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【住宅ローン】返済開始10年で〇〇%の利息を払うのか?当初の10年間で払う利息額が驚愕過ぎた!住宅ローンの仕組みを徹底解説!

今回は
最初10年の利息額は?
というテーマで、
最初の10年間で払う利息額が、総利息額のうちの何割ぐらいなのか
について徹底解説していきます。
 
この記事は、次の3つのどれかに当てはまる方には、ぜひチェックしてほしいです。
・はじめて住宅ローンを借りる人
・住宅ローンの借り換えを考えている人
・変動金利or固定金利で悩んでいる人
 
この記事を読むことで、次の3つをしっかり理解することができます。
住宅ローンを借りるときのキモがわかる
・住宅ローンの元金利息仕組みがわかる
変動金利・固定金利を選択するとき悩まなくなる
 
ぜひ最後までご覧ください。
 

1. 問題


これから3つ問題を出します。

1問目


1問目は、住宅ローン3,000万を金利0.5%、借入期間35年で借りた場合です。
下の軸は返済期間、縦の軸は毎月の支払額を表しています。
住宅ローンはこのように元金と利息を毎月払い、
この総利息額は270万となります。
 
では問題です。
「最初の10年間で総利息額270万のうち、一体いくら払うことになるか。」
そして「最初の10年間で支払う利息額は全体の何%か」
考えてみましょう。

2問目


借入金額が4,000万になった場合、
最初の10年間で払う利息額が全体の何%になるのか。
4,000万借りた場合の総利息額は361万です。
 
さあ、問題は
「最初の10年間で総利息額の内、いくら利息を払うのか。」です。

3問目


例えば、こちらは変動金利0.5%、固定金利1.3%の図です。
変動金利が完済までずっと0.5%で推移したとします。
 
この場合の総利息額を考えてみましょう。

固定金利の総利息額は980万、変動金利の総利息額は361万、
その差額は619万です。
これが35年間での変動金利と固定金利の総利息額の差額です。
 
35年間で
約619万も利息額に差が生じる
ことになります。
 
ここからが3問目の問題です。
「では最初の10年間での利息の差額は、いくらになるか。」
 

2.元金と金利の関係


回答に行くまでに、2つだけおさらいをしましょう。

元金と利息の関係

住宅ローンの元金と利息について、ちゃんと理解をしているでしょうか。
こちらをご覧ください。

4,000万借りた場合の0.5%と1.3%の金利を比べています。
金利が違うものの、元金の4,000万は変わりません。
金利の高低にかかわらず、元金の返済額は一切変更がありません。
 
元金は借りたら返します。
そこに金利は関係ありません
金利が関係してくるのは利息です。
 
4,000万借りた場合
金利が0.5%→361万、
金利が1.3%→980万と
元金が同じでも金利が違うと利息額が違う
ここを押さえておきましょう。
 

変動金利と固定金利


続いて、変動金利と固定金利の違いについても、軽くおさらいをしておきましょう。

変動金利は、市場の金利の変化に応じて返済金利が変わります。
固定金利は、借りてから完済するまで適用金利がずっと同じです。
 

4.回答


おさらいをしたところで回答です。

1問目の回答


「3,000万借りた場合、総利息額270万のうち、最初の10年間で支払う利息額はいくらか。」
答えは130万です。
 
そして「この130万が総利息額の何%になるのか」というと、
総利息額の48%です。
ほぼ半分ですね。
 
35年間借りて35年間で270万の利息を支払いますが、
そのうちの約半分の利息を最初の10年で払う必要があるということです。
 

2問目の回答


4,000万借りた場合、35年間で支払う総利息額は361万です。
では10年間で支払う利息額は
・・・173万円です。
361万のうちの約半分、48%の173万円を最初の10年に払わなければいけません。
 
1問目と2問目の回答を見て、ご理解いただけたでしょうか。
 
住宅ローンという制度では
最初の10年利息額の半分を支払います
したがって、
最初10年できるだけ低い金利で借りることをおすすめします。
 
もし10年後金利が上昇してしまったら・・・
そんな時は
繰り上げ返済で対応しましょう。
 

3問目の回答


変動金利が完済までずっと同じ金利だった場合の総利息額の差、それが619万でした。
 
では10年間での総利息額の差はどうなるでしょう。

最初の10年間で支払う利息額は
固定金利1.3%⇒459万
変動金利0.5%⇒173万
その差額は286万となりました。
 
最初10年286万も差があるということです。
 
35年間の総利息額の差619万に対して
10年間での差額は286万です。
 
わかりやすく円グラフにしてみました。

変動金利と固定金利で35年間比較すると約619万の差があります。
この差額のうち、なんと46%最初の10年間で払う286万が占めています。
 
約半分の差額が最初の10年で発生しているということです。
 
この円グラフをみていかがでしょうか。
何か感じたこと、思ったことがあるのではないでしょうか。
 

まとめ


最後に、ぜひ理解しておいてほしいことを、2つお伝えしておきます。
 
1.  住宅ローンは最初の10年で半分の利息を払う
2.  変動金利と固定金利の差額の半分は最初の10年間にある
 
変動金利と固定金利では、当然変動金利の金利が低いので総利息額に差が生まれます。
その生まれる差額のうち、半分は最初の10年に発生するということです。
 
したがって、これだけはお伝えしておきます。
住宅ローンは最初の10年間キモです。
 
大切なことなので、もう一度お伝えしておきます。
 
住宅ローンは
最初の10年間キモ
です!
 
最初の10年間さえ、低い金利
借りることができれば
総利息額は低くなります
 
その後、金利が上昇したとしても、何とでもなります。
 
10年後金利の上昇には
繰り上げ返済で対応しましょう。
 
繰り上げ返済についてはこちらの記事で詳しく説明をしていますので、ぜひご覧ください。

住宅ローンを借りるのであれば
最初の10年間の利息額
しっかり理解したうえで、
 
変動金利か?固定金利か?
しっかり検討して
決断してください。

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不動産業界や不動産取引の有り方を健全な方向に変えるため、日々、不動産の仕事に邁進しております。サポート頂けたお金は全て弊社の不動産事業に使わせて頂きます。