献立に悩んだら使える「旬の野菜表」を作りました



毎日ご飯を作る人にとって献立は悩みの種。
夕ご飯を食べながら明日の食事を考えて途方にくれたり、スーパーに行っても何を作っていいかわからずに店内をうろうろしたりしてしまう。そんな人は少なくないと思います。
どうして私たちは食事のメニューを決めるのに悩んでしまうのか、その原因に選択肢の多さがあるのではないと考えています。
ネットを見ると膨大な数のレシピサイトがあり、スーパーに行けば所せましと食材が並べられています。
私たちは常にたくさんの情報の中から、どんなご飯を作るか決めなくてはいけないのです。
これでは、どんな料理を作ったいいのか解らなくなってしまうのも無理はないですよね。
そこで、献立作りが少しでも楽になるように、テーマを「旬の野菜」にした表を作ってみました。
実際に表を見ながらレシピを考える例として、旬の野菜で作れそうなものを書き出しています。

春の野菜

春野菜のスタメンはたけのこやなばな、アスパラガスや春キャベツです。
たけのこは定番ですがあらめと煮たり、たけのこご飯にしても美味しい。
炊き込みご飯なら具材も入ってボリュームもあるので、副菜も軽くて簡単に作れるものでもよさそうですね。
なばなは相性の良い辛子醤油と和えてもいいし、同じ時期に旬のホタルイカと合わせパスタにする手も。
アスパラガスは焼き漬しや、豚バラを巻き付けて焼くだけで立派なおかずになります。
春野菜の独特な苦みは、クリーム系の料理にマッチするので、リゾットなどもおすすめです。


夏の野菜

夏野菜で代表的なのは、きゅうりやトマト、なす。
ピーマン、ズッキーニやゴーヤも積極的に食べたいものです。
なすやトマトをさっと焼いてマリネにしたり、きゅうりの和え物もありですね。
ズッキーニは天ぷらにすると食感が楽しいし、ゴーヤチャンプルーも美味しそう。
夏の野菜は水分をたくさん含んだものが多く、体を冷やして体内に熱がこもるのを防いでくれる役割もあるのです。
我が家では、なすやピーマンをさっと揚げ焼きにし、麺つゆに漬けたものをそうめんのおかずとして、しばしば作ります。あっさりしたそうめんとこってり野菜がマッチして、それだけで最高のおかずに。料理はこんなに簡単でもよいと思うんです。

秋の野菜

秋はさつまいもや里芋などの美味しい季節。
夏の暑さがひと段落し、朝晩の気温がグッと低くなるこの時期は芋類やきのこが美味しくなります。
さつまいもは焼いもやスイーツだけでなく、炒め物にも使えます。
天ぷらやコロッケ、きんぴらにすれば、ご飯がすすみそうだし、サラダにすれば、デリのようなオシャレな一品に変身します。
里芋はイカと煮ると、イカのうまみが里芋に染みて味わいも豊かに。
きのこ類も旬を迎えるので、きのこご飯やホイル焼き、具材たっぷりのおみそ汁にしてもごちそうになります。

冬の野菜

冬はだいこんやれんこん、ごぼうなどの根菜がおすすめです。
根菜は体を温めて循環をよくしてくれるので、風邪などで体調を崩しがちな冬にたくさん食べたいものです。
春夏には辛い大根の根っこも、秋から冬にかけて甘みが増して食べやすい。
おでんや大根ステーキ、冬に脂がのって美味しくなるぶりと煮込んだぶり大根もいいですね。
ごぼうのきんぴらはおふくろの味、サラダにしても美味しい。
春菊や水菜などの葉野菜もおすすめしたい食材です。
ぐつぐつ煮込んだお鍋や、アツアツのみそ汁などにたっぷりの葉野菜が入れて食べたい。


と、こんな風に表を見ながら思いつくレシピを書き出してみました。

表は下の段にリンクを貼ってあります。
みなさんの献立作りのお役に立てたら幸いです。

参考文献 
・野菜の便利帳  高橋書店
・料理きほんのき 小学館





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