【ボカロPの縁側思い出語り　その001】明日へ／初音ミク

どうもこんばんは。インターネット老人会ボカロ支部所属、寒村出身のkoushirou（卑屈P）です。

以前twitterで言ったことですが、主に自分のことを最近知った方や再会した方向けに、過去に投稿した楽曲について思い出話をしていきたいと思います。

今日は2008年1月23日に投稿した曲を振り返ってみます。

卑屈Pとして最初のボカロ曲です。

2007年8月31日に初音ミクが発売されて程なく、自分もその存在を知りドハマリしました。

作曲の真似事とDTMを少し覚え始めたぐらいの頃でしたが、専ら会社とゲームセンター（主にbeatmaniaIIDX、月300～400回程のプレイ頻度）を往復する毎日を続けるだけの自分が今度は家から出なくなる始末でした。

一番最初に聴いたのは初音ミクが歌うカードキャプターさくらのOPテーマ『プラチナ』だったと記憶しています。その後、オリジナル曲を作る方々の存在を知り、ニコニコ動画に入り浸ることとなります。

やがて触発されて自分も初音ミクを買い、早速作詞して歌わせてみたわけですが、マジで恥ずかしかったのを思い出します。自分の手紙を面と向かって朗読されている気分でした。また3～4分の曲や歌を意識したメロディや曲構成にも初めて触れたので、完全初心者として色々試行錯誤しながら曲を作っていました。

なんとか完成させたのが2007年末。

この時点ではニコニコ動画への投稿はあまり考えていない状態だったのですが、せっかくだし投稿してみても良いかなと色々調べて動画の作り方も覚えて行きました。

ただ、どうしてもイラストに関しては自分ではできないところだったので半ば諦め気味でした。（ピアプロというサイトは既に有りましたが、インターネット上でも引き篭もりであった人間に急に密なコミュニケーションは無理というものです）

そんな中、偶然にも弟がいつの間にかイラストを描けるようになっていたことを知り、協力してもらってこの動画の1枚絵を上げてもらいました。

今日のボカロP活動があるのも実は弟のお陰だったりします。

こうしてこの曲が自分のボカロPデビュー作となりました。

楽曲のテーマ的なものは本当にぼんやりとしていて、「音楽の教科書の後半に載っている授業ではスルーされがちな曲」のイメージで作りました。なんでそんな作り始めた段階で捨てなきゃだめなイメージが最初だったのかはよくわかりませんが、とにかく最初は深く考えてなかったということです。

投稿時は相当緊張していましたが、ありがたいことに最初の1日くらいで1000再生くらいされ、コメントも好意的なものが多くこの日は非常に安心して眠りにつきました。

因みにこのとき覚えた投稿時の緊張感については、小さくはなりましたが今でも同じ気持ちで残っています。

そんな12年前の話でした。

今覚えてる限りのことを書き起こしてみましたが、ちょっとでも皆さんの暇が潰せたのなら幸いです。

もし宜しければ次もこの縁側に遊びに来て下さい。また勝手に語りますので。

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