんな役を演じてきたからこその演技の引き出しを上手く使ってて、お見事だった。

綾乃彩ちゃんは、この秋から始まった深夜ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ」に、教師役で出ている。

第1話はワンシーンの出演だったが、こちらも、綾乃彩ちゃんにぴったりの、少しとぼけた女性教師役だった。

役作りは漫画原作に寄せてなのだと思うけど、今後の登場が楽しみである。

浅野千鶴ちゃんは、YouTubeで公開された謎の動画ドラマ「NoMeN」に、妻兼母親役で出演している。

千鶴ちゃんは、女優としての達者さは誰もが認めるところだけど、そんな中でも、この作品の彼女の芝居は、まさに女優・浅野千鶴の真骨頂である。

夜中に観て、声を出して笑ってしまった。

3人に共通しているのは、どの役も、どこかしら本人がもともと持っているユニークさがにじみ出ているということである。

知り合いの舞台役者さんが映像作品に出ているのを観ると、「ああー、一生懸命頑張ってるんやなあ」と思うときと、「さすが、いい芝居するなあ」と感心するときがある。

前者は、映像の現場で与えられた役を頑張って演じてるなあという意味で、裏を返すと、その役者さんそのものの魅力はあんまり出てないなあという意味でもある。

後者は、その役者さんの持ってる元来の魅力が役とリンクしてて、その役を演じてるのを観てて「お見事!」という爽快感がある。

正直、舞台役者さんが映像作品で使われるときは、大抵は前者で、後者みたいな気持ちになることはあまりない。

しかし、今回の川村紗也ちゃん、綾乃彩ちゃん、浅野千鶴ちゃんは、3人とも「いい芝居するなあ」と、こちらが気持ち良くなった。

共通するのは、3人とも、役者うんぬん以前に、人として面白い人たちである。

魅力的な芝居ができる、という根本には、やっぱり演じる本人が人として魅力的ってことが、重要なんだなと再確認した。

特にコメディのセンスが問われる芝居は、本人が面白い人か否かは、めちゃくちゃ大事。

当たり前のことかもしれないけど、そう思ったのである。

◼️今日のコロナ

本日の東京都の新規陽性者数は、226人。

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