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【社員インタビュー】 音声サービスの「聴く体験」を開発。 "個"の強みを活かしたチームで取り組むオトバンクエンジニアのチャレンジ。 |VPoEとーるさん

会員数200万人を突破し、本を耳で聴くオーディオブックの体験を多くの方に届けているサービス「audiobook.jp」。その裏側には、各メンバーの想いと取り組みがあります。

今回は、今年4月にオトバンクに入社し、以降エンジニアチームのマネジメントやサービス開発など幅広く活躍されているVPoEの北川徹さん(@toru_kita)にお話を伺いました!*通称とーる

▼とーるさんプロフィール
2010年11 月グルーポン・ジャパン株式会社に入社し開発部 部長に従事。その後2015年1月以降、The RealReal Japan 株式会社でVPoE、ストリートアカデミー株式会社にて執行役員 CTO、株式会社大黒屋にてCTOへそれぞれ従事した後、2021年4月より執行役員VPoEとして現職。
自分自身のやりたいことと改めて向き合い、オトバンクへの入社を決意

自分のやりたいことと向き合い、入社を決意

ーとーるさんは今年の4月にオトバンクに入社されました。 まずはこれまでのキャリアから伺いたいです。

とーる:
エンジニアとしてのキャリアは、実は趣味でやっていたDJがきっかけでスタートしました。音楽イベントの企画をしていく中で、集客のためにWebサイト作る必要にせまられて、やってみようかなと。(笑)

PCを購入して本を揃えて、一から勉強しました。思った以上に面白くて、これを仕事にしようと決めて、未経験可の会社に応募し、アルバイトから始めました。

自分がエンジニアを始めた頃は、その会社の状況もあってか現在のようにバックエンド・フロントエンドといった分野別にチームもわかれておらず、それこそ情シス(情報システム)に近い仕事もやっていましたね。その後数社転職していく中で、徐々にマネジメント側へとキャリアが移っていきました。

マネージャーとしての最初の役割は、自分もプログラミングをしながらチームをまとめていくプレイングマネージャーからスタートしました。毎週色々な部門に20人ぐらいが入社する成長期の会社(全体で最大1,000人)でのマネジメントや、全体で40人程度の規模の会社でのVPoE職、全体で15人程度の会社でのCTO職等、スタートアップの様々なフェーズ・タイプの開発チームのマネジメント・組織づくりに携わってきました。

エンジニアとして働き始めた後も、暫くはプライベートでイベント企画を続けていました。そこでは、年齢も職業もバラバラなメンバーを、チームとしてまとめていかなければなりません。その経験が、仕事にいい影響を与えている気がします。

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※写真は当時(15年以上前)先輩達と共同企画/実施したイベント。DJ/バンド・jazzのライブ/ダンサー/スケート/ライブペインティングと盛々の内容で、「超大変だった。」(とーるさん談)

ー今回の転職で、なぜオトバンクを選んだんですか?

とーる:自分自身のやりたいことと改めて向き合い、オトバンクへの入社を決めました。

これまでは、求められたことに応えていくという必要性に迫られてのキャリア選択が続いていました。ですが、今回は改めて、自分が本当にやりたいことについて向き合ってみたんです。

音や本が好き、社会貢献につながるサービスに従事したい、人をつなげてチームや場をつくる役割を担いたい。そういった自分の考えが段々クリアになっていくなかで出会ったのが、オトバンクでした。

最終的な決め手は、オトバンクの採用方針と、共に働くことになるメンバーに強く共感したのが大きかったですね。

今いるメンバーが持っていない要素を持っている人を採用する、という考え方をとっていて、会社全体で補い合えるような組織づくりを目指す採用方針。その話を聞いた上でメンバーと会ってみたら、会社全体でそれぞれの個性を生かしながらチーム形成をしているのが伝わってきて、自分自身も自然体で価値を出せそうだと思い、入社を決意しました。

入社して感じた、メンバーへの誠実さと「音声体験」に従事するエンジニアとしての面白さ


ー入社して感じたオトバンクの魅力について、教えていただけますか。

とーる:一貫して、「個人個人がよりパフォーマンスが発揮しやすい形は何か」という観点で物事を判断しているところですね。満員電車禁止令やフルリモート可の働き方などは、そういった観点から生まれてきた施策です。

加えて非常に重視されていると感じるのが、共に働くメンバーへの誠実さでしょうか。経営陣では良い点ばかりではなく、シビアな内容が会話されることもあります。ですが、それを全社員に伝える際に、変に柔らかくしたり隠したりせず、ただし丁寧に展開されています。

例えば、会社全体のOKRを決める経営陣のMTGも、希望があれば経営陣以外も視聴できるように公開されていますし、月に2度は全社MTGが開催されてそこで経営陣の会議での内容が全社に共有されるので、社員と経営陣の関係もフラットな空気感ができているように思いますね。

ーエンジニア観点でいうと、特にどんな魅力がありますか?

とーる:ひとつは「人の体験」に紐付いたサービス開発に従事できる点です。
ここ最近、「ボイス UI」や「音声 UX」といった言葉が知られるようになってきていますが、弊社のサービス開発は、「人が自分の好みのオーディオブックを選び、心地よく聞ける」という体験全体を俯瞰しないと最適解が出せない、というところに面白みがあると思います。

わかりやすいものだと、再生までの操作が手軽であるとか、好みそうなものを的確なタイミングで出してくれるレコメンド機能などでしょうか。何人かエンジニアチームで実現したいと話に上がるのは、カーオーディオとの連携です。地方都市は基本的に車移動が多いですし、車中で本を聴けるという体験を提供できれば喜んでくださる方も多いのではないかと。

ほかにも、時間とか場所の制約がないおかげで、自分の働きやすい環境をつくれるのがとても良いですね。集中できる時間が確保しやすいですし、集中の仕方が作っているモノや個々人によっても違うことも考慮しやすいです。例えばちょっとトイレ行った瞬間にパッと思いついたり、ガーッと一気に集中してやりたいとか、あると思うのですがそういうときにもありがたみを感じます。(笑)

「個」の強みが生きる組織を作り、音声領域の開発をよりパワーアップ

ーとーるさんがオトバンクに入社されてから、さらにパフォーマンスをあげやすい環境にしていくために取り組まれたことはありますか?

とーる:開発の進め方において、役割分担やチーム間連携をよりよくできるよう、開発プロセスの整理や、OKRの運営の改善を行いました。それまで、やや相互に遠慮し合っているような雰囲気があったのでもっとやりたいことができるように環境を変えていったんです。

約半年かけて取り組んできた結果、だいぶ整理されてきたと思います。明確な目標を立て、それに則ったチーム布陣と開発プロセスを敷き、進めていく。お互いに協力しながらも、緊張感を失わないチームづくりができつつあると感じています。

ー最後に。今後、オトバンクでチャレンジしたいことはなんですか?

とーる:いまオトバンクで目指しているのは、「自らが価値を生み出すことのできるエンジニアチーム」の形成です。

チーム内でひとりひとりが確固たる自分のスタイルを確立し、互いに強みを活かしながら成果を出す姿を目指しています。

大規模な開発チームではないので、360度平均的に出来る個人で大きな成果を出すのは難しいですよね。例え部分的に欠けていても、明確に突出した強みと一貫性がある個人の集まりとしてのチームで物事に当たる方が、より高い成果を出すことができると考えています。ナンバーワンではなくオンリーワンの集まりと言いますか。

今後は、音領域の開発者のバリューが上がるのではないかなと考えていて、その黎明期に色々なチャレンジができるのは、弊社ならではの強みだと思っています。

サービスやプロダクトの将来性に興味のある方と、ぜひ一緒にチャレンジしていきたいです。

【とーるさん おすすめオーディオブック】

2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義
オトバンクの創業メンバーの一人でもある瀧本哲史さんによる東大での講義を書籍化した作品。内容はもちろんですが、講義形式の熱感が音声で再現されていて、非常に聴きやすくタメにもなりました。1.5倍速で再生すると、瀧本さんの少し早口な語り口がより再現されて本当に本人の講義を聴いている感覚になるそうです(※社内談)。この作品を聴いたのをきっかけに、瀧本さんの他作品のオーディオブックも多数聴いています。

海の誘惑
12分と短い作品ですが、聴き放題でもお聴きいただけるので、ぜひ聴いてみてください。 ナレーター・長尾奈奈さんの雰囲気のあるほの暗さが作品の内容をより際立たせていて、没入感バツグン。
私はいわゆる”声フェチ”なので、好みのナレーターの方の作品を探してよく聴いています。「声」で聴く作品を選ぶのもオーディオブックならではなので、おすすめです。

現在オトバンクでは、一緒に働く仲間を探しています!興味をお持ちくださった方はぜひお気軽にご連絡ください。



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