孤独、あるいは自由
前回『背景十句 母』を書いて、
自由とは、孤独の裏返しだと思った。
孤独を抱えてどのように生きていくか、あるいは、他者と協働して生きていく。
自由俳句は、自由から得た俳句だ。
先人や時間の試練を受けない文章は、歯止めがなく誰かを傷つけてしまうかもしれない。
芭蕉のような先人は、こころの字を「心」と「情」で使い分けていたらしい。前者は、ひとりのこころ、後者は、ふたりのこころである。
流れゆくものたちにとって、
孤独と自由は、表裏一体である。
とりとめのない話して夜更けゆく
ぎんが
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