ひもりの備忘録

まいにちを生き延びる副作用ってキツイ。 置き去りにしてしまった「私」をおぼろげにでも思…

ひもりの備忘録

まいにちを生き延びる副作用ってキツイ。 置き去りにしてしまった「私」をおぼろげにでも思い出していこう、というコンセプトのゆるい一人語りの場。ひもりは今日も自分を探す。 ようこそ、まったりしていってください。

最近の記事

私にとってのテーマパーク

初めて行くスーパー、とりわけ大型スーパーというものは、ある種のテーマパークのような面白さがある。 子供の頃にはじめて行った、世界的に有名なテーマパークとさほど遜色がないほどと言っても過言ではないと思う。 入店し、視界いっぱいに陳列された商品が広がる光景を目にすると、不思議と胸が踊るのである。 でも、どうしてそんなふうに感じるんだろう? 料理やお菓子作りが好きな子どもだったからだろうか。 改めて考えてみると、おそらくこれらは要因の一つではあるけれど、確信をつくものではない

    • きんぴらよ、どんなキミでもキミはキミ

      今日いちばん嬉しかったこと。 適当に作った「きんぴら」を、妹が美味しいって言って食べてくれたこと。 蓮根とにんじん、めんつゆに醤油を少しと、お気持ち程度の七味唐辛子。 蓮根はあらかじめスライスされている水煮のもの。 人参は無心で刻んだ。 きんぴら色にはなれなかったけど、ちゃんと立派にきんぴらの味がした。 お手本みたいな見た目になれなくても、きんぴら、キミはいつだって美味しい。 ごちそうさまでした。 おやすみなさい。

      • 本当はどうしたいのかなんて、わかってはいるけれど

        「できない」を「したくない」と認めてしまったら、もう私は何に縋って生きていったらいいんだろう。 やりもしない、ただ「できない」と嘘の理由を積み重ねて。 「したくない」と全てをはねてしまったら、もう本当に何もしない人になってしまう。そんなふうに過ごして、とてもこの世界で生きていけるようには思えない。 見て見ぬ振りの「できない」数々のもの。 本当は。 でも。 どうしたらいいのかわからない。もうずっとわからなくて、今日は涙が止まらない。 頑張れなかったことだけを数えて、数えて

        • 幹があって、可能性の枝葉がある

          変わらないものの方が不思議だと、いつの頃から思うようになった。 同時に、人は簡単には変わらないよという言葉に反発心を覚えるようになった。 何を軸にして生きるかはそれぞれ。 だけど、自分の価値観以外を全て跳ね除けるような言葉の強さに私は「なんで」と思ってしまったのだと思う。 変わらなくていいと思っていたし、矛盾するようだけれども、結局人間の本質は変わらないよねというのは、正直今でも思う。 最近見た映画で、改めて「変わらないものなんてない」ということを深く考えざるを得なくな

        私にとってのテーマパーク

          喜びと憂いは同じところからやってくる

          布団の中って思考するのにちょうどいい。 なんて思っている私なので、次の日に精神的に負荷がかかることが待っていると途端に眠れなくなる。完全にではなく、波間を漂っている感じ。つまりとっても眠い。 訂正したい。 布団の中が思考するのにちょうどいいのではなく、たんに明日へ繋ぐ場所が布団の中というだけだと思う。 眠る前、心臓をざわつかせるアラームで起きたあと、「嫌だ」「逃げたい」という感情に捕まってしまう。 私の中にある精神的な負荷のほぼ100%を占めるのが“仕事”なので、寝ても

          喜びと憂いは同じところからやってくる

          憂いは燦々と

          GWは何をしようかな? 確かに昨日までの私には、そう考えるだけのわずかな気持ちの余裕があった。 帰省はしない。同居している妹は帰るので、束の間の一人の時間。 おそらく気力を回復させるだけで精一杯だろうなとは思うのだけど、休みにしかできないことをメモ帳に書き出したりしていた。 映画を観に行きたいな。 気になってたパン屋さんにも行きたい。 小説も書きたいし、読みためている本も読みたい。 何より、献立を気にして料理を作らなくていいのはラッキーだな。 でも、仕事や日々ぽっぽっ

          それは単なるお金マジックなのか

          先日、数年ぶりに(とある目的のために知り合った)仲間数人と食事に行ってきた。年齢も経歴もバラバラで、もちろんどれほどの財力があるのかもまちまちな集合体。 とある目的を介して出会わなければ、一生会うことはなかった人たちだ。 noteでも少し触れたことがあるけれど、私はHSPの気質が強いので、基本的に3人以上の人間とあらたまって集合し話や食事をするという行為は、なかなかにハードルが高くて苦手だ。その関係性の中で自分が無理をして振る舞っているときなんかはとくに厳しいものがある。

          それは単なるお金マジックなのか

          雨あがりの朝におもう

          まだ薄暗さの残る朝に起きると、一日の流れの中で焦ることが格段に減る。 これはここ数年、たまたま朝早く起きることができたときにだけ思うことだ。 今日も早く起きた。なんなら日の出前に。4時以前は果たして真夜中なのか、早朝なのか。私はあわいに起きたんだろう。 最近はめっきり減ったけれど、寝ようとしても眠れなくなる日がある。昨日もそう。でも昨日は映画を鑑賞後、クタクタになって帰宅したのち布団で休んでいるうちに寝落ちた。自然とやってくる眠気に抗わずにすとんと寝落ちたはずなので、その

          雨あがりの朝におもう

          文章の“声“を見つける試み

          最近、常々思う。 文章にも「声」がある、ということを。 それに気づいたきっかけは、趣味の読書をしていたとき。 とりわけ実用書やエッセイなどではなく、小説を読んでいたときに。 昔から「合わない文体」というものがあって、けれどそれは私が特殊というわけでもなく、本を読んだことがあれば多かれ少なかれ「読みにくいなぁ」という文章には出合うんじゃないかと思う。 具体的にどういう文章が「合わない」のかは人それぞれで、私個人の「合わない」を挙げるなら、それは「無味無臭の文体」というこ

          文章の“声“を見つける試み

          オートミールよ、友達になろう

          定番の朝食ってなんだろう。 私の実家は朝食が用意されている家ではなかった。 とはいっても、まったく食べ物がないわけではなくて、朝食用のパンやシリアルはちゃんと買ってもらえていた。 母親は朝早くから、家事に父親のお弁当作りに世話、自分の身支度を2時間ほどで終えなくてはならず、「いわゆる朝食のかたち」として何かを用意する余裕はなかったに違いない。 だから、「いわゆる朝食のかたち」として用意されていなくても、不満を抱いたりしたことはなかった。 昔から、自分の食べたいものは自分

          オートミールよ、友達になろう

          今日も元気にホルモンに翻弄される

          女性機能を有する者として避けては通れない……と個人的に思っている、無邪気な(全然かわいくはないけれど)ホルモンバランスの揺らぎ。 何十年と付き合ってきても、全く同じ心身の揺れ動きで翌月を過ごすことができない。 これはかなり個人差があると思うのだけど、私の場合は、日々の気分の乱れ方を書き留め記録し気持ち的に準備をしていても、翌月になるとそれらは軽やかに私を裏切ってくる。ちょっとしたストレスや睡眠の質が変わっただけでも簡単に影響が出るのだ。 なんとも難儀なものである。 昔

          今日も元気にホルモンに翻弄される

          ひもりは静かな時間を欲している

          突然だが、私はストレスに弱い。 どれだけ、と語るのも躊躇うくらいにストレス耐性がない。 あれこれ、こうでああで……と、説明しているうちにストレスを感じてしまう。 結果的にここ数年は、何がどうでストレスだ、という会話をほぼしなくなってしまった。 けれどそれって、自分の気持ちだったり言葉だったりを、ひたすら飲み込んで腹の底にいつまでも石を積み上げる作業だ。 いつもしんどくて、ああ自由になりたい、どうしたらこのストレスから解放されるんだ、と答えがあるようでない問いを365日自分

          ひもりは静かな時間を欲している

          ひもりの自己紹介

          はじめまして、ひもりです。 黙々と現場仕事をこなし、日々疲弊し、「自由になりたい」と「疲れた」が口癖のアラサー女性です。 好きな食べ物は、徹頭徹尾「寿司」です。 でも最近はよく甘いものを食べます。韓国チキンも好きです。口内を攻撃しまくる衣のかたさと、日本の唐揚げにはないような甘さが気に入っています。 趣味はおそらく(極めてたぶん)、読書とアニメ鑑賞です。 そんな私がnoteを始めようと思ったきっかけは、「本当の自分探し」がしたいと思ったから。 日々切羽詰まって苦しくて

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