最近みた映画 「アイ・フィールプリティ!」

この映画のおすすめなところは、よくある女の子のサクセスストーリーとはちょっと違うところ。

見た目がちょっとダサい女の子が、ファッションやメイクできれいに変身したり、勉強して資格をとってフラれた相手を見返したり、努力して変化してほしいものを手に入れるといった話とは少し違います。


私も思春期のころは劣等感のかたまりで、学校では地味でさえないポジションをキープしていたけれど、大人になったらファッションやメイクにお金をかけて、痩せてきれいになってやるぞといつも思っていました。

だからこういう、地味な女の子の人生逆転サクセスストーリーみたいなものが大好きで、いつか私も!と夢見ていました。

でも、実際に社会に出て素敵な大人たちにたくさん会っていると、美しい人の定義が変わってきました。

そんなことを改めて感じる映画です。


主人公は、容姿にコンプレックスがある女の子。ある朝突然鏡を見たら美人に生まれ変わっている!と思ったら実は全て勘違い。実際は何も変わっていません。

コンプレックスから何事にも消極的だった彼女が、自分は美人だという自信だけで行動が変わり、仕事も恋愛もうまくいく。。。ざっくりこんな感じのストーリーです。

大事なのは、容姿は一切変わっていないということ。美人に生まれ変わって周りの見る目が変わるのではなく、自信満々の彼女の姿に、いつの間にか周りの人が心ひかれていきます。

もちろん、気持ちが変わることで、表情や身にまとうオーラも変わってきて、結果的に相手に与える印象という意味で見た目も変わっているのだと思います。


私自身、自分に自信がなくて、とにかく変わろうと努力してきました。もともとの自分を消し去って、別の誰かに生まれ変わりたいと思っていました。

人は見た目じゃないと言われても、どこかきれいごとに聞こえてしまって、すんなり受け止められませんでした。

でも、この映画を見て、見た目は変わらなくても気持ち次第で世界の見え方が変わるんだということを改めて感じました。


自分のことを誰がどう見ているか、誰がどう感じるかなんて本当はわからないし、他人の気持ちは操作できません。

世界を変えることはできないけれど、見方や受け止め方は自分の力で変えることができる。

自分が幸せか不幸かを決めるのは、自分の気持ち次第。

勘違いでも、根拠のない自信を持ち続けることが大切なのではと思います。

イタイと思われるかもしれないけど、これからも勘違いハッピー野郎でいたいです。

そもそもみんな、それぞれに素敵なところがあるから、当たり前に自信を持っていいはず。


おわり

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