小説を日々書いていく中での道筋

と、いう、タイトルそのまんまです。

 小説を書いていると思うことがいっぱいあり、そして日々思うこともいっぱいあり、それでその「思い」っていうのは物書きの動力源的なものなのでどこかに残しておきたいなあって、ずっと思っていた。

 でも、ノートに書くと言葉が先行してしまうので殴り書きになってしまう。自分が読めればいいんだけど、たまに自分でも読めない時があるので困っちゃうのです。なので、パソコンで入力するのが一番、頭に流れてくる文字をタイムリーに露わにできる。ので、こういう形として残していこう、と思った。

 小説を仕事にする。と、思ってはいるけれど、私はまだそのスタートラインにも立っていない。賞をまずはとってデビューをする。そこからがきっとスタートラインだと、なんとなく思っていて。だから今は修行期間、みたいな。

 自費出版で本を出すことだってできる(やる予定ではあるけれど)けど、それは仕事じゃなくて趣味の領域にとどまってしまうわけで。

 もっと突き詰めていけば、どうして小説を書くことを仕事にしたいかって、それがとても、とても好きだからであって。

 周りからは今は「趣味だよね」という目で見られるので(当たり前だけれど)、周りに「ずっと書いていていいよ」と、言われる環境が欲しくて堪らない。

 私は今、24歳(ちなみに女です)だけど、小説を書き始めたのは小学生の時だった。多分、友達の影響とかだったと思うんだけど、自然とコピー用紙やらノートに書き始めたので大人になるまでこれが趣味だって気づかなかった。

 私にとって小説を書くことは当たり前のことだったから。

 それから、図書室にもいっぱい通って本を読む子どもだった。何の本を借りていつ返すのかっていう図書カードっていうのがあって、その枚数で年間で何冊読んだのかわかるんだ。その枚数はいつも学年で3位以内に入ってる感じだった。

 小学生の時、授業でお話を書きましょう、っていうのがあったんだけど、教科書に地図みたいなイラストがあって、自分の好きなルートを通って宝物を取りに行くお話を書いてください、というものだった。

 いろんな想像をして、それを文字におこして皆の前で発表する。そしたら思いの外、周りの反応が良くて先生も褒めてくれて、多分この時、人に読んでもらえる嬉しさとか物語を思い浮かべる楽しさとか、そういう快感を味わってしまった。

 それで、大学生までは本当に趣味で書いていた。ちなみに読む本は硬派?っていうのかな、純文学とかが多くて、ライトノベルは一度も読んだことがなかった。(今も読んだことはないです……。)

 でね、有名な作家さんたちの本を読んでいると自分が作家になるとか考えもしなかったわけなの。だって、凄すぎるから。想像すらさせてくれないほどに雲の上の存在だったから。

 けれど、私が大学生くらいの時からライト文芸なるものが流行り始めて、新しいレーベルが多く出てきていて。書店でイラストの可愛さにひかれてエンターテイメント性が高い作品を購入した。初めて賞をとった知らない作家さんだった。恋愛もの。それを読んで、衝撃を受けました。——これ、私にも書けるんじゃ?、と。

 なんていうか、文章の精度が自分と同じくらいの人が賞をとったんだ、という感覚で、おこがましいですが私ならここはこうして——と自分なら、を考えてしまっていた。

 それが転機になり、賞の投稿が結構手軽に行えること、たくさんの賞があることを知って「好きなことを仕事にしたい」と思うようになる。

 今、したいことは、仕事と趣味の境目をなくすこと。

 私はアニメも大好きなので自分の小説をアニメ化してもらうこと。それで好きなアーティストさんに主題歌を歌ってもらうこと。

 そういうのを想像して、とても幸せな気持ちになっています。

 でもね、最近は仕事の忙しさとか理由をつけて賞に全然応募できていないので自分に喝を入れよう、と。

 こうして文字におこすと自分が本当はどう思っていたのか、自分のことも知れる気がして。

 私は、その世界で生きている人のお話が書きたいです。

例え、その世界とその人に矛盾が起きていたとしても自然で違和感のない矛盾みたいな。抽象的すぎて多分伝わらないな……。その世界は本当に存在していてそこで人が生きている。という当たり前だけれどお話の根底にあるその部分を一番大事にしていきたい。です。



 

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