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虹のかけら芸術祭 奮闘記その3

 3月18日からついに私が実行委員長をつとめる『虹のかけら芸術祭』がはじまります。通しチケットは一万二千円です。

 高いなと思われる方もいるかもしれませんが、今回この金額に設定したのは三つ理由があります。一つは今回の企画は30席分の通し券でスタッフ人件費などの人件費まかなって、残り50席分の個別で販売されるチケットに関しては丸々実施して頂いたグループの収入になる形を提案しています。つきましては通しチケットよりも、個別のチケットが買いやすいことで、フェスに参加頂いた団体が表現の仕事のひとつになりうると考えたからです。

 二つに私は実は小劇場公演でも1万円を超えるチケットを売ってもいいのではないかとまえまえから考えていまして、その実験との為です。今回、小劇場の公演に色々な味が楽しめるという付加価値をつけてみました、そのことによって1万円を超えるチケットがどこまで売れるのか考えてみたいと思っています。

 三つ目は、今回のイベントに関しては、どれも自信を持ってお勧めできるイベントなので一つ二つでなくて全部楽しんで欲しいなという願望を込めて、全部みたらお得な通しチケットにしました。例えば二つ、三つをセットにするというアイデアもあったのですが、全部楽しんで欲しいのです。なぜなら今回の虹のかけら芸術祭は「アートは境界を超える、虹の架け橋になりうる」ということを示したいと考えていて、コンサートによくいくけれども演劇はめったにみないひとや、演劇によくいくけれどもダンスはめったにみないひとが、ついでに未知のイベントに出会う機会になって欲しいと願っているからです。通し券を買ってしまったら、自分の興味のあるイベント以外もきっとついでについつい足を運んでしまうと思ったのです。

虹のかけら芸術祭は3月18日-24日まで、毎日、日替わりで、色々なアートを用意しております。ぜひtheater新宿スターフィールドに足をお運びくださいませ。虹のかけら芸術祭実行委員長 いちかわとも。


まずは記事を読んで頂きありがとうございます。もしもサポートを頂く事があれば、次回公演の制作費の一部として使わせて頂きます。いちかわとも。