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声のえほん

「#せいゆうろうどくかい」というTwitterの企画をご存じですか。

声優の悠木碧さん(@staff_aoi)から始まった試みで、有志の声優さん方が、朗読をボランティアで配信してくださっています。

朗読作品は「#せいゆうろうどくかい図書館」タグの付いたツイートで公開されているので、家の中で過ごさなければならない方も、外でのお仕事を余儀なくされている方も、ぜひ聴いてみてください。

わたしも、井ノ上奈々さん(@inouenana)が公開されている3つの作品を拝聴しました。
(最初の2つは、井ノ上さんのパートナーで同じく声優の市来光弘さん(@mitsuhiroichiki)も参加されています)

3つとも井ノ上さんが脚本も手がけられたもので、今まさにちいさいお子さんがいらっしゃる井ノ上さんらしい、子どもへの読み聞かせのような作品。
どれも温かくて優しくて、井ノ上さんの、物事や言葉に対する向き合い方が表れているなと感じます。

『おやすみなさい、またあした』(井ノ上奈々・市来光弘)

お二人がたくさんのキャラクターを様々に演じ分けられるところはさすがプロ! ですし、二人いらっしゃるからこそ、この終わり方に持っていくのが本当にすてきでした。

井ノ上さんご自身もツイートされていたように、夜寝る前に聴きたい作品。

『いーちゃんとうさぎのウー』(市来光弘・井ノ上奈々)

畳みかけられる「どうして」の、少しずつ変化していく声色に胸がぎゅううううっと締めつけられて、からの、ラストがとても幸せでした。

『パッチン チョキチョキ』(井ノ上奈々)

リズミカルなオノマトペとくりかえしの構成で、目の前で絵本がめくられていくようなお話。

いちばん身近にちいさい方がいらっしゃる、井ノ上奈々さんならではの視点の作品ではないでしょうか。
「そうか、怖いのか、そりゃそうだよね……!」と改めて気づかされました。

言われてみれば、大人のわたしでも、前髪を切るのはちょっと怖い。

『森のピザ屋さん』(井ノ上奈々、市来光弘)

今日たまたま夜ごはんがピザだったんですが、えっちゃんとくまさんの作った看板メニュー、デザートに食べたい!


追伸

朗読を聴かれた方は、事情が許せばぜひ、「#せいゆうろうどくかい友の会」で感想をツイートしてみてください。

それがきっと、朗読を公開してくださった声優の皆さまへの、いちばんのお返しになると思います。

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